■■■ | MUの読書カード・10 | ■■■ |
旅行に関する事ばかりと思っていたら、まずは散歩のルールから載ってる。 飼い主のマナーもさる事ながら、犬に対するしつけや褒め方も重要だそう。 便利なグッズ類のカタログ も載ってるが、キャリーやケージ、ハウスベッド、おやつ類、消臭スプレー等。 他にドッグカフェやドッグラン、キャンプ、犬と泊まれるお勧め宿の情報も盛りだくさん。 内容の詳細や購入は下記にクリック! 購入先 社会福祉法人日本聴導犬協会「クロちゃんの資料リスト」 でも買える。 |
視覚障害者であるゆうこさん
と、 聴覚障害者であるカリンさん
の共同著書。
なんでも、3年がかりで作った本だそうで。 正反対な障害を持つ二人が、いったいどのような コミュニケーション を?? と思ったら、ちょっと違っていた。 普段障害者と接する機会を持てず、その為に誤解をされたり不愉快な思いをされたりした事も少なくなく、その障害とは何か?何が不便なのか、理解を求める為の内容となっている。 障害者のクラスメートがいる方、ろう学校や盲学校や養護学校の教師の方、介護や医療関係の方、サービス業で障害者に戸惑ったり怒らせてしまった事がある方、バリアフリー社会を推進する方、デパートやホテルやお店でユニバーサルサービスに取り組みたい方などに読んで欲しい本である。 |
児童書であるが、サブタイトルの「 赤ちゃんを育てた柴犬のおねえさん
」とあるように、聴導犬の仕事の一つとしてベイビーの泣き声を知らせる事にある。 が、経験者なら分かるだろうが、ベイビーというのは昼夜問わず、たいてい3時間置きに空腹で起きて泣く。 犬だって、寝不足にもなるそうで。(そら、トーゼンだわな) しかし、手を抜こうとせず、ひたすらにその務めを果たそうとする。 ベイビーが大きくなったらなったで、今度は子守りをしてしまう。 性格上かもしれないけど、ユーザーである著者には、心強い存在であった事だろう。 その美音も年を10才を越え、人でいえば65歳過ぎ。著者は引退後も一緒に暮らすという。 それを聞いた美音がホッとしたというくだり、何となくホッとさせる。 |
入院中に読んだ本。退屈しのぎのつもりだったが、さすがに長い歴史を持つ盲導犬だけに、考えさせるモノがある。
「吾輩は猫である」ならぬ、「わたしは盲導犬である」犬が語りかけてるような文体で綴ってる。(実際はユーザーが書いてるけどね) まだ「身体障害者補助犬法」が成立してない以前の事なので、イエラもユーザーも入店拒否や電車に乗り込もうとする際、駅員に呼び止められたり・・・キリがないくらい、遭遇されてる事だろう。 そんな先人達の並々ならぬ苦労を重ねて、やっと「補助犬法」を成立できたのだ。 ちなみに、この本の後半にはアメリカの盲導犬事情が書かれており、スーパーに入った時、そこのオーナーが 「ホントは犬なんか入れたくないんだ。それが盲導犬でもね」 著者はその本音を思い掛けなく聞いてしまい、動揺するシーンがあった。 「補助犬」成立から3年後の現在、ちょうど見直しが始まる。やっぱり、罰則付が必要なんだなと意を強くした。 何しろ、補助犬のユーザーの60%が入店拒否を経験しているのだ。 |