MAD GIRL

MAD GIRL

ウルトラマリン

キミの残り香を辿って・・・・。

願うはまた逢いたい・・・。ただそれだけ・・・。


―― キャスト ――

遠山 良知

栢山 みなと

その他。

―――深夜12時。

俺の時間が始まろうとしていた。

ん?何がって?

俺の職業、それはホスト。

「ねぇ、良知くんっvv今日時計を持ってきたんだぁvv」
「へぇ~?アリガトウ^^」

高3。

その若さでホストをやる自分。

そんなんよく理解出来ないけどね、自分でも分かってないし。

ただ働いて分かった。

お金がたくさん手に入ること。

毎日毎日・・・。
キャバクラで働いてる女の子や、金持ちのオバサン。
夫の愛を貰ってない人。
そんな人たちがココに集まる。

こんな場所に来て何が癒されるのだろうか・・・?
少なくとも俺は癒されない。
つーか満たされない。

「ねぇ良知クン??彼女居るのぉ??」
「さぁ・・・?どうだろうね^^」
「良知くんはカッコイイから絶対居るよぉvv」
「・・・・・・・・・」

彼女・・・かぁ・・・。
当分居ないよ。
あの人の香水の匂い・・・。
もうどんな匂いだったかな?
忘れちゃったし・・・。

自分が悪いのに・・・。
なんだか忘れられない。
それはまだ俺が好きだからか・・・?

「ドンペリあけてもらえないかな?」
「あぁ・・・うん・・・」

忘れられない―――・・・・・・・・。

去年のことだ。
俺が高2の頃。
すっげー仲のいい女が居てさ。
彼女の名前は「栢山 みなと」
顔は可愛いんだけど、性格がすっげーサバサバして男みたいなヤツだった。

絶対気が合わない、そんな女。
そう思ってたんだけど・・・。
なんだか気がつけば好きになってた。
だから俺から告ったんだ。
そしたら返事はOKだったって訳。

付き合って3ヶ月ぐらいかな?
俺は彼女を騙してよく女の子と遊びに行った。
それも当然、彼女にバレた。
自分が悪い、分かってたけど、彼女に言われた。
「もうアンタなんか要らない」・・・ってさ。
その後に分かったよ、自分の犯した罪ってヤツを。

彼女は俺と口きかなくなってさ、もう目も合わせない状態で・・・。
切なくなった。
彼女の愛用の香水。
ウルトラマリン・・・その香りが漂うことも、もうなかった・・・。

「良知くん??どぉしたの??」
「ぁ・・・?いや・・・」
「ぼーっとしてぇー!!」
「ごめんごめん・・・」

また会いたい・・・。
そう勝手なこと願ってるのが俺。
全くどーしようもない人間だ。

「ねぇーぇ?今夜あいてるぅ?」
「あー・・・ゴメン、ムリ・・・」

もう女を抱く気でさえない・・・。

―――――・・・・・・・・・・・・・。
ホストをしてる自分、正直イヤダ・・・。
だけどやめることが出来ない・・・。
弱い自分が情けなく思えて仕方がない。

「遠山、あがっていいぞ」
「ぁ・・・はい・・・」

忘れられない女引いて、俺は何考えてんだ?
意味・・・わかんねぇ・・・。
自分のことや、人のこと・・・。

ガチャ。
俺は裏口から出た。
正面から出たら客がたまるからね^^;

「!?」

フワ・・・っ・・・。
微かに香る、懐かしいあの香り・・・。
まさか・・・ね。

――――・・・・・・・・・・・。
みなとだ。

「・・・あいつ・・・」

もう何ヶ月も会ってない女。
もう何ヶ月も口をきいてない女。

楽しそうに友達と歩いてる。
まだ、
まだあの香水を使っているんだ・・・。

眠れなくなりそうな夜・・・・。

翌日。
ダルイ体を起こして、俺は眠気と戦う。

「学校・・・」

そう、学校に行かなきゃいけない。
俺は出席日数とやらが危ないらしく、欠席をしたら卒業出来ないらしい。
それはそれでちょっと困るだろう・・・?

「・・・・・・・・」

ピルルルルルルッ♪

携帯が鳴る。
朝から誰ダヨ・・・。

ピ。

「はい・・・」

―――・・・・・・・・貧血になりそうだ。

「良知くん??あたしvv美智子っvvv」
「あぁ、美智子さん・・・」

美智子ってのは、客だよ、客。

「今日。。。学校まで行っていいかな?」

――――・・・・・・・・・・・・・・は?

「いや、それは。。。困ります」
「えぇ~?顔出すだけぇ」

学校のヤツにバレたらどーすんだよ。

「いや、ムリっすね、すんません」
「彼女がいるから?」
「いや。。。そーゆう。。。」
「ならいいじゃない?」

コイツ。。。わかってねぇなぁ。

「今日、俺店に居るんで、そっちで会いましょうよ」
「。。。。。。。。。分かったわ」

ピ。

「。。。。。。。。。。。。。ふぅ」

電話だけでつかれたよw

キーンコーンカーンコーン。。

「。。。。。。。。。。。。。」

タルイ。
マジたるい。
学校なんて行く意味あるのか?

