TOTAL MEDIA MANIAC

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繁殖について

子犬の繁殖について

100日(以上)戦争の覚悟を・・・。

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ー繁殖について
ー犬舎号シッポハウスへの思い
ー犬という生き物
 ー栄養・ダイエット
 ー躾ってなんだろう・・・?
 ー私がハフマンを選ぶ理由

子犬の繁殖

●出産準備から出産
    子犬の巣立ちまでにかかる費用と労力

出産準備










・健康診断  1000円~ (検査項目によって異なる)

・交配料   ブリーダーの場合 50000円~ (相手の血統・受賞暦による)

・交配相手(ブリーダー)のところへの交通費 x 2 
11日目と13日目の2回にわたった方が確実に妊娠可の為

・エコー費用 3000円~
・レントゲン費用 3000円~
胎児が何匹入っているか確認。大きさ、数によっては
 帝王切開の判断がなされることもあります。


 ・産箱の準備
出産後 ・犬用ミルク・哺乳瓶・ペットシート・母犬用の栄養補助食品(特にカルシウム)
母犬の栄養管理の他は、通常、子犬の面倒は排泄を含め全て母犬が行う
のでかなり飼い主の負担は少ない。稀に全く面倒を見ない母犬がいるので
 その時は、ここから飼い主の不眠不休の日々が始まります。 


・子犬・母犬の体重増減を必ずチェック

・時期が合えば母犬のワクチン接種
子犬への免疫移行の意味で非常に有益。
生後3週間目くらいから・・・。 ・離乳食のスタート・ペットシート多数

・体重の増加を必ずチェック
生後30日~ ・仔犬たちの飼い主さんたちとのアポイントメント・顔合わせ・値段の説明
きちんと説明して理解してもらいましょう。ここで曖昧なことを言っていると
 後のトラブルに繋がります。特に自家繁殖の犬は安いと思い込んでいる
 相手には注意が必要です。説明しても無駄なことが多いです。


・抱いて外に出すなどの外的刺激、テレビの音、掃除機などの異音に慣れさ   せ各家庭での生活に支障のない基盤を作る。
生後50日~ ・仔犬たちのワクチン接種  1頭に付き5000円くらい
  (犬種・生育状況により異なりますので、獣医師と相談の上
   ワクチネーションプログラムを組むと良い)

・リードと首輪になれる。

・基本的なケア(シャンプー・歯磨き・パットの手入れなどに慣れさせる)
生後60日~ ・この頃から更に外界に慣らし、色々な種類の人間や犬と直接の接触。        
・仔犬たちの飼い主さんたちとのアポイントメント2回目以上        

・シートでの排泄、待て、座れなど母犬の真似をして自然に覚える時期。
生後90日~ ・2度目のワクチン接種   1頭に付き8000円くらい

・次の飼い主とのスキンシップ。 

・必要があれば犬との生活の基本的な話を聞いてもらう。

この頃から、仔犬たちは積極的に室内外で運動をし、あらゆるものに
興味を持ち始めます。朝早くからよく鳴き、ゲージから出してやると
大運動会が始まります。ここで閉じ込めたままでは健全な好奇心と
運動能力の発達の遅れに繋がるので、私は積極的に遊ばせます。
もちろん危険回避の管理と観察が必要です。
生後120日~ ・旅立ち

・犬舎号登録(初回のみ)  6300円

・血統証の申請登録  1頭に付き  2100円
  (生後90日以内 それ以降は5300円)

●100日戦争始まる

上記はざっと私が経験したハルの出産に関する費用と労力のほんの一部です。 見ていただくとわかるように、飼い主の労力は生まれてすぐよりも、むしろ離乳の期間からその多くが注がれます。離乳を始めると母犬は排泄物の処理をしなくなり、初めの頃は、糞は垂れ流しの状態になります。次第に自分の巣の中ではしなくなりますがそれまでは掃除!掃除!掃除!掃除!の連続です。食事は日に5回くらいが適当で、しっかり食べているかのチェックも必要です。

