桃チョコ

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★明☆

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2007.03.09
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「ギッ。」
   ィーィ。

扉を開けるとそこにいたのは人間ではなく虫が一匹。

人間がいると期待した実夢子の考えはこうして外れた。

しかも草花と同様 これ も巨大化した生き物だ。

実夢子とそんなに変わらぬ大きさ、むしろ少々大きいほどである。


「いらっしゃいませ。」

虫が・・



思わず実夢子が言うと相手は一瞬ボヘッとするといきなりハッハッと笑い出した。

「その様子では喋る虫に会うのは初めてのようですな。」

「もちろんです。虫が喋るなんて聞いたことがありませんわ!」

「そちら、もとは人間のようですな。」

「もとはではなく今も人間をやってます。」

「ホッホッ。まぁ もと が人間ではしょうがないですな。」

「だから今も人間なんです。」

まるで虫と同じ部類に分けられたようで少々実夢子はムカッとした。

「ご存知ではありませんか?最近の人間は背筋がピーンと伸びているんですよ。」

すると虫はまたフォッフォッと笑い出す。



「知ってますとも。ここ数千年人間は無駄に利口です。」

ファッファッ、また笑い出した。

今度はお腹まで軽く押さえだした。

「虫さん、そんなに人間は変な見た目してます?」

実夢子がそう質問すると虫は左手で全身が映るほどの鏡を指差した。



「鏡?あれがどうかしたんですか?」

「・・・・フォッフォッ。。」

大体なんで不動産屋にあんな鏡が?

そう思いながらも実夢子は数歩あるいて鏡を見てみた。

普通の鏡だ。

が。


ー私・・・

「虫・・・?」

「クヮー!」


フォッフォッフォ。

実夢子はお店の従業員と同じような黒っぽい虫になっていた。





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最終更新日  2007.03.09 11:00:48
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