「ちょっとアンタ。。。」

誰。。。?ウザイ。。。

「栢山。。。?」
「何よ、驚いて」
「。。。。。。。なに?」
「ちょっと来て」
「オイ・・・?!」

俺は彼女に手を引かれ、ある場所へと向かった。

グイグイ手を引かれた。

「おい!栢山!!」
「ウルサイ、黙ってついてきなさいよ!」

ナンナンダヨ。

バタンッ!!

―屋上―

「・・・・・・・なんだよ、こんなトコで」
「あんた、昨日の深夜・・・ドコに居た?」

は?

「なんで?」
「どこ居たって聞いてるの」

――関係ねーじゃんか・・・。

「なんで?」
「・・・・・・・見たからよ」
「・・・・・・・は?」

見たって・・・?
何を・・・?

こいつの言ってる意味がわかんねー・・・。

「ホストクラブに居たでしょ?」
「あー・・・・・・・」

だから何?
もう別れたから関係ないじゃん。

「ねぇ・・・やめなよ、そんなトコで働くの・・・」

マジうるせぇ・・・。
そりゃぁ俺はみなとがまだ好きだけど・・・。
何なの?

「あー・・・ね」

もう・・・わっかんねぇって・・・。

「何でホストなんか?私と付き合ってた時はやってなかったじゃん」
「色々あんだよ」

みなとは、ふぅんと鼻で返事をしてた。
なんだってんだよw

「給料いいの?」
「まーね」

みなと。
何だか興味あんのか知らないけど、俺に色々聞いてくる。

「今度行っていい?」
「高いよw」
「平気」

愛想のない答え。
昔はもっと愛想良かったジャン?
って・・・。
今更そんなこと気にしても仕方がないか・・・。

「んで?話ってこのコト?」
「そんな感じ」

はー・・・。
くだらねぇ・・・。
めんどくせぇ・・・。

「じゃー・・・俺行くから」
「・・・・待って」

ナンダヨ。
まだ用があるわけ?

「あたし達・・・やり直さない?」
「は?」

今・・・。
なんつった?

「だから、やり直さないかって」
「・・・」

願ってた。
こーゆう結末。
だけど・・・。

「何でまた・・・?」
「良知を忘れられないから」
「・・・・・」

何か裏がありそうで・・・。

「ホスト続けていいの?」
「やめて欲しい」
「どうして?」
「ムカツクから」

それはヤキモチととっていいのでしょうか?

「・・・・・・・・分かった」

こうして、俺らはヨリを戻した。

「・・・・・・・・・・」

ホスト、辞めるって言っちゃったケド。。。
実際辞める覚悟ないんだよねぇ。
生活かかってるし・・・。

どーしよ・・・。

どーしよーっつったって、約束破るワケには行かないし。
もーどーにもなんねーっつの。

だけど、俺はホスト以外の仕事勤まるわけないし。
やっぱり・・・。
みなとには悪いけど、辞める訳には行かない。

「・・・・・。」

俺にとって、ホストは薬と一緒なのかも知れない。
一度やったらヤメラレナイ。
障害。
そんな感じ?

俺はポケットから携帯を取り出して、みなとに電話をした。

プルルル・・・。

プル・・・ッ。

「はい。」
「・・・みなと?」
「何・・・?」

この前とは違う優しい声。
こんな時に言っていいのだろうか・・・。
俺は戸惑った。

だけど、『なんでもない。』なんてみなとに言っても誤魔化せないし。

「あのさ・・・、仕事の事だけど・・・。」
「何よ。」

あ、
冷たい声に戻った(笑)。

「やっぱり・・・。」
「辞められないのネ・・・。」

みなとの声があきれ返った。

「ゴメン・・・。」

何謝ってんだ、俺。

「じゃ、約束して?」
「約束・・・・?」

何だよ、いきなり。

「絶対浮気しないこと。」
「っは?」

みなとらしくない返事を返してきたからか、俺は驚いた。

「だから・・・、浮気しないでね!」
「・・・分かったよ。つーかしないから。」

可愛いことを言うみなと。
やっぱり俺は、今も昔も・・・。
ずっと好きだ。

「絶対よ?」
「あぁ。」
「本当に・・・しないでね?」
「あぁ・・・。」

何度も何度も確認してくるみなとが、可愛くて、愛くるしくて・・・。
もう、マジで、ずっとずっと大好きな人。
そう思ったんだ。


                     おしまい。


―――――――――――――――――

駄作。
駄作すぎ。
前からある作品なのに・・・。
あぁ・・・。
今度は真面目に頑張ります・・・。


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