バンドの名前は聞いたことがあるが、妖しげで聴いたことはない、ポップ系のロックには疲れた、うんざりだという時、そして、泣きのギター、短調(マイナー)でどこか哀愁のあるメロディーのロックを求めるのなら、このアルバムをお奨めします。 あえてお奨めの曲といえば、全米全米No.1ヒット曲DISK1#5.Another Brick in the Wall, Pt. 2 、#7. Goodbye Blue Sky ,DISK2 #1. Hey You ,#6. Comfortably Numb
DISK1 1. In the Flesh? 2. Thin Ice 3. Another Brick in the Wall, Pt. 1 4. Happiest Days of Our Lives 5. Another Brick in the Wall, Pt. 2 6. Mother 7. Goodbye Blue Sky 8. Empty Spaces 9. Young Lust 10. One of My Turns 11. Don't Leave Me Now 12. Another Brick in the Wall, Pt. 3 13. Goodbye Cruel World DISK2 1. Hey You 2. Is There Anybody Out There? 3. Nobody Home 4. Vera 5. Bring the Boys Back Home 6. Comfortably Numb 7. Show Must Go On 8. In the Flesh 9. Run Like Hell 10. Waiting for the Worms 11. Stop 12. Trial 13. Outside the Wall
ライナーノーツ ■42.Ballads & Blues 1982-1994 /GARY MOORE ハードロックの分野でも輝かしい実績のある彼だが、「泣きのギター」この言葉はこの人のためにあるといっても過言ではない。このギタリストゲイリームーアが15年間に作り出したブルース、バラードばかりを集めたアルバム。15年という長い歳月を通しても一貫性があり完成されたその泣きのギターは、聴くものを一種特殊な感覚へと導く。 東京の雑踏の中でミュージックプレイヤーという非アナログな機械を通して聞いてもその泣きのブルースは深く心に染み込み、その無機質さを寄せ付けない。 「荒涼とした風景の中に熱く燃えるブルースが心のひだを優しく擽る。」そんな1枚。但し、まれにこれを聴くてハマり病みつきになることがあるので危険。 ※東京の雑踏での体験は先日のdrの事。
お奨めは#4Parisienne Walkways ここまで泣くかといわんばかりのディレイーの利いたロングトーンで「泣き」が聞けます。邦題は(パリの散歩道)。まさに泣きのギターの入門曲。#7Story of the Blues ブルースのマイナーコード進行でベースがクロマティッククリシェで降りていく・・・聴いていると解けそうになります( ^ ^ ;。 その他にも、#2Still Got the Blues ,#5One Day など沢山。
1. Always Gonna Love You 2. Still Got the Blues 3. Empty Rooms 4. Parisienne Walkways 5. One Day 6. Separate Ways 7. Story of the Blues 8. Crying in the Shadows 9. With Love (Remember) 10. Midnight Blues 11. Falling in Love With You 12. Jumpin' at Shadows 13. Blues for Narada 14. Johnny Boy
1. Golden Earrings 2. Angel Eyes 3. Blues Changes 4. Splittin' 5. Django 6. Thrill Is Gone 7. Daahoud 8. Sonar
■45.Essence of life /sotte bosse ライナーノーツ 何ヶ月ぶり?ってくらい、drライナーノーツ書いていなかったけど、ここ最近よく聴いてるのはこれ。乾いた昼下がりに聞くとホント潤う。 J-POPのスタンダードと言える楽曲を、人間の音が感じられるアコースティックなボサノバに乗せて、浮遊感のあるcanaのボーカルが奏でます。高域がとっても澄んでいる細めの声。完璧じゃない滑舌。ロングトーンの心地よく力の抜けた感じ。 もちろん、それぞれの原曲の良さはあるけど、アルバムの片隅にある商用的ボーナス曲的なカバーじゃなく、ちゃんと、アルバムのトータル感が出ていています。sotte bosseの曲だ!フルアルバムだ!って感じに仕上がっています。 聴き入る必要もなし、大きな音で聴いてもうるさくない。BGMで流れても何も邪魔をしない・・・・ でも、でも、もっともっと聴きたくなる。何度もsotte bosseを聴きたくなる。
どれもよいけど、お奨めは #2. 接吻 KISS ,#3. EVERYTHING ,#5. 春の歌 ,#8. 世界に一つだけの花
1. 島唄 2. 接吻 KISS 3. EVERYTHING 4. 真実の果実 5. 春の歌 6. 未来予想図II 7. one more time,one more chance 8. 世界に一つだけの花 9. ガラス越しに消えた夏
