風味絶佳の日日

風味絶佳の日日

05.10.29 ライヴハウス公演 in 札幌




「ポルノ・オブ・ジョイトイ

~M字開脚 俺たち勝負パンツはいてきたYO!~」


●セットリスト


SE.INNERVISIONS
1.楽園ベイベー
2.敵はどこだ?
3.東京ランドスケープ
4.PRISON MANSION
5.プッシュプレイ
6.DON'T CALL ME CRAZY
7.FREE AND FREEDOM
8.アゲハ蝶
9.ROLL
10.パレット
11.FU-FU~ミュージックアワー
12.メリッサ
13.Let's go to the answer

(アンコール)
1.スターな男(ユニコーン)
2.ネオメロドラマティック
~メンバー紹介~
3.ジレンマ

※順番、自信ゼロ!


本日のファッション


■昭仁くん:チェックのスタッズのあるシャツ(たぶん「NEWSMAKER」の表紙で着ていたシャツ)、インナーにVネックのブラックロックなグラフィックのTシャツ。
■晴一くん:ブラックのジャケットにホワイトのVネックTにホワイトジーンズ。足元は見えず。


●入場


キャパ400人程度のライヴハウスです。
入場時に本人確認があるため、入り口横で身分証明書とチケットの照合をして、左手にハンコを押してもらいました。
その後、すぐ隣の駐車場で整理番号順に整列。ひとりで参加している方がほとんどなので、みなさんワクワクしながらも静かに並んでいらっしゃいました。
私の隣になった女の子に話し掛けてみると、お母さんと一緒に佐賀県から来た中学生でした。
「今年、受験だけど、私、勉強するタイプじゃないんですよ~」って、それタイプの問題じゃないから!(笑
お互いのSWITCH参戦話などをして盛り上がりました。結構周りは静かだったので、周りの人にも話しかけちゃいました☆

会場の入り口ではカメラが、入っていくお客さんをひとりひとり撮影。ちょっと緊張。何に使うんだろう?
入り口を過ぎると、またもやカメラが今度はあおり気味でこちらを向いていました。
おわっ緊張するやん! でも、メンバーが見てくれるかも!?なんて思い、ひきつった笑顔で通過。

限られた数のロッカーに急いでバッグと上着を突っ込み、隣の女の子と一緒に中へ。
目立ったもん勝ちじゃい!ということでラメラメのラテンスタイルでございます(最後にはぐちゃぐちゃになっただけだった…)

小さいスペースの真ん中には冊があって、200番くらいで区切られた模様。
私たちはちょうど昭仁くんと晴一くんの真ん中当たりに陣取ってスタンバイしました。


●SE


SEは「INNERVISIONS」のフレーズが使われてるトランス系の打ち込み(後で昭仁くんが言うには、この日のためにわざわざnang-changが作ったオリジナルトラックとのこと)
nang-chang、もといDJ SOUTHが登場し、ひとりで延々と音をつないでいる間、スタッフさんがサウンドチェックをしてます。
わたしたちは話しながらはしゃいでいましたが、ほとんどがひとりで参加しているお客さん。
30分ほど経過しても、依然としてあまりに静かにみなさん佇んでいるので、nang-changが前に出て来てあおり始めると、客席にやっと精気が(^^)
リズムに合わせて、nang-changのラップ調にあおって(『~してるYO!」繰り返してたフレーズがあるんだけど、忘れてしまいました)、
またDJに戻って、を繰り返し、開演時刻が近づいてきたころ、ラバップスタッフと思われる女性の改まった声でゆっくりとアナウンスが。
いよいよだ、と会場の空気がちょっと緊張します。

「お待たせ致しました。本日はラバップ主催、スペシャルライヴハウス公演改め、
『ポルノ・オブ・ジョイトイ M字開脚 俺たち勝負パンツはいてきたYO!』公演にお越しくださいまして、誠にありがとうございます」


アナウンスの声がかすかに笑いで震えています。ここでみんな大笑い。
その後のアナウンスも噛みまくりながらも、おもしろいことを言ってくれて、おかげで緊張がほぐれました(^^)
しばらくするとサポメンさんたちが続々と登場。
みんなラフな感じでもろ私服。NAOTOさんはストリートな感じで、キャップにおおぶりのクリアサングラスでおしゃれ★
森男くんとポンプさんはニットキャップにロンT、ネルシャツ、ただすけくんはいつもの感じ。
ここで森男くんが意外に男前ということを発見(失礼)。背が高くて、結構いかつい感じでよかった。
キッズのような爆発頭より、こっちの方が全然男前だな!と隣の女の子とうなずきあいました(^^)


