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2023.04.08
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​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​Milkywayです。お元気ですか? 
                          20230408

20年以上にわたる内戦で、国土が荒廃し、極度の貧困に陥った国カンボジア。
この国の悲劇はそれだけではなく、ポルポト政権下で、医師、教師、僧侶を含めた高等教育を受けた人、芸術家の90%前後を虐殺し、教育現場を壊滅させてしまったことだ。
当然、伝統芸術も芸能も失われてしまった。

だが、ほんのわずかだが生き残った人もあり、苦難の中で勉学を続けた人もいる。
そうした人たちによって、伝統芸能が復興され、現代の芸術と融合されて独特な作品が生まれてきている。

作曲家 Sophy Himは そうした人の一人で、 カンボジアの西洋クラシックの作曲家三人のうちの一人。

今日は、 Sophy Him によってつくされた カンボジア初のロックオペラ《Where Elephants Weep》 (象たちがなくところ)が、まもなくブロードウェイ・オン・デマンドに登場し、4月14日から23日まで( 日本では14と15日の両日 のようだ)世界中で 無料公開 される。

ぜひ、観ていただきたい。
アクセス先は
https://www.broadwayondemand.com/rentals/f4e4b5d8-ede0-4035-b6e6-884c0fca3473
  注意:クリックするとENTER CODEを要求されるが、ENTER CODEを記入する必要はない。

​【作品紹介】​
この作品は、戦後のカンボジアを舞台にしたロックオペラで、2007年に初演。
物語は、カンボジアの歴史、民族的な傷跡、文化遺産の壊滅、新旧の融合に焦点をあてて描かれる。12世紀のカンボジアから伝わる伝統楽器のアンサンブルであるピン・ペアト、西洋の弦楽四重奏、そしてロックバンド、ラップなど、東洋と西洋の過去と現代が融合した音によって物語が紡がれていく。

さらに、舞台装置にも演出にも、伝統的舞踊や現代のダンス、カンボジアの重要な芸能である影絵も取り入れられ、非常に魅力的な要素に満ちている。
まさしく伝統と現代のアート、過去の歴史と現代、そして、東洋と西洋が融合したハイブリッド・オペラである。

歌手については、公演によって出演者は異なる。YouTubeである公演の映像の一部が観られるので、ご紹介しておく。圧倒的な歌唱力もだがカンボジアの伝統芸能も垣間見られる。
https://www.facebook.com/watch/?v=837304676387960

【公演への高評価】
《Where Elephants Weep》
2008年のニューヨーク公演は、リンカーンセンターシアターで上演。The New York Timesは、この作品を「アジアのオペラの新たなる基準」と賞賛し、音楽、歌唱、ダンス、演技、舞台装置、演出など全てにおいて優れているとの高評価を報じた。

オーストラリアのシドニー・オペラハウスでの公演では、シドニーモーニングヘラルド紙から「素晴らしい音楽と素晴らしいストーリーテリング」と絶賛された。

NPRは
‘East Meets West 'Where Elephants Weep'(Where Elephants Weepは東洋と西洋の邂逅)と評し、作曲家とのインタビュー記事を掲載している。
 https://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=9907120

このインタビューで、 MARC ROSSI教授(ピアノ、バークリー音楽大学)が非常に大切なことを語っている。 「この曲は、自分自身の言葉で表現しなければならなかったし、これまでにない方法で、新しいことを言わなければなりませんでした。ですが、豊かな想像力を持ち、音楽的な力のバランスをとるセンスをもつ、優れた作曲家の手にかかれば、違いを際立たせながら、共通点を見つけて統一することができることを証明したのです。」

これに成功したのが、Sophy Him教授であり、その作品《 Where Elephants Weep 》なのである。

カンボジア本国でも公演が行われ、ロイター通信は「カンボジアの魂を描いたロックオペラ」と高く評価。「このオペラ作品は、この国の文化や歴史について理解を深める重要な作品となっている」と伝えた。

私は初演前に、友人でもあるSophy Him先生のところで映像だけだったが、観せてもらった。感動で涙が止まらなかった。今でも、思い出すたびに胸の奥が熱くなる。

​ブロードウェイ・オン・デマンドでは、この作品《 Where Elephants Weep 》の公開に合わせて、作曲家ソフィー・ヒムと台本作家キャサリン・フィルーのインタビューも掲載する。

このインタビューも、もちろん作品鑑賞も無料。
https://www.broadwayondemand.com/rentals/f4e4b5d8-ede0-4035-b6e6-884c0fca3473 

​4月14〜15日、ここをクリックして、新しい音楽世界を味わってもらいたい。​
https://www.broadwayondemand.com/rentals/f4e4b5d8-ede0-4035-b6e6-884c0fca3473
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最終更新日  2023.04.08 10:07:20
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