■46.1984 / Van Halen ライナーノーツ 80年代のハードロックに重要なこのアルバム忘れてました。最近、某携帯電話のTVCMで「#2JUMP」が掛かっていますね。夏だけにナツかシィ~(爆)というわけではありませんが、まさに夏にぴったりの爽やかなチューンです。あの有名なシンコペーのシンセブラスの音から始まるこのチューンは23年も前の曲?という古さは感じません。このアルバムが世にでた時、そのコラボの良さというか、エディが開発したギター奏法(ライトハンド)とデイブリーロスのエロティックなヴォーカルに多数が翻弄されたはずです。発売当時のアメリカロックシーンで、重たくないハードロックの道筋を付けた作品だし、同時期のボンジョビ、ナイトレンジャー、デフレパード等・・といった偉大なバンドにも多大な影響を与えているともいえます。実は、drもこのJUMPという曲はバンドでやっていたことあります(*⌒∇⌒*)ヨ。ドラムパートは幾何学的なリズム、4/4なんだけど拍がわざと裏返っていたり、パンパンいってる乾いたスネアと高めにチューニングされた沢山のロートタム・・・叩いて楽しい曲でした。全体のアレンジも、ライトハンドのギターソロの後にシンセのソロが入っていたり、当時のハードロックの曲ではめずらしいアレンジになっています。技巧は優れているのにプログレのようにドロドロしてない。
わくわくするようなシンセのSEで始まる#1.1984・・・通して全部いいんだけど、 お奨めは #2. Jump ,#3. Panama #6. Hot For Teacher
この夏に是非、通して聴きたい1枚(*⌒∇⌒*)
1. 1984 2. Jump 3. Panama 4. Top Jimmy 5. Drop Dead Legs 6. Hot For Teacher 7. I'll Wait 8. Girl Gone Bad 9. House
■47.THE TATUM GROUP MASTERPIECES / ART TATUM-RED CALLENDER-JP JPNES ライナーノーツ ピアノの上を指で撫でるように右から左へ、あるいは左から右へ音を鳴らしたことがあるだろうか・・。鍵盤の坂をまるで指が転がるような滑らかなフレーズ、グラスの氷が溶けて崩れる時の音のようなコロコロした粒。アートテイタムのピアノの弾き方と音色にはそんな特徴があります。技巧として当然ながらすばらしいのですが、その特徴となっている装飾音符の連符が全くうるさくなくメロディーを引き立てています。スピーディーな曲の時はスリリング、スローな曲では甘いリラクゼーションこれからの秋に淋しさを感じたときは、心の癒しとなるでしょう。 お勧めの曲は #5. ブルー・ルー 、#10. トリオ・ブルース ビルエヴァンスとは別世界のピアノトリオが楽しめます。
■48 Parole from Rock'n'roll/ALCATRAZZ ライナーノーツ 「アルカトラス」と聞いて、普通何を思い浮かべるであろうか?アメリカにある脱出不可能と言われた刑務所の島?そのイメージを増幅させたクリントイーストウッドの映画「アルカトラスからの脱出」か?ロック少年だったdrは迷うことなくハードロックバンドの「アルカトラス」を思い出す。つまりは、「アルカトラス」が恐ろしい島の名前であることを知ったのはかなり後。マイケルシェンカーグループ、レインボーと輝かしい経歴、惜しまれるも脱退後のグラハム・ボネットが1983年に作ったバンドで、当時台頭していアメリカンロックでもなく、古くからの技巧的なプログレッシブロックでもない、もちろんポップな商用ロックでもない、デビューアルバムにして、深~い響きとにはない真っ直ぐな泥臭さを併せ持つ。 リーダーのグラハム・ボネットの高音圧の歌唱力がリードしているのは、オーディエンスが予想の範疇なるも、このアルバムでその才能を開花させたのは、天才ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーン。彼の奏でるメロディーを形容するなら、クラシカルマイナーブルーススケール。32~64分音符でインプロビゼーション的に現れる超絶早弾き連符が、滑らかに繋がって聞こえる。ハンマリングやプリングやライトハンドではないのに全部スラーみたいな滑らかさ、明らかに他のギタリストとは違う個性的なサウンドという印象。彼のソロのメロディーとその旋律を構成する音階が彼自身から表われていることは、次に発売されたライヴセンテンスというアルバムでも証明されることになる。まさに、グラハムとイングヴェイ二人のパワーが昇華した形が見て取れる。 録音だが、当時のミキサーの趣味なのか、サウンドはミッド~ハイレンジにタイトにイコライジングされていて、特にドラムは、ペチペチパチパチとかなり機械的に聞こえるのが残念。現在、このアルバムはCDが手に入らず、どうやら廃盤らしいが、重厚且つ余計な後付けリミックスなしのリマスタリングでの発売を望むところ。 アルバムの楽曲は泣いてくださいと言わんばかりの短調ラインナップ。 トータルとして全部いいのだけど、とりあえず、#3.Jet to Jet ,#4.Hiroshima Mon Amour #7.Too Young to Die, Too Drunk to Live #10.Suffer Me てところでしょうか。 いやぁ未だに、何度聴いてもいい。 いいヨ。ほんと。
でわ、お進め曲です。全部いいんだけど(-_-)あえて・・・ #1. Don't Stop Believin'いやぁ爽やかに一言!ジャーニーらしいって感じかな。一曲目からこれだからナ~。そして、ミディアムバラード#3. Who's Crying Now、それから、極めつけはこれ、複数のアーティストがカバーしたり、邦画の挿入歌になったりしているから聞いたことがある人が多いと思います。でも、オリジナルを聞くべし!!#10. Open Arms。6/8拍子はロックによくあるリズムだけど、これは超スロー6/8、ドラムが入らない1コーラスは3/4拍子と考えていい。スコアはどっちで書かれているのか気になるところ。リズムが4/4でないバラード曲がロックアルバムのラストに配置されているのも風変わりだけど、この曲、何といってもメロディーがいい。drの好きな曲のbest10に入ります。口ずさみながらいつも鳥肌、なんだか分からないけど泣きそうになります(:_;)
1. Don't Stop Believin' 2. Stone in Love 3. Who's Crying Now 4. Keep on Runnin' 5. Still They Ride 6. Escape 7. Lay It Down 8. Dead or Alive 9. Mother, Father 10. Open Arms