ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

薬の中止


本当に行かなかった。
ストックの薬が終われば最後。
私は、何だか全てがイヤになったのと同時に、自分が薬がなければいけないと思っているだけなんじゃないかとも思った。
薬の血中濃度も飲んでいても上がらなくて医師達には「どうせ、お前は飲んでないんだろ」と言われ続けていたし、ちょっと友達と発作が重なれば、わざとだろとか(これは喘息児は皆、仲間で発作を起してると言われてたんだけど)
だから、だったらやめてやろうじゃん。
死んで仕返ししてやるくらいの意気込みだった。
やめる事なんて、私にはどって事なかった。
勿論、ステロイドも急にやめれば、副腎不全を起す可能性だって否定は出来ない事はわかっていた。
でも、言われ続ける事も先生や看護師に威張り続けられる事もうんざりだったのだ。
薬を全て飲み終わると、そのまま中止した。
次の日、発作は起きた。
どんどん悪くはなる。
おっ!!このまま我慢すれば死ぬか?
仕返ししてやる!!
ほんとにイヤだったのだ。
でも、当時は我慢出来なかった。
ほんの少しの我慢を超えれば、楽になるのはわかっているのに。
開業医の先生のとこに飛び込み、点滴。
そう簡単には良くならない。
また、病院に戻された。
墓穴をほったのと同じだ。
3ヶ月以上、行く事もなく、久々に現れたと思ったら薬をやめて悪化。
肩身が狭かった。
でも、死んでもいいと思うくらいイヤだった。

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