楽しい南の島

お出掛け、お出掛け~!!

お出掛け、お出掛け~!!
8月7日

少し曇り空の1日が始まった。
陽射しが無いと、肌寒いくらい。
今日は、またパセックさんと一緒だわ。

早朝のレストランは、日本人で一杯。
そうか。そういうことだったのね。

連日、朝ご飯の時に、日本人がいなかった訳。

みんな、オプショナル・ツアーにお出かけなのね。
ホテルに残ってるのは、変わり者って事かしら?
ま、今日は普通の日本人?

慌しい雰囲気の食事を終えて、
身支度を整えると、8時半にロビーへ。

一昨日と同じ、満面ニコニコの笑みを浮かべて、
パセックさんが、登場!

今日は、ちゃんと両替もしたし。
水筒は、持ったし。水着も持った。忘れ物ナシ!!
さぁ、出発よ!

ツアーの内容は、
「バリ東部と美しいビーチ」

まずバトゥブラン村でバロンダンスを見るために、
ジャラン・バイパス・グラライを北上する。
相変わらず、ビュンビュン猛スピードの車。

走ってるバイクの数が、半端じゃない。
しかも、1人で乗ってる人なんていないのよ!
2人乗りが標準。

子供が間に乗ってる、3人。
さらに、もう1人子供が挟まってる4人。
お母さんが、赤ちゃんを背負った5人乗りまで!
家族全員で、1台のバイク!!! ファミリーバイクってわけ。

ヘルメットなんて被らない。
見てると、恐ろしい~。

絶対に、バリでは運転できない!
100万円くれても嫌!!
ブルルルル。
だから、ガイドさんがたくさんいるのね。納得。

群がるバイクをかき分けかき分け、走り続ける。
すると突然、後ろから白バイが。
ウーウーウーーーー!!!
サイレンを鳴らして、追いかけてきた。

え?え?
私達の車なの?
うそ~~~~~!!!!
何が起きたっていうんだい~~~!!!!!

車が路肩に止められた。

運転手さんが、外へ出て行って、
警官と話している。

「大丈夫です。」
余裕のパセックさん。
よくあることなのかしら?

ずいぶん長々と話しをしている。
本当に大丈夫なの? パセックさんは、平気な顔してるしなぁ。
うーーーー。

どうやら、スピード違反で切符を切られた?
あるいは、この場で、罰金を払ったらしい。

10分後、車は何事も無かったかのように、北へ向ったのだった。
あ~。ドキドキしちゃったわ。

段々と周囲の車は、旅行会社のバンばかりになってきた。
前も、後ろも、右も、左も、


観光客とガイドさんを乗せ、競争するかのようなバンの群れ。

もしかして、この車全部バロンダンスが目当てなの?
こんなにたくさん、入れるのかしら?

心配を他所に、バトゥブラン村に到着。
広い駐車場は、車だらけ。

この村には、3ヶ所集会場があって、
毎朝9時半から、バロンダンスが行われているんだって。

パセックさんから、ダンスの説明書きを手渡され、集会場の中へ。
階段状の客席には、太い竹で組んだ椅子が置かれている。
テキパキと座席を取って貰えたので、
真中より前の席に、座る事が出来た。
ありがとう! パセックさん!

舞台の真中は、割り門。
左右には石像が白黒格子の布を巻き、赤い花を頭にさして立っている。
門を守っているみたい。
お祭りの時に飾られるペンショールも立っている。
両側に石造りの塀が、舞台を囲むように伸びている。

門と塀の後ろ側には、巨木が天を指し、
その向こうに、田園が広がっている。
のどかな風景~。
舞台の右手には、美しい衣装を着けたガムランの演奏者が。

客席には屋根がある。太い柱と屋根だけの建物。
柱にも、白黒格子の布が巻かれている。

白は知性。黒は力を現しているそう。

さぁ。そろそろ開始時間よ。
ワクワクするなぁ。

・・・・・・・・・・・・・・・

どんなだったかな?
バロンダンスは魅力的。

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