見栄子日記 from 熊谷

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2006年01月28日
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恵比寿ガーデンシネマ ウディ・アレン 『僕のニューヨークライフ』 を観た。
妻も同行。自分は「全国一斉ロードショー・ハリウッド映画、制作費○億円」といった類の映画は
まず観ない。しらじらしい過剰な演出ばかり目について、内容が希薄に感じる。
アレンの映画は、決して一般大衆向けではない。好みがはっきり分かれるところだ。
知人のT代氏は、「アレンの映画を観ると途中で眠ってしまう」などと、けしからん事を言う。
まあいい。奴とは決定的に好みが違うようなので、二度と映画の話はすまい…


彼はほぼ年1本のペースで映画を撮るが、自分は10年程前の 『ブロードウエイと銃弾』
以来、毎回恵比寿に観に行き、パンフレットも毎回購入している。
『僕のニューヨークライフ』(原題『anything else』) も、いつものパターンで
美女に振り回されセラピストに自分を解説する、うだつの上がらないコメディ作家の主人公。
オロオロする主人公とは不釣り合いに見える、突飛な行動をとる美人ヒロイン。
今回はアレン自身は主役ではなく、主人公の脇でアドバイスを与える役回り。
脇へ回っても、いつものアレン節。相変わらずのキャラクター。しかし、いきなりキレて
自動車のガラスをガシャンガシャンとやった時は驚いた…あんな演技は初めて見た。

ヒロイン役には クリスティーナ・リッチ 。あの童顔に、あっけらかんとした小悪魔的役回りが
ハマる。妻も、「TVドラマ『アリーmyラブ』に出た時みたいなブッ飛んだ役で最高!」と言う。
『アニー・ホール』 の現代版などと言われているが、
なるほどその通り。楽しませてもらった。今回は本国でも好評だったようだ。
以前、ドキュメンタリー映画 『ワイルドマン・ブルース』 の中で、自分の映画が本国よりも
外国でウケる事に対して「翻訳されると何かが加わるんだ」などど、困ったようなとぼけたような

文学的情緒のようなものを醸し出している。自分もその雰囲気を味わいたくて足を運ぶ。

アレンは今年ちょうど70歳だったか…この老人は、あと何本の映画を撮ってくれるのか。
生涯現役でいて貰いたいものだ。





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最終更新日  2006年01月28日 18時03分55秒 コメント(3) | コメントを書く
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