てるみんの生活

てるみんの生活

緊急手術



初めに言われたのが「妊娠」。そんなんじゃないって自分で思っていたが尿検査を受ける。
もちろん、妊娠はしていなく、尿検査は陰性。

次に採血。検査結果が出るまで、鎮痛剤を注射されレントゲンも撮る。

レントゲンを見ながら言われたのは「便秘」。これも絶対違うと思っていた。

そうこうしているうちに鎮痛剤が切れ始める。この時医師はどこかに行って居なかった。看護士が内線電話で医師を呼ぶがなかなか来なかった。私はかなりイラついていた。やっとどこかから来た医師は、更に効く筋肉注射を打った。血液検査の結果から異常箇所特定できないと言い、結局様子観察と精密検査の為入院とし、内科病棟に移動させられる(AM9:00)。

CT撮りに行くのに車椅子で行く。鎮痛剤が効いていても動くたびにお腹に激痛が走る。
結果、胆石かもしれないと言われるが、念の為婦人科でも診てもらうよう言われる。動きたくないのに、また車椅子で婦人科外来へ移動。車椅子で移動中の振動もお腹に響く・・・。

婦人科で早速内診。
内科で撮ったCTも見ながら、卵巣が普通じゃないからMRIも撮って来てと言われる。

またまた、車椅子でMRIへ移動。
夜勤明けということもあり、疲れて眠くなる。
MRIはすごくうるさいのに、すやすや寝てしまう。検査中の記憶がない・・・。

MRIの結果すぐ手術して左の卵巣を取ってしまわなければ、痛みは続くと。
この時点では、悩んでいる暇なく残せるだけ卵巣は残すということを聞き、訳も分からず手術に向けて着々と準備が始まる。
とにかく、この痛みがなくなるなら、何でもいいやという感じだった。
慌ただしく準備が進み、私は状況を把握できないまま、言われた通りに行動する事が精一杯だった。

手術室に運ばれ、肩に注射され、意識がだんだん薄れていった。
次に目が開いた時は病室だった。

後で自分の病状、手術についての説明を聞き初めて理解出来た。
私の左卵巣はもともと嚢腫で大きくなっていたようだが、その嚢腫何かのきっかけで捻転をおこし、そこが破裂したということだった。
幸い左卵巣全摘とはならず、ほんの少しだが残せたということだった。
傷口は下腹部を横に切る方法だった。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: