音楽三昧+α

音楽三昧+α

2016.02.28
XML
カテゴリ: J-ポップ
IMG_20160227_0001.jpg
2月28日は村下孝蔵(シンガーソングライター)の誕生日(1953年)
 村下 孝蔵(むらした こうぞう、1953年2月28日 - 1999年6月24日)は、日本のシンガーソングライター。「初恋」「踊り子」「ゆうこ」「陽だまり」などのヒット曲がある。熊本県水俣市出身。水俣市立水俣第一小学校、水俣市立水俣第一中学校、鎮西高等学校、日本デザイナー学院広島校インテリアデザイン科卒業。

初恋~村下孝蔵ベスト・コレクション
 私と同じ世代。私は高校を卒業後、広島を離れましたが、彼は、高校を卒業後、私と入れ替わりで広島に引越し、広島で音楽活動を行いました。毎年やっていたRCC広島のラジオ追悼番組は、2012年が最後となっているようです。
 なつかしさを感じさせる叙情の世界時代を超えた純粋さが魅力の音楽
 70年代の終わりから80年代前半にかけて、”叙情派”と呼ばれる音楽がありました。これはフォークとかロックという音楽のスタイルによるジャンルのくくり方とは違って、日本人的な感性のあるツボにフィットする音楽の呼び名のことで現かつて、こうした”叙情派”的効果は歌謡曲の専売特許とされていました。アメリカのフォーク・ソングやロックの影響を受けて生まれていった新しい若者の音楽には、そんな古い”叙情”の入る余地はないと考えられたのです。しかし、やがてニューミュージックと呼ばれる新しい音楽のなかにも、この”叙情”を感じさせる作品が生まれていきました。それは洋楽をお手本に生まれた新しい世代の音楽が、日本の音楽として定着していった現れでもありました。かつて、歌謡曲が果していた日本的”叙情”のツボを刺激しで快感を与える役割を、新しい”叙情派”の音楽が新しい時代に受け継いでいったのです。村下孝蔵も、そんな新しい”叙情派”を代表するアーティストのひとりです。彼は1953年2月28日に熊本で生まれました。15歳頃から作曲をはじめていましたが、一度音楽を断念し、19歳で就職してサラリーマンになりました。しかし、音楽を捨てきれずに、79年にCBS・ソニーのオーディションに参加。ここで認められて、80年7月にアルバム『汽笛がきこえる街』でデビューしました。「松山行フェリー」「踊り子」などのヒット曲に代表されるように、彼はアコースティック・ギターを弾きながら、どこかなつかしさを感じさせるような”叙情”の世界をしっとりと、しかしなんのてらいもなく描きあげていきます。しかし、村下孝蔵の音楽をかつての歌謡曲の延長だと考えるのは間違いです。それというのも、村下孝蔵はもともとニール・セダカやベンチャーズなどの洋楽で育ったアーティストなのです。彼は、そうしたポップスの感性をベースに、日本的な”叙情”を描いています。実は、そこが彼の音楽のおもしろさなのです。彼は、日本的な感性を描いていますが、そこにドロドロとした情念や過剰な湿度を持ち込んでいません。むしろ、ドライな感性を背景にしながら”叙情”を描いているからこそ、彼の音楽は世代や時代を超えて、純粋な魅力を伝えてくれるのだと思います。このコレクション、そんな村下孝蔵の時代を超えた音楽を改めて味わうには絶好の一枚といえるでしょう。(前田祥丈)
 初恋
 松山行きフェリー
 レンガ通り(広島県呉市に実存するレンガ通りがモデル)
 月あたり
 午前零時
 ゆうこ
 少女
 踊り子
 春雨
 歌人
 ねがい(明星食品「チャルメラ」CMソング)
 かざぐるま
 陽だまり(フジテレビ系アニメ『めぞん一刻』オープニングテーマ)
 風のたより(「'88赤い羽根共同募金」イメージソング)
 一粒の砂(広島アジア競技大会協賛・中国新聞社・中国放送共同企画「アジア・ピースロード」テーマ曲)
 この国に生まれてよかった(ハウス食品「特選生わさび」CMソング)
  村下孝蔵
 CBS SONY(ソニー・ミュージックエンターテインメント) FCCL-30619
 購入年月日:1996年8月8日(CDクラブ)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.02.28 05:37:55 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Freepage List

Favorite Blog

まだ登録されていません

Profile

metyh2008

metyh2008

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: