綺月 智瀬さん
すいませんね～、明里さんのことをしっかり書かれている記事を拝見して、思わずトラを引っ付けてしまいました（笑）
ホントに、いままで二度ほど（舞台を入れればもっと）坂本龍馬の死をメチャメチャにしてるので、山南さんだって、意外なオチにしてくれよ～と願ったのですが。。（笑）
山南さんを生かそうとした、山南さんの死の覚悟を変えようとした、でも、ままならなかったです。 (2004.08.25 20:52:17)
すいませんね～、明里さんのことをしっかり書かれている記事を拝見して、思わずトラを引っ付けてしまいました（笑）
ホントに、いままで二度ほど（舞台を入れればもっと）坂本龍馬の死をメチャメチャにしてるので、山南さんだって、意外なオチにしてくれよ～と願ったのですが。。（笑）
山南さんを生かそうとした、山南さんの死の覚悟を変えようとした、でも、ままならなかったです。 (2004.08.25 20:52:17)
2004.08.22
テーマ： 新撰組！(305)
カテゴリ： カテゴリ未分類
山南敬助が腕を組んで歩いている。
明里が後ろから追いつこうと走ってきた。
彼女が一番最後まで
彼が死のうとするのを
思いとどまらせていたような気がする。
「ウチは先生のもんや」
「一緒に、一緒に」
「約束やで」
そんな台詞を可愛らしくいいながら
本当に必死だったはずなのだ。
「ウチ、カシコイヒトスキ」
あれはお酒の席での戯れではない。
一目惚れだったのだ。
そして付き合うほどに
どんどん彼を好きになった。
にも関わらず。
男たちはすぐに死を受け入れる。
局中法度に縛られて勇と歳三は身動きとれない。
沖田総司はいつものように無力だ。
永倉、原田、井上の三人の最後のあがきも、
山南の弁が立つことが逆に証明され、
皆彼の死後の自分をイメージしはじめている。
友の思いを無駄にしないよう
この時代を生き抜いていく覚悟は
立派には見える。
泣き崩れる勇と歳三の深い慟哭は
悲痛ではあるが彼らが一番、
山南敬助の死を受け入れている。
菜の花を見つけて差し出す明里。
カラゲンキのお芝居に見えて彼女は
最後の最後まで
山南との未来を夢みている。
最後の最後まで、だ。
だが山南敬助という男も
彼女の気持ちに応えようとしない。
死を受け入れていく男たち。
山南敬助は切腹する。
作法に従って自らの腹に刃を入れる。
左腹部に突き立て、右へ引き回し、一旦、刀を抜く。
彼の苦痛に歪んだ顔がしばらく続く。
首を切り落とされる前に武士は
己の生涯をかけて痛みと戦う。
総長としての最後の仕事。
仲間うちでもめ事ばかりの新選組に、
死をもって諭すことが仕事なのか。
あなたの仕事は
「それは承知しかねると」
歳三と真っ向から
対立することでなかったか。
理想とは違っていく現実に疲れて、
死を選んだ山南敬助。
生きていれば必ず、
勇や歳三のよきパートナーであったのに。
荒れ行く時代を駆け抜ける隊士たちの
心の拠り所であったのに。
そして明里さんは
もっともっと幸せになれたはずなのに。
死を受け入れて残るのは哀しみのみ。
生きて味わう苦痛に比べれば
どちらが重いだろうか。
明里が後ろから追いつこうと走ってきた。
彼女が一番最後まで
彼が死のうとするのを
思いとどまらせていたような気がする。
「ウチは先生のもんや」
「一緒に、一緒に」
「約束やで」
そんな台詞を可愛らしくいいながら
本当に必死だったはずなのだ。
「ウチ、カシコイヒトスキ」
あれはお酒の席での戯れではない。
一目惚れだったのだ。
そして付き合うほどに
どんどん彼を好きになった。
にも関わらず。
男たちはすぐに死を受け入れる。
局中法度に縛られて勇と歳三は身動きとれない。
沖田総司はいつものように無力だ。
永倉、原田、井上の三人の最後のあがきも、
山南の弁が立つことが逆に証明され、
皆彼の死後の自分をイメージしはじめている。
友の思いを無駄にしないよう
この時代を生き抜いていく覚悟は
立派には見える。
泣き崩れる勇と歳三の深い慟哭は
悲痛ではあるが彼らが一番、
山南敬助の死を受け入れている。
菜の花を見つけて差し出す明里。