●楽園ベイベー


サポメンさんたちはみんなラッパーモードで、マイク片手に「YO! YO! SAY, HO HO HO! 」などと掛け合いが始まりました。
おおー!なんだなんだ、このノリは? とか思いつつもヨーヨーホーホー言って盛り上がってると、マイクをもった晴一くんがいきおいよく登場。
いつの間にやらみんなで楽園ベイベーを歌っていました。晴一くんがマイクをもってラップをしているという図があまりにインパクトありすぎて、他の人のこと全然覚えてません……(^^;)
(ちなみにリップスライムのことよく知らないので、誰がどこ歌ったとかもわっかりませーん!)
いつもと違う感じなので、ライヴが始まったんだかいないんだかわからない空気のまま、
みんながステージ上に入り乱れて歌うという、イベントの最後にやるような、アットホームな雰囲気。
みんな笑顔の楽しいオープニングになりました。
ライヴハウスという特別な空間が気にならなくなってしまったくらいの意外なオープニング、今思えばさすがポルノ!
きっと晴一くんのアイディアだろうなあ。みんなひとりで参加してるし、この静まり返った会場、ちゃんと盛り上がるのかな?
そんな心配がありましたが、このオープニングのおかげで、会場はもちろんメンバーが登場した時の緊張感が一気にほぐれたのでした。

私のいた場所は思った以上にステージに近くて、すごくよく見えました。
何しろ会場自体、ステージ自体が小さいので、どこでもよく見えたと思います。

それまで参戦した3回のライヴはどれもかなり後ろの席で、そんなに近くで見たのは初めてだったのでめっちゃビビりましたが、とてもアットホームな雰囲気だったので、メンバーがステージに現れても特に狂ったテンションにはなりませんでした(^^)

スタートすると私の隣にいた女の子は昭仁くんの真ん前2列目くらいのギュウギュウポイントに流れていきました。
さよーならー! 行ってらっしゃーい!
始まる前に、ふたりで一緒に前に行こう!と話していたのですが、せっかくきれいに(?)してきたから、
やっぱり前に行くのやめようと気が変わり(笑)、4列目ぐらいでスペースに余裕のある場所を確保しました。


●晴一チェック


私の場所は晴一くんと昭仁くんの真ん中くらいだと思ってたら、わりと晴一くん寄りでした。
晴一くんはスリムで背が高かったです。二重まぶたがものすごくぱっちりくっきり! うわーきれいだなー、と思わずじーっと見とれてしまいました(恐)
「ジョバイロ」で黒髪見た時は、たぶん染めたばかりで黒が強すぎて、なんかあんまり似合ってるとは思わなかったのですが。
黒の色味が落ち着いて、少し伸びた前髪も自然な感じになじんでて、少しあごひげも生やしてました(私は少しひげがある晴一くんが好き)。
ざっくりとワイルドな感じの黒髪&あご髭がとてもよく似合っていて、
大人っぽくナチュラルな色気が滲み出ていて、惚れ惚れする男っぷり。
晴一くんってこんなにカッコよかったの!!
これまた気付くの遅くてすんません。

ものすっごく、ものすっごく、ものすっごく素敵でした。(わかったってば)
宇都宮でギタリスト晴一にヤラれたばかりですが、いかんです。ヤバイです。まずいです!!


