2004.10.07
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カテゴリ: 日本映画
歌を忘れてしまったのは花火。

一人になると歌か作れなくなってしまった。
今は人里離れた廃校でキャベツ作り。
幾層にも葉っぱでくるまれたキャベツの中に彼はいる。
そこへふらりとやってきたのは
ヒバナと名乗る少女。
彼女はダンサーを目指していた。
そして何度も彼に「歌って」と頼んでいた。


山崎まさよしが主演と音楽監督を。
監督の優しい映像と山崎まさよしの
ナチュラルな演技に包まれて、
シンプルなストーリーはラストに向かい、
熱い感動に昇華してゆく。
実直なまでに、
花火が作り上げた歌が感動となる
「0ne more time, 0ne more chance」
ヒバナの踊りが重なり、
朗々とをピアノを弾きながら歌う
花火は歌手山崎ではなく「花火」として歌う。

亡くなってしまった少女の魂が出会い、
歌が生まれるまでのシンプルなストーリー。
だがそれだけに歌と踊りの持つ力が
実直なまでに感動とある、
芸術の高みにある歌もあれば

どれも時に気持ちを一変させ、
様々な感動を呼び起こしてくれるのと等しく、
力強く波のように轟く花火の「歌」と、
拙くされど儚く透明なヒバナな「踊り」が
二人の登場人物の総てを表現していた。

表現、ということ。
それは生みの苦しみを伴う。
だが素晴らしい表現は多くの心に響き、
新しい表現を生み出す礎となる。

広がるキャベツ畑。
ファンタジーの世界の夜空の月。
緑深き山を歩く無口で無表情な花火。
まるごとキャベツを囲む花火とヒバナ。
廃校舎は歌に満たされると途端に
豊かな場所に変化していた。
篠原哲雄監督は何もかも柔らかく撮る。
歌も踊りも洗濯機もライフルも、
みんなどこか柔らかい。

歌が生まれた瞬間に遭遇する。
それもまた自然の一部なのだ、きっと。





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Last updated  2004.10.08 00:58:54
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