カラゲンキのお芝居に見えて彼女は
最後の最後まで
山南との未来を夢みている。
最後の最後まで、だ。
だが山南敬助という男も
彼女の気持ちに応えようとしない。
死を受け入れていく男たち。
山南敬助は切腹する。
作法に従って自らの腹に刃を入れる。
左腹部に突き立て、右へ引き回し、一旦、刀を抜く。
彼の苦痛に歪んだ顔がしばらく続く。
首を切り落とされる前に武士は
己の生涯をかけて痛みと戦う。
総長としての最後の仕事。
仲間うちでもめ事ばかりの新選組に、
死をもって諭すことが仕事なのか。
あなたの仕事は
「それは承知しかねると」
歳三と真っ向から
対立することでなかったか。
理想とは違っていく現実に疲れて、
死を選んだ山南敬助。
生きていれば必ず、
勇や歳三のよきパートナーであったのに。
荒れ行く時代を駆け抜ける隊士たちの
心の拠り所であったのに。
そして明里さんは
もっともっと幸せになれたはずなのに。
死を受け入れて残るのは哀しみのみ。
生きて味わう苦痛に比べれば
どちらが重いだろうか。
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Re:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
chihaya-M
さん
オリンピックとは別格でやはり今回の新撰組！は
すごかった、、、
男泣きの慟哭シーン、胸に迫りました。
沖田総司の「なんでこうなっちゃうんだよ、、、」
も観ているこちらサイドを代弁しているようで。
新撰組師弟たちが
彼の切腹を目をそむけることなく見届けるという
現代ではおよそ想像できない事態に直面してたわけで
、、、本当に辛過ぎるー！
＞死を受け入れて残るのは哀しみのみ。
＞生きて味わう苦痛に比べれば
＞どちらが重いだろうか。
どうなんでしょうね、、、
残されて生きて味わう苦痛、、、
でも生きてればこそ味わう楽・愉もあるわけで、、、
やっぱり死んでしまったら元も子もない、
というのがワタシの意見かな。
キレイ事に聴こえるかもしれないけど。
(2004.08.23 16:45:27)
すごかった、、、
男泣きの慟哭シーン、胸に迫りました。
沖田総司の「なんでこうなっちゃうんだよ、、、」
も観ているこちらサイドを代弁しているようで。
新撰組師弟たちが
彼の切腹を目をそむけることなく見届けるという
現代ではおよそ想像できない事態に直面してたわけで
、、、本当に辛過ぎるー！
＞死を受け入れて残るのは哀しみのみ。
＞生きて味わう苦痛に比べれば
＞どちらが重いだろうか。
どうなんでしょうね、、、
残されて生きて味わう苦痛、、、
でも生きてればこそ味わう楽・愉もあるわけで、、、
やっぱり死んでしまったら元も子もない、
というのがワタシの意見かな。
キレイ事に聴こえるかもしれないけど。
(2004.08.23 16:45:27)
Re[1]:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
トーベのミー
さん
chihaya-Mさん
はい、今回はスゴかったです。
コミカルなエピソードがいっぱい詰まっているのに、それがまた胸に来る。う～ん。
「生きててナンボやろ」と思いつつ、
堺・山南の切腹シーンを正視して観ておりました。
山南敬助という役がかなり膨らんでました。
歳三はともかくも、勇は食われているような。。
ガンバレ、香取慎吾！！
でもなあ、
やっぱ生きててナンボやねんけどな～。 (2004.08.23 20:31:16)
はい、今回はスゴかったです。
コミカルなエピソードがいっぱい詰まっているのに、それがまた胸に来る。う～ん。
「生きててナンボやろ」と思いつつ、
堺・山南の切腹シーンを正視して観ておりました。
山南敬助という役がかなり膨らんでました。
歳三はともかくも、勇は食われているような。。
ガンバレ、香取慎吾！！
でもなあ、
やっぱ生きててナンボやねんけどな～。 (2004.08.23 20:31:16)
わかっていても。
ルー＠Happy?