●昭仁チェック


昭仁くんは雑誌とかDVDで見たまんまでした。
目がくるくるしてて、口角がきゅっと上がってて、これまた本物だ!という感じ☆
中肉中背、羽織ってたシャツを脱いだら腕はがっしりしてて、体は引き締まってて細かったです。
背中もTシャツのシルエットから美しく引き締まってて、さすがスポーツ好きでジョギングも欠かさないだけあってスタイルいいです。
す・て・き(やめろー!!)←ていうかボディの説明が長い
髪の毛はジョバイロの感じで、ちょっと長め。結構長かったんだなぁ~。よく似合ってました。
ウエーブがかかってて、ふわふわと柔らかそうでした。
普通に話す時の声や笑い声がたくさん聞けてうれしかった。


誰か私にもう1組、目をください。

どっちもずっと見ていたいのに。演奏中も狂いそうになりそうになること多々。





昭「こんばんは! ポルノグラフィティです。
nang-changがんばってくれました。nang-changじゃなくてDJ SOUTH! 今日のために、さっきのトラックを作ってくれました。
『ポルノ・オブ・ジョイトイ』、このタイトル、10分くらいで決めたんですけど(笑)
あのー、わかるかなあ、この感じ。インリンの「~・オブ・ジョイトイ」が流行ったのって、ちょっと前じゃろ?
それをあえて今使うっていう、その微妙に遅い感じがおもしろいかなっていう……、その感じわかる??」


お客さんの反応を窺う昭仁くん。そんなに一生懸命説明しなくてもわかるから大丈夫ですよ(笑)
「ジョイトイ」って、え、今さら?とか思わないから!!


「みんな偶然勝負パンツはいてきたということで!
近いねえー。こんなに近いんじゃったら、もっときれいにメイクしとくんじゃった。別にいつもそんなにメイクしてるわけじゃないけど(笑)」

(お客さん;「今日の勝負パンツ何色~?」)

「そんなことはええじゃろう!!(笑)  ・・・黒だけど。笑


小さい声でちゃんと答えてくれてるし(笑) みんな大笑いであれこれ話しかけ始めると
「あのね、ここお客さんと話す場じゃないから!(笑)」




晴「ずっとライヴハウスでやってきた、わしらの原点を忘れたくなくて、年に一度、ライヴハウス公演というのをやらせてもらってます。みんなワシらのワガママに付き合ってくれてありがとう」



「ワガママ」・・・? 「付き合ってくれてありがとう」? 
いやいや、こっちがありがとうですよ!!と一瞬思ったのですが、

こんなにメジャーになってしまった今、残念な思いをたくさんの人にさせていると知りながら、こんなにメジャーになってしまったからこそ、ライヴハウスでどうしてもやりたい、やらせてほしい、という気持ち。
彼らにとっては、そんなささやかな願いもすでに「ワガママ」になってしまうんだ。。。
ちょっと切なくなると同時に、来れずに残念がっているファンのみんなには本当にごめんなさい、という気持ちが込められてもいて。
晴一くんのこの言葉は、ここにいることができなかった人たちへ贈られたものなのだと気付きました。
彼はここにいれない人たちの思いもしっかり受け止めてる。

私は声を大にして伝えましょう。(ここにいれなかったみなさまへ勝手に伝達係)

届いてます! 受け止めてくれてます! 忘れていません!

私はライヴに行きたくても行けない時、この時の晴一くんを思い出そうと思います。そうしたら、きっと寂しくない。




昭仁くんが水を飲んでる間、晴一くんが何も言わずに立っていたのですが、晴一くんを呼ぶ声に、晴一くんが応えてくれました。

晴一~!「うん」

新藤さぁーん!「うん」

呼ぶ声にいちいち「うん」と真顔で答えてくれてたのがおもしろかったので、私は調子にのって連呼してみることにしました。

晴一!「うん」 晴一!「うん」 晴一!「うん」

わぁ、おもしろーい!(遊ぶなよ) みんなもおもしろがって晴一くんの名前を呼び始めると、
「うんうんうんうんうんうんうんうん」
みんな大笑い。昭仁くんが戻ってきて「何、これみんなの呼ぶ声に答えるコーナー? わしも呼んで!」

昭仁ー! と今度はみんな昭仁の名前を呼びました。


昭「昨日は、ゴルフやってきました。紅葉がすごくきれいでね~。よかったです」


(お客さん;「スコアは~?」)

それは聞くな!(笑) ゴルフは癒しのためにやっとるけぇ、スコアとかいいの! まだ言えるほどのものじゃないし」


晴「運動……してないなあ。……は、はい、します」
(急に敬語)





晴「スープカレー食べたね。お店の名前言ったらNAOTOさんに殺されるから言わんけど(笑)」





(お客さん;昭仁のTシャツ「穴が開いてるー」)