朝は大抵4時くらいからピーピー泣き始め何がしかを要求しますが、鳴いたからといってその要求をすぐに聞いてやっていては、鳴くことで要求が通るという思い込みをさせてしまうので注意が必要です。かと言ってその要求は満たしてやる必要がありますから、タイミングが非常に難しいのです。

あとで知ったことですが、巣の扉を少しだけ開けておいて外にトイレを作ってやると、うまい具合にそこでするようになるそうです。ただしうちの環境はマンションの一室ですので、眠っている間の危険(異物を飲み込むなど)を考えると扉を開けたまま眠るのは無理でした。

40日を過ぎる頃になると、母親絶対だったものが人間にも興味を示すようになります。 TVの音や訪問者の呼び鈴、掃除機などの音も積極的に聞かせ、怖がるようなら撫でて励ますようにしていました。また、抱いて外に連れ出すことも重要で、多くの人に抱いてもらって人間に対する信頼感を持たせ、また多くの人間が自分を愛してくれていることを知らすようにします。

もちろんこの時期に母犬や兄妹たちと一緒にいることで、犬という種としての刷り込みがなされるわけですが、彼らの健康状態を常に観察しながら、成長に合わせた社会化の訓練を織り込んでいくのがブリーダーとしての義務であると思っています。

私が100日戦争というのは、これが所以です。 おわかりでしょうか?   

                                            【このページの topヘ 】 

繁殖について・ハルの子犬たち

●自家繁殖は道楽である

私が自家繁殖を道楽と言い切るのは、まず第一に自分の仕事や生活の半分以上、もしくはもっとを犠牲にし 、上記のような100日以上に渡って子犬の世話をすることが、殆ど何の見返りもないからです。

子犬の値段を自分が掛けた労力に置き換えたら、とんでもなく法外な値段になってしまいますが、それを理解して子犬を買ってくれる人は恐らく一般には皆無でしょう。 幸い私の場合は、4ヶ月以上母親や兄弟と過ごした犬がどれほど素晴らしく、犬らしいかを理解してくれる飼育家にめぐり合うことができましたので、掛けた金額と同額程度は戻ってきていますが「儲かる」などということからはほど遠い話です。

私は、私の信念で子犬をきちんと社会化して他所に出し、末永く愛され、犬らしく生き、そしてその天寿を全うしてもらいたい思いです。 ですから30日程度で子犬を母犬から引き離し、その役目を終える多くのブリーダーはペットの生産者に過ぎないと思っています。(ただ、彼らもそれが仕事であってそれによって収入を得なければいけないのですから、それを多大に批判する気は毛頭ありません。)

また、ここでいう自家繁殖は私自身にとっては大いなる道楽に過ぎないということが、これで理解していただけると思います。

繁殖について・小春おむつ訓練
生後1ヶ月くらいからの様々な練習の一つ、おむつ訓練です(笑) おむつ訓練は男の子でも施します。 これは例えば老犬になっておもらしをするようになった時などにも必要ですし、抜け毛防止の服などもこの頃から。

他に薬を飲む練習、診察台を怖がらない練習、歯磨きを嫌がらないようにする、シャンプーに慣れるなどなど、発育に併せて様々な練習をして行きます。

●刷り込みについて

なぜ私がこの大いなる道楽にハマってしまったのか、これはまず「小春」やその他兄弟の犬としてのあるがままの姿に感動させられ、魅了されているからでしょう。 躾、躾と息巻いていた自分が可笑しくなるほどに、彼らはなんの困難もなしに成長に応じて私達の言うことを確実に理解し、良き共存者として成長していってくれています。

これはあとで紹介する川俣昭彦さんの言う、彼らが「刷り込み」の完全になされた犬だからに他ならないからです。(
この違いを知ってしまったら、もう現状のペットショップでは、子犬を買うことは出来なくなると思います・・・。) 

