♪真里亞の癒しの楽苑♪

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下旬篇

21日 やまゆり

  朝まだき 霧踏み分け乍ら ゆく庭辺 目に鮮やかな 山百合の花


22日 ダリヤ

  ダーリヤの 花のいろいろ 秋の陽(ひ)に もえたつを見ぬ わが暇ひまを


23日 ききょう

  桔梗の花 いとつつましく 半床(はんどこ)に 匂ひてよきも わが小(ち)さき部屋


24日 かわらなでしこ

  枯れもせで ひとり河原に 咲きつげる 撫子の花の 小さきいのち


25日 みやぎのはぎ

  こぼれ咲く 萩の小花の 愛(め)ぐしさよ 心して吹け 庭の朝風


26日 コスモス

  咲きみつる コスモスの花 窓にすけ いく度(たび)となく わが眼(め)誘(いざな)ふ


27日 りゅうのうぎく

  生い茂る 野辺の千草に まじこりて みる目(め)清(すが)しき 白菊の花


28日 つばき

  血に燃ゆる 乙女の恋の 色うつし 咲きも出でしか 紅椿花


29日 すいせん

  盛花の 捨つるが中より 一茎を 妻がさせしや 瓶の水仙


30日 うめ(思いのまま)

  花満つる 白梅(しらうめ)の枝(え)に すぎし日の 雪の朝(あした)の 似(に)をやうかべぬ


31日 じんちょうげ

  しとしとと 雨ふる日なり 窓くれば 沈丁(ちんちょう)の香(か)の ほのにほひ(におい)くも


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