「え、穴?」昭仁くんはTシャツに開いた穴を指でいじりながら、
昭「この穴は元から開いてるの! こういうデザインの服なの! お前はおかあちゃんか!(笑)」


(客席からワイワイと突っ込み)
「だから、ここ自由に話すコーナーじゃないから!(笑)後ろの人、ごめんな。よく聞こえんじゃろ」



「敵はどこだ?」


実はライヴハウスで聴いたらきっとカッコいいだろうなとひそかに期待していた曲のうちのひとつでした。やったぁ!
間奏から晴一くんとポンプさんが交互にソロを。おぉーー!!! ポンプさんすげぇー!! めちゃくちゃクールでした。

昭仁くんはもう汗だく。晴一くんも3曲目あたりからジャケットを脱いでどんどんエンジンかかってきたようです。
この日、ふたりともすごい汗でした。


「ROLL」

「♪君に触れ 君を抱き ぬくもりや呼吸を感じ~
触れてしまった 気付いてしまった 僕はそれを恐れてたんだ」

ここのところ、ものすごい気持ちが入ってて、いつも胸が締め付けられるんだけど、この日もものすごくて、もう涙出そうになりました。

CDと歌い方が全然違うんですよね。汗を飛び散らせながら、ものすごく力強く、全身全霊で歌ってるんです。

「Let's go to the answer」同様、ライヴで聴いてから、私の中で特別な存在になった曲のひとつです。



「パレット」

「この間のC1000プレミアムライヴでひさしぶりにやって、良かったので、今日もやろうと思います」


おおー「パレット」だ! これは想定外でした。
初めて聴く「パレット」、わくわくしていました。
さて、2番に入ると、あれれ? 歌詞が飛んじゃったみたいです。困った昭仁くん、客席に「教えて!」と救いを求め、
お客さんは一生懸命大きな声で歌い、昭仁くんもお客さんの声に耳を澄ませ、口元をみて一生懸命に思い出そうとするのですが、
一向に歌詞が出てこない……。
後ろにいるNAOTOさんは、最初こそ苦笑していたものの、「え?大丈夫?」とちょっと様子をうかがう表情に。
思い出そうとすればする程ぶっとんでしまったらしく、音楽だけが鳴り続ける状態。
思い出すのを諦め、しょうがないので強引に1番の歌詞を再び歌い始めた昭仁くんですが、
再びサビにさしかかったところで耐え切れなくなったらしく、くるっと後ろを振り返り、やめやめ!とやり直しの合図。

えぇ~!! やめちゃったよ!!
歌詞が出てこなくて中断なんて生まれて初めての経験でした。びっくり!
会場は笑っていて、サポメンさんもみんな苦笑してました。
晴一くんだけが「大事な曲で、この野郎!」と言わんばかりにムッとしていたような(^^;)
仕切り直したら、今度はさっきのが嘘みたいにばっちり歌えてホッ。
NAOTOさんも同じくホッとしたニコニコ顔でした。


FU-FU


「FU~FU~FU~FU~♪」
と晴一くんがノリノリ。こう、両ヒジを上下させる感じで 「FU~FU~FU~FU~♪」
昭仁くんがその真似をして、もう一度やって!と言われると、恥ずかしくなったのか 「嫌じゃ!」 と走って後ろへ逃げていきました。
その逃げ方が完全にこどもでした!
が、戻ってくると、ふたりで一緒に 「FU~FU~FU~FU~♪」
やっぱりやりたかったんですね(^^)

「EVERYBODY、女!」
「EVERYBODY、男!」 男の子、総勢7,8人くらいでしょうか(^^)男の子の景気をつけようと何度もやってました。
また最前列にいた、眼鏡をかけた丸刈りの、絵に書いたような田舎の中学生といった男の子がノリノリで、昭仁くんも晴一くんも大喜び。
「お前、ええぞ!」 とニコニコで指差してました。
その子へのリスペクトか、 「EVERYBODY、眼鏡かけてる人!」
言葉、ちょっと長いですけど(笑)

SWITCHと同じく、そのまま「ミュージックアワー」へ。
狭かったので、人に当たらないように変な踊りをするのにちょっと苦労しました(^^;)


「Let's go to the answer」


SWITCH本編最後の曲として、これほどにふさわしい曲は、ない。
とこんなに強く思ったことはありません(って3回目ですけど(^^;)