前述の川股昭彦氏の著書  「魔法のドッグサイン」 ですが、この本は私の友人が「八ヶ岳で70頭の犬と暮らしている人がいるよ」と教えてくれたことから辿り着いた著書です。 私が生まれた子犬を「きちんと社会化の躾をしてから次のオーナーに渡したい」としつこいくらいに言っているのを聞いて、似たようなことを提唱している人がいるから、調べてみたらどうかと言ってくれました。 実際のところ驚いているのは、私が思っていたおぼろげな考え方を明言し 「犬は最低4ヶ月までは母犬や兄弟と過ごすべきである」 と仰っています。そうすることで犬としての刷り込みが確立され、以後非常に安定した「犬としての生涯」を過ごすことができるのだそうです。私にとっては自分の考えがかなり正しかったことの証明にもなり、尚かつ多少の軌道修正をすることが出来たのです。


さてここで言う「刷り込み」とは一体どういうことを言うのでしょうか? 川股さんは著書の中で
刷り込みとは「生き物の法則」 だと言っています。例えば、狼に育てられたことで有名なインドのカマラとアマラという姉妹は、保護されてから生涯のうちで50ほどの言葉しか話さず、立って走ることが困難、肉食を好み調理したものを食べたがらず、羞恥心や性的関心の欠如、知的発達の遅滞が著しかったそうです。 これは人間として一番大切な時期に人間としての刷り込みがなされずに、狼としての刷り込みがなされたからに他なりません。

どんな動物でも生まれてからのある一定の期間、その感受性や五感が最も発達する時期にその種としての法則を学ぶ必要があるのです。 つまり
犬には犬としての刷り込み期間が不可欠 だということです。

ではペットショップで売られている子犬たちはどうでしょうか? 恐らく40日も満たない期間に親から離され、心に傷を負い、さらに小さなゲージに入れられ陳列されます。 これは私達日本人が可愛らしく幼い犬を求め、売る側も一番売りやすい時期の2ヶ月~3ヶ月までに子犬を入荷したがるからです。 (注:最近は動物愛護保護法の改正によりかなり改善されてきているようです。)

さらに多くの人が、犬は小さい頃から飼ったほうがよくなつくと迷信のようなことを信じ込み、生後1年以上経つと躾が困難と思っているのです。

「生後すぐに親から離された子犬でもちゃんと立派に躾を覚え、人間にきちんと服従しているんだから、何の問題もないではないか」と反論する方もいると思います。確かに親から早期に離された犬でもきちんと社会化され、人間のいうことを理解し、共に生活していることは確かです。 

これは賢明な飼い主と、それよりもさらに賢明な犬がお互いに努力をした結果であって、刷り込みがなされていない犬が、不幸なことに全く無知な飼い主に出会い、人を噛んだり、(俗に言う)無駄吠えが酷かったりという
問題行動の末、保健所送りになったという例は後を絶ちません。

また、刷り込みのなされていない犬が  1.他の犬を極端に怖がる 2.相手の犬を威嚇するなど攻撃的になる。 3.喧嘩になる(特に同姓の場合が多い) 4.些細な物音や見知らぬ相手に過剰反応して吠え続ける。 5.目に余るほどのイタズラをする。 6.犬でありながら他の犬に関心を示さない。 などの習性は殆ど矯正することが出来ません。  これは認識力の未発達から来るものだそうです。そしてこれらの多くは決して躾で直るものではなく、生涯習性として残ることになります。一部のそうした習性は、叩かれたりトリーツでつられたりで、局所的に直ったように見えてもそれは根本的な解決とは言えないのです。 また別の形での問題行動の噴出となる可能性もあります。

ですからご自宅で愛犬の出産を考えていらっしゃる方は、 どうか子犬をせめて4ヶ月は母犬と一緒にいさせてやることを選択肢の一つに入れて、計画を立てて頂きますよう心から願っています。 

そうすることがその子達が将来生きて行く上での非常に重要な糧になると思えば、たった数ヶ月間の時間を割いてやるくらい、なんでもないことだと思いませんか?     

                                            【このページの
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