猫のご飯 その1 その2



フードと水分と結石の話

猫が元来肉食動物である事は知られている事だと思う。
もっとも必要なのは動物性タンパク質なのであるが、その必要量は1キロあたり人間の4倍とも5倍とも言われている。
この他にも、ミネラル、各種ビタミン、カルシウム、などが必要で、アミノ酸の一種のタウリンも、不足すれば失明の原因になる。

これらの栄養素をバランス良く摂取させるためには、「総合栄養食」と呼ばれるキャットフードなのだが、ドライフード、セミモイスト、ウェットフード、とフードの固さだけでも種類が分かれる。
フードの種類で悩む飼い主さんも多いだろう。

(無関係だけど肉球画像↑笑)

水分量の違いから話すと、ドライフードが一番少ないのだが、栄養面でもっとも優れているのもドライフード。
栄養面から考えて、まいちゃんにはドライフードを与えているが、水分摂取が問題となる。
猫は、砂漠で生まれた動物と言われていて、水分摂取が元々少ない。
水分摂取が元々少ない上に、水分含有量の少ないドライフードで育てるとなると、食事以外の水分摂取について考慮しなければいけない。

フードと排尿は切り離して考える事ができない。
猫は、本来おしっこは酸性のはずなのだが、フードの種類によって、尿がアルカリ性に傾く事があるのだ。

アルカリ性のおしっこのなかでは、血中から濾過されたマグネシウムが結晶となりやすくなり、これがストルバイト結石となる事によって、膀胱炎や尿路の炎症を引き起こす原因となる。

結石は、元となるマグネシウムがなければできないのだが、
それでは結石の元になるマグネシウムの摂取を控えたらいいのか?
と言うとそうでもない。
人間同様、猫にもマグネシウムは必要不可欠で、絶つ事のできない栄養素なのである。

ドライフードの中には元々マグネシウムが含まれているのだが、
マグネシウムの多く含まれるフードは嗜好性がいいとの理由からか、
必要以上に含まれているフードもあるので注意を要する。

水分摂取が増えればマグネシウムが多くても結石はできにくくなるのだが、水分摂取を増やし結石を予防するという名目で、塩分の多いフードもあるとか。

過剰の塩分摂取は腎臓病の元になる。
猫の腎臓疾患の一番の原因は、過剰な塩分摂取だそうだ。
腎臓は再生能力がないため、予防が重要となる(一度悪くすると元には戻らない)。
重篤化しなければ症状がでない事もあるのでこれも注意が必要だと思う。

人間と同じように、水分摂取が少ないと当然おしっこの回数も少なくなり、濃縮尿を排泄する事になる。
膀胱内にある程度尿が溜まならければ尿意は感じないので、濃縮されたおしっこを体にため込む結果となる。

濃縮尿、膀胱内の尿の停滞時間の延長、
どちらも結石のできやすい原因となる。

私はこういう事↑↑を考えるのが面倒くさい。
なので、良質のドライフードを与え水分摂取を促し排尿状態の観察をしている。


猫と言えば泌尿器疾患!!
と思うのは私だけ?

運動量が増えると水分摂取が増えるので、毎日
「追いかけっこ飲水方」を取り入れている。
まいちゃんも楽しいが私も楽しい♪

トイレが汚れていたり匂いがすると我慢してしまうので、トイレ掃除と消臭に気を使う。

水も埃が入ったり塩素の匂いがすると飲まないのでオア○スという給水器を使っている。水分摂取の場所も1ヶ所ではない。

もはや飼い主ではなくまいっちゃん専用の召し使いのようである。

それでもまいちゃんの健康には変えられない。


安いフードはろくな事がないと思っていい。
良質のフードが、安価にできるわけがない。
ゆんたのフードは、資材の選別にも「食べられる素材」でできた手袋を使っているそうだ。
10キロ500円!!マグロ味!!とかの「山」を見るとナダレを起こしたくなる。


人間が食べる鶏などの飼育には使用が禁止されている物が、猫や犬のフードには入っている事もある。

ここまで書いて、まいちゃんの食べているフードを書かない私は意気地なしだろうか?
   U ̄ー ̄U ニヤリ




(水分含有量は、ドライフードは10%、セミモイストタイプは25%~35%、ウエットタイプは70~80%ぐらいだろう。)