間違いなく、この日のNO.1はこの曲!!!!
(断言)

ポルノの「はじまり」と「軌跡」と「これから」が詰め込まれたこの曲が、彼らの原点というライブハウスで魂を吹き込まれて、
伸び伸びと大暴れしてました。
歌詞のひとつひとつが、音のひとつひとつが!!
ホールでは感じたことのない衝撃をもって体中をしびれさせました。
こんなにすごい力をもった曲だとは。まるで初めて聴く曲みたい。
この曲が、この歌詞が内包する熱は、きっとライヴハウスでしか炸裂しない、ライヴハウスでしか体感できない。
この公演は、「Let's go to the answer」のために用意されたものだとすら感じました。
わたしたちはひとつになって、まさに「爆音」と「興奮の声」そのものになったと思います。
何もかもが、ものすっっっっごい熱かった。
晴一くんと昭仁くんが向かいあってギターを弾く姿にも、感傷の入り込む余地はありませんでした。
ぶつかるのではと心配になるぐらい、いつも以上に近かったなぁ。
ふたりとも、ものすごかった!!!!

なんていうか、そこにいたのは、ふたりの生身の人間でした。…なんだそれ。何て言えばいいのかわかりません。。
昭仁くんは、頭から水をかぶったように汗でびちょびちょ。晴一くんも汗だく。

とにかく、すごかった。(この語彙のなさ……もう自分が嫌)

この曲をこの日、ここで聴けて、ライヴに来ることができて本当に良かった。
燃え尽きました。

この曲で終わってても、何の不満もなかったです!!!!



だからアンコールは、とてもうれしいプレゼントのように感じました。


(アンコール)
「スターな男」


「楽屋で久しぶりに聴いた時に、すごくみんなで盛り上がった懐かしい曲があって。
わしらのルーツとも言えるバンド、その曲をやりたいと思います。
わしらと同じ広島県出身の先輩、奥田民生さんがいたバンド、ユニコーンの曲です」


「大迷惑」? 「MAYBE BLUE」まで遡るか?「服部」? 流れてきたのは「スターな男」!
イヤッホー!と盛り上がっていたのはおそらく30's近辺以上の方々(^^)。
久しぶりに聴いたけど、普通に全部歌えて自分でもびっくり。

この曲を聴いていた高校生のころが思い浮かんでました。
だから今、昭仁くんの歌声がちゃんと思い出せない・・今思い浮かべると民生の声になってた(^^;)

わたしたちにとってのそういうバンドと同じように、今の中・高校生の子たちが大人になった時に、
深く心に刻まれてるポルノの曲と一緒に懐かしい記憶を思い出すんだろうなあと思って、
そんなこともまたうれしく思いました。

懐かしの曲は、いろんなことを思い起こさせて、ちょっとビタースウィートです。

みんな「スターな男」楽しそうに演奏してました。



最前列あたりがだいぶ圧迫されてきた模様。
昭「前、苦しそうじゃね。 大丈夫? 苦しいか。前の人が押されてるからみんなちょっと下がってあげて!
みんなで一歩下がろうか。はい、じゃあいいですかー、みんなで一斉に一歩下がろう。せーの!」

壇上から指示する昭仁くんは、まさに校長先生です(^^)

よいしょ、とみんな下がりましたが真ん中には冊があるので、柵のところにいる人から「下がれなーい!」の声が。

「え、下がれんの? なんで? 柵があるのか。……困ったなあ。どうしようかぁ。」


前の人たちを見やりながら心配顔で思案する昭仁くん。

私たちもしようがないので、前の人たちに向けて次々と「がんばれー!」とかけ声が飛びました。

「がんばるか(苦笑)大丈夫か? がんばれる? いける?」
と前の人たちの表情を見て確認しつつ、再開したのでした。

校長先生、やさしい☆


メンバー紹介


ただすけくんから始まり、nang-changの時、彼は耳に手を当てて、何度もわたしたちに「なんちゃーん!」と呼ばせておいて、
「うるさい!!」と一喝。どういう逆ギレだ(^^;)
昭仁「『ひどーい』って素で言われとるよ(笑)」

