●●●サンダーバード

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2004.08.14

(7)

テーマ：最近観た映画。(40189)

カテゴリ：アメリカ映画

色鮮やかなオープニング。

名だたるメカやキャラクターたちが
アニメーションになって登場する。
役者やスタッフの名前が
工夫を凝らされ現れては消えてゆく。
なんとも人なつっこい。

少年と少女が活躍する。
ジェフ・トレーシーと正式隊員の息子たちは

乗っ取られたトレーシー・アイランドでは
末っ子アランと仲間達ががんばっていた。
ジャングルの中を走ったり転んだり
水にザブーンと浸かったり
はたまた基地の中では
炎に追い立てられたり・・

1965年、イギリスで
テレビシリーズ放送開始。
たくさんの期待と不安の中での登場である。
だがこの映画、人なつっこい。
設定を知らなくても入り込める間口の広さがある。

ちょっとクスッと笑えるキャラクターたち。
ペネロープの華麗なるファッションもあれば
人命救助の熱き精神にも触れる。
色鮮やかなサンダーバードの活躍を
じっくり観るのも良し、

巧みな編集は豊富なエピソードを
新しい設定でコンパクトに収め
愉しい映画に仕上げている。
正式隊員として認められなかったアランが
誇らしく兄貴たちの隣りに並ぶのだ。
そんなお決まりのラストシーンが
これまた人なつっこい。

監督は『スタートレック』で有名な
ジョナサン・フレイクス。
コメディやアニメを知り尽くした
脚本、原作スタッフのようである。
悪役フッド役のベン・キングスレーの怪演は
さることながらブレインズ役で
『ER/緊急救命室』グリーン先生の
アンソニー・エドワーズもいらっしゃる。

「人形劇みたい」
フッドの念力に操られるブレインズにヒトコト。
そんな愉しいお遊びがイッパイ詰まっている。

少し余談。
この映画、イギリスの製作会社
「ワーキングタイトル」社の作品。
代表作は『ノッティングヒルの恋人』やら
『ラブ・アクチュアリー』
『ブリジット・ジョーンズの日記』などなど。
メカのシーンと人間ドラマの程良いバランス、
なるほど、頷けるのである。

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