汽船のボイラーの修理を依頼された技師は
故障の症状を確かめると
ボイラー室へ入っていきました。
しばらくの間
迷路のように曲がりくねったパイプをながめ
蒸気のもれる音に耳を傾けたり
パイプに触れたりしていました。
やがて 鼻歌を歌いながら
作業服から小さなハンマーを取り出すと
小さなパルプをたたきました。
それだけで
エンジンは再び快調に動き始めたのです。
この修理の請求書は 1000ドル
でした。
文句を言って明細を要求しました。
送られてきた明細は次の通りでした。
↓
ハンマーでの一撃費用 0.50ドル
一撃する場所を見つけるための費用 999.50ドル
計 1000.00ドル
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