さん
山南が死んでしまうのは歴史上どうにもかえられないことで、登場した時からわかっていたけれど（っていうか皆非業の死だけれども）、やっぱり堪えました。
沖田の虚無感がいたたまれないですよね。刃で死ねない後のことを思うとなおさらに。
(2004.08.24 18:28:54)
沖田の虚無感がいたたまれないですよね。刃で死ねない後のことを思うとなおさらに。
(2004.08.24 18:28:54)
Re:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
綺月 智瀬
さん
山南さんの死は歴史的に変わらない事実だけど、
皆が山南さんをなんとか生かそうと必死の努力と気遣う姿。
そんなシーンがあっただけでなんだか救われたなぁって感じました。
史実もそうであってくれるともっと嬉しいんですけどね。 (2004.08.24 22:22:21)
皆が山南さんをなんとか生かそうと必死の努力と気遣う姿。
そんなシーンがあっただけでなんだか救われたなぁって感じました。
史実もそうであってくれるともっと嬉しいんですけどね。 (2004.08.24 22:22:21)
Re:わかっていても。(08/22)
トーベのミー
さん
ルー＠Happy?さん
三谷氏なんですからど～か、ど～か「殺さないで～」と個人的にも早くから助命嘆願してたのですがダメでした（笑）
藤原・沖田は上手い下手というよりも、ピッタリのキャスティングに最近思えてきました。あの番組、ホント、キャスティングが上手い！とこれまた個人的に思っております。 (2004.08.25 20:49:00)
三谷氏なんですからど～か、ど～か「殺さないで～」と個人的にも早くから助命嘆願してたのですがダメでした（笑）
藤原・沖田は上手い下手というよりも、ピッタリのキャスティングに最近思えてきました。あの番組、ホント、キャスティングが上手い！とこれまた個人的に思っております。 (2004.08.25 20:49:00)
Re[1]:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
トーベのミー
さん
Re:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
かき＠
さん
こんにちは。勤務中です（笑）。
＞明里が後ろから追いつこうと走ってきた。
＞彼女が一番最後まで
＞彼が死のうとするのを
＞思いとどまらせていたような気がする。
なるほど～。唸らされました。
最後の別れの場面を明里のお芝居、配慮と捉えてしまうのは、結局男の身勝手で幼稚なロマンチシズムに過ぎないのかもしれません。
(2004.09.01 11:32:42)
＞明里が後ろから追いつこうと走ってきた。
＞彼女が一番最後まで
＞彼が死のうとするのを
＞思いとどまらせていたような気がする。
なるほど～。唸らされました。
最後の別れの場面を明里のお芝居、配慮と捉えてしまうのは、結局男の身勝手で幼稚なロマンチシズムに過ぎないのかもしれません。
(2004.09.01 11:32:42)
Re[1]:●●●新選組！～死を受容するシステム(08/22)
トーベのミー
さん
かき＠さん
＞こんにちは。勤務中です（笑）。
あはは（爆）。私もよく、読んだりしてるし～。
許してくだせええ。
どーして国のことをそんなに思っているのに、
一人の女性を幸せにしてあげないの！山南さん！！！と怒ってました（笑）
室伏広治選手騒動で有名になったギリシャの古代詩人ピンダロスの詩にこういうのがありました。
「我々人間というものは馬鹿だから、
足元に転がっている幸運は見過ごしてしまう。
そして、手の届かないようなものばかり追い求める」
って、私、バカですね。申し訳ない（汗）
(2004.09.01 22:49:21)
＞こんにちは。勤務中です（笑）。
あはは（爆）。私もよく、読んだりしてるし～。
許してくだせええ。
どーして国のことをそんなに思っているのに、
一人の女性を幸せにしてあげないの！山南さん！！！と怒ってました（笑）
室伏広治選手騒動で有名になったギリシャの古代詩人ピンダロスの詩にこういうのがありました。
「我々人間というものは馬鹿だから、
足元に転がっている幸運は見過ごしてしまう。
そして、手の届かないようなものばかり追い求める」
って、私、バカですね。申し訳ない（汗）
(2004.09.01 22:49:21)
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