前の女の子がつぶやいたみたいですが、そりゃそーだ(^^)
nang-changは慌てて手を合わせて、ごめんなさい、とお辞儀してました。ちょっとかわいかった。

森男くんが紹介を受けてお辞儀をして、そのまま次に行きそうになると、「声出して~!」と客席から声がかかり「え、あ、どうも」と笑顔で声を聞かせてくれました。

NAOTOさん 「札幌、最高ー!! 札幌は独立しよう。独立国家!(笑) 今度生まれ変わったら、絶対札幌市民に生まれ変わる!」
ポンプ殿は平井堅の歌の1フレーズを歌うと、待ってました、ONギター晴一!
「こうやって今でもライヴハウスでやらせてもらってるのは、やっぱりわしらの原点はここにあるということを忘れたくないから。
わしらは、今でもここのライヴハウスで上向いて頑張ってる若いやつらと同じステージに立っても負けたくないけぇ、がんばります」

そんな感じのお話を昭仁くんもじっとうなずきながら、聞いていました。
この日は昭仁くんの紹介にもボケることなく、「ONヴォーカル、昭仁!」と紹介していました。


「ジレンマ」


そらーもうとんでもない騒ぎです。メンバーもオーディエンスも、全員がひとつになって飛び跳ねまくり!! すごかった!




みんな一列に並んでお辞儀をしてくれた後、ただすけくんはTシャツ、NAOTOさんはかけていたサングラス、
ポンプさんはスティック、森男くんがピックなどをバラまき出し、さながら豆まき状態。
中央では晴一くんが昭仁くんのマイクを投げようとし、ステージをはけようとしていたポンプさんは、どさくさにまぎれて置いてあった晴一くんのギターを客席に投げようとし(笑)
森男くんも一緒になって、違う晴一くんのギターを手にとり、それに気付いた晴一くんが「それはやめてー!」という感じで必死に止めようとするのを、nang-changやNAOTOさんが邪魔してました。おかしかった。



生声挨拶


ステージにふたりだけになると、ふたりはそれぞれ端っこまで行ったり、後ろの方など、演奏中に目の届きにくかった方に向かって、長い時間をかけてたくさん手を振ってくれました。
そういうところ、すごく素敵。この時、前の方にいる私たちの方はまったく見てないのだけれど、それでいいの。
いっぱい見せてもらったから。

この日は思いきりよくやりすぎてしまったのか、最後にはガラガラ声になってしまった昭仁くん。
「あ、あ」と喉の調子を整えてから、会場の隅々まで行き渡る大きな生声でひと言。
「また来るけぇ、また、会いましょう!」


この生声挨拶、「むらさき」で初めて見た時、すごいなあと思いました。
ポルノの、ファンの人たちへの気持ちというか姿勢がすごく表れているようで感動した。
毎回ステージの最後にやるものだと知らなかったけど、こういうことをしてくれる気持ちが観客にとってどんなにうれしいか、どんなに温かい気持ちで会場を後にさせてくれるものか、ふたりは知ってるのかしら!
ほんとにうれしいんだぞ!!(><)


晴一くんは、手を振ったり拍手をしたりしながら、このライヴハウスの光景をしっかと目に焼きつけようとしているかのように、
会場中を隅から隅までゆっくりと眺め渡していました。

忘れられないのが、晴一くんが私の前あたりでふと立ち止まった時の、ずっと遠くを見るような、
私たちの声が届いていないような、彼の周りだけ時間が止まったかのような、静かな眼差し。
振っていた手が思わず止まってしまった。

あの瞬間、彼は異次元にいたのでしょうか。(真面目)

不思議な空気をまとったまま、生声挨拶をすることなく(なんか生声挨拶をすることも忘れてしまっていたような)、
手を振りながら「ありがとう」と静かに去っていきました。

わたしは、晴一くんを包んでいた不思議な空気の名残りに、しばらくの間ぽかーんとしていた。ような気がする。

生声挨拶を「恒例」にしないとこ、晴一くんらしいなと思いました。
言う必要を感じなかったのでしょう。うわの空だったのかもしれないけど(^^;)
でも、生声挨拶しなくても、あの不思議な空気でとっくに十分に伝わってました。



上の関係者席には本間さんがいて、帰り際、お客さんから声がかかると、手を振ってくれました。


ふたりを近くに感じて、ここでしか感じられない熱気を共有できたことがとても幸せで、この場にいられた幸運に感謝でした。


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