ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

母の入院


当時は、治療法もなく、後10年と言われ、絶対安静という状態で、家には誰もいませんでした。
その頃から、頑張って自分で帰るようになったものの、他には何も出来ず、姉や兄が宿題やカバンの支度をしてくれていました。
いつ帰っても家は真っ暗で、誰もいない。
そんな中にポツンと一人で帰って、誰かが帰ってくるまでは本を読んで待っていました。
いつも咳もゼイゼイも止まらないので、ベポラップを塗ってくれていた母がいないので、自分で出して塗りながら、なんで私だけ、いつも咳をしているんだろう・・・と謎めいていたけれど、それが当たり前だったので、あまり気にもしていませんでした。
そんな日が、毎日続くので、教科書は全て暗記してしまい、図書館で借りてくる本も暗記してしまって、たまに会える母に、読んで聞かせてあげられるようにまでになってしまいました。

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