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大好きバスケさんコメント新着

堺のAチーム、Bチームが揃って負けた安養市チームが決勝の相手です。
この試合では日本から審判として帯同してもらったK氏と韓国人審判2人の3人審判制が用い
られましたが、K氏が入ってくれたことによって地元びいきの笛の心配が解消され、最後の
劇的な結末を引き起こすことになりました。
この試合は、相手ガードの23番とセンターの6番をどうやって押さえるのかがポイントでした。
この2人には最初からダブルチームでディフェンスしますが、それでも間を抜かれて得点され
てしまいます。
それと今日の韓国審判の笛はやたらときつく、少しの接触でもすぐに笛が鳴るという状態で
こちらの14番は前半の残り2分で4回目のファールをしてしまい、交代せざるを得ない苦しい
展開になってしまいました。
得点の方は6番と23番へのマークが徹底していなかった前半にポンポンと得点されてしまい
立ち上がりの4分くらいで13対4とリードされてしまいます。
ところが相手の23番も4ファールをしてしまい、交代となってからこちらがペースを掴みました。
こちらの17番が残り時間を確認してから最後に放ったロングシュートがブザーと共に決まり
前半は20対13と7点差で負けての終了です。
ですがこれは、「いける」と勇気を与えてくれたロングシュートでした。
後半の最初、相手は23番を休ませてきました。
残るは6番一人ですが、技術もスピードも兼ね備えていて、ゴール周辺では3人で囲みに
行っても巧みにシュートを決められてしまいます。
なので6番をゴールに近づけないようにするため、バックコートから2人でディフェンスし何とか
得点を抑えます。
その隙にこちらは、プレスからの速攻と大黒柱の9番(女の子です)の1対1で、じわじわと
追い上げます。
あわてて相手も23番を投入してきますが、4ファールしているのでディフェンスはほとんどして
いません。
どんどん中へ切れ込んで、ファールをもらえとの指示を出しました。
残り42秒でこちらの最後のタイムアウトを取った時には、2点差で負けているところまで
追いついてきました。
ところがうちの攻撃が決まらず、ボールが23番に渡った時には一瞬負けを覚悟しましたが
うちの17番が23番のドリブルをカットし、レイアップに持ち込もうとするところを23番が抱き
つきアンスポのファールを審判のK氏が宣告し、このフリースローを17番が落ち着いて2本
とも決めて同点、そしてマイボールから最後の7秒をうちの9番の1対1に託しました。
スローインからのボールが9番に渡り、ワンフェイクからのドリブルで相手を一人抜き、6番の
前でレイアップを決めたところでタイムアップ、劇的な逆転優勝でした。
子どもたちはほんとに良く頑張ってくれました。韓国でのいい思い出が出来たことと思います。
私もそのお手伝いが出来たことを嬉しく思います。
ただ申し訳無かったのは、準決勝・決勝と競った試合が続いたため、全員を出してあげられ
なかった事です。 「すみませんでした。」
でも寄せ集めのチームが試合をするたびに成長していく姿を見ることは、私にとってもいい
勉強になりました。
ここで紹介出来なかった子も、みんな頑張っていて、一生懸命にリバウンドやルーズボールに
向かっていく姿は、見ているこちらも感動してしまいました。
この経験を日本に帰って、自分のチームで生かして欲しいと思います。