Q ゴシックのヴォールトによるスラストを抑えるのに、バットレス以外に方法はある?
A 小屋裏に鉄のタイバーを入れ、ヴォールトの迫元のところで両側の壁を引っ張るなどします。
「サント・シャペルでの鉄材の使用は、 19
世紀の修復建築家ラシュスが報告している。上堂は、周囲をぐるりと
2
本の鉄棒で取り巻かれており、さらに小屋裏に隠されたタイ・バーが控壁の位置で両側の外壁を結びつける。多角形平面のアプシスでは、多角形の頂点のところに配される控壁から、放射状にタイ・バーが張られ、タイ・バーが集中する中心では、特別に工夫された金物がこれらを束ねる。下堂では、外壁と小円柱がやはり鉄材で緊結され、アプシスのヴォールトはそのリブの形に合わせた鉄棒が補強する。」(西田雅嗣編著 「ヨーロッパ建築史」
1998
昭和堂
p133
から引用)隠された鉄のタイバーによって柱などは極限まで細くされ、内部に入るとガラスに囲まれているかの印象を持ちます。
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征野三朗さんComments