(猫の尿石の80%以上がストロバイト結晶(リン酸アンモマグネシウム)と言われている。)

ドライフードだけ食べている猫つんの、
水分摂取量の平均は「一日80cc」だそうです。

ご自分の家の子の水分摂取量が多いか少ないか、目安として量ってみるのもいいかもです♪



昼寝をするまいちゃんとゆんた☆
ゆんた、君の寝相はなんでいつもそうなんだ・・・。
そしてまいちゃん、眼光がするどいですよ(笑)。





まいちゃんのご飯

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ユーカヌバ・成猫用(1歳~6歳)【毛玉ケア用】350g ユーカヌバ・成猫用(1歳~6歳)【毛玉ケア用】350g




★猫のご飯 その2

猫の食事や栄養について調べていた時に
「へぇー」
と驚いた事を紹介したいと思います。
(↑自慢のへぇーボタン↑)

猫の食べてはいけない物に、タマネギやチョコレート、香辛料や刺激物などがあるのは有名だと思うんですが、私が驚いたのは、




           生卵の白身!!



           マグロ!!



「ええ~??!!びっくり~!!まじで~~??!!」

         (私だけ??↑↑)

キャットフード(ドライ)をメイン、以外で猫を育てた事がなかったのですが、

       ・・・マグロって、駄目なの?


と、びっくらこいたんです。


レトルトのウェットフードで、マグロでできた物ってあるじゃん。
マグロが駄目なら、じゃぁあれは何なのーー!!と。

そこでゆんまい捜査官のみっちーは調べました。
よってここに報告いたします!!


マグロだけでなく、アジやサバを初めとして魚類には多量の不飽和脂肪酸が含まれています。
うんうん♪( ゜ー゜)( 。_。)

これを代謝するために、多量のビタミンEが必要になります。
ふーん  ( ̄- ̄)?

この代謝の過程があるため、マグロなどを与え続けているととビタミンEが不足となり、「黄色脂肪症」という病気になる、という事なのです。
(゜ロ゜;)エェッ!?

魚をメインに作られたフードの成分表をよーく見てみると、ビタミンEが添加されていますが(V.Eと表示されているかも)、酸化防止の意味だけではなかったのかも?

(ビタミンEにも、化学合成品と植物由来の天然物とがあるんですが、猫用フードでそこまで表示されているのは見た事ありません。人間の場合ですが、この二つは吸収が違うんですよ。)

「黄色脂肪症」・・・?(・-・)・・・ん? 
根拠はないけど、聞いただけでも何やら怪しい病気っぽい・・・。
しかし私は看護婦、化学の子。

この病気の症状は、皮下と体腔の脂肪が黄色に変化し、硬くなります。
進行すると鼠径部で目で確認できるようになります。

そのほかにも、食欲の低下、全身の痛み、痛いから動くことや体を触られることができなくなる、抗生物質に反応しない高熱が出て苦しむ、などの症状が出るそうです。

可哀そうですね・・・。

まず食事を改善し経口でのビタミンEの投与(注射もできないような血管になります)を行い治療するのですが、食事の変更は嗜好性の高まった猫ではしばしば困難であるため、症状が改善するのに時間を要する場合もあるそうです。


魚、または魚をメインにした市販の缶詰を好んで食べる猫に多く見られる事が分かっているのですが、そういうフードを与え続けてしまう事があるのは、嗜好性を重視したフード会社が悪いのか、知らずに与え続ける飼い主が悪いのか・・・、
考えさせられました。

奥さん、ご存知ですか?猫のオヤツとしてよく売ってるきびなご!あれにも不飽和脂肪酸が多いんですよ。
(私もあげてました)

主食として与え続ける事が問題となります

生卵の白身は、ビチオン欠乏症の原因になるそうです。
これは火を通せば問題ないそうです。

ご参考までに♪


猫ハウスの「上」に乗るゆんた。

お外に行きたいのかな~?

しかしこの写真、頭がでっかく見えるな~(笑)。

追記
タンパク質を植物性(とうもろこしなどの穀物)から構成しているキャットフード、あれはオシッコがアルカリ性に傾きやすくなります。
アルカリ性に傾くという事は、結石ができやすくなります(猫のご飯その1参照)。
気を付けろ~。

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