ほの.かな.日々~Glueckliche Tage mit Honorin&Kanapon~

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怒涛のスピード出産



握り締める携帯電話の向こうのS院長、
「大丈夫、お尻にタオルでも敷いて高くして!」

タオルを敷こうにも、ママの様子に怯えるほのりんが
膝から降りてくれず、もうすっかりパニック状態に
なってしまった。陣痛が押し寄せる度、電話越しの
S院長の指示の元にフーッフーッと呼吸を繰り返す。

痛みが増してきて、呼吸もほとんど悲鳴になってしまい、
ほのりん「ママ大丈夫?ママもう治るよ?」と
泣きそうな顔。母は強雨の中、どうすればいいのよぉ!?
とやはりパニック状態でハンドルを握る。(修羅場だ‥

車で産まれても良い様にと、助産院近くのヨーカドーで
助産院の車に移る事になった。薄暗い中何とか落ち合え、
「Oさん!もう大丈夫よ!」と、助産師のヨシモトさん、
シンカイさんに抱えられ車を降り、助産院の車に移動。
タオルの敷かれた後部座席に四つんばいになる。

「よかった、もう産んじゃっても大丈夫だからね~」
というシンカイさんの声に安堵しつつ、痛みと戦う。
Omaとほのりんの車は、必死に後から追いかけて来る。
(映画“スピード”のBGMでどうぞ^_^;

10分程走ったか、何とか間に合い、助産院前に車をつけ、
外で待っていたS院長、助産師さん達に抱えられ、
それこそシュワッチ!とベッドに投げ込まれ、引き続き
四つんばいでいきみを繰り返す‥

よかった~車で産まずに済んだぁ♪と思うと同時に、
2回目だろうがやっぱりいだいよぉ~!と情けなく叫ぶ。
もうこの時点で、頭は出始めていた。

少ししてOmaが「パパ来たわよ!間に合ったわよ!」
会社から飛んできたパパが、四つんばいの私の前に。
「よかった、がんばれ!」うわ~んパパぁ~(号泣)

パパの腕につかまり、助産師さん達は私の腰や足やお尻を
抑えたりさすったり、Omaとほのりんは「がんばれ~!!」
くじけそうな痛みの中、一番居て欲しい人々が全て揃った
安心感に気を取り直し、いきみを繰り返す‥

5回もいきんだか、とにかくその後あっという間に
頭は出て、「これで最後!今度陣痛が来たら終わり!」
というS院長の言葉に「やっだぁぁ~~♪」(←やったぁ)
と不気味な声を出しながら息を吐くと、つるるん!と
全身が出て、すぐに「フエェェ~ッ!」と元気な産声が。

「おめでとうございま~す!」助産師さん達の声。
「やった~もう泣いてるよ~」汗かきかきのパパ。
「キャ~出てくるトコ初めて見ちゃったぁ~感動だわ~」
とOma。ほのりんもちゃんと見ていたらしい。

当の私は「これでオワリ?!」と、余裕の笑顔。
そらそーだ、前回3日間苦しんだのに比べれば‥(^_^;;
四つんばいからそのまま仰向けになり、へその緒で
つながったままの娘‥“かなぽん”を胸に抱いた。

ほのりんの時と同じ、羊水の香に懐かしさがこみ上げる。
体は胎脂で真っ白だったが(ジャンク生活のせいか?!)
ほのりんよりも上手くおっぱいに吸い付いてきた。
すぐに負けじとほのりん姉さんも片方のおっぱいに‥
夢のタンデム授乳が早くも叶ってしまった(^_^;;

その間にパパはへその緒をチョキン。胎盤も難なく
出て、全て終了!めでたしめでたし♪(?)

いやいやホントーに、今日の天気のごとく、
2時間40分程(助産院到着後約15分)の、秋の嵐の様な
出産でありました。わっはっは♪(^_^;;
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ようこそ!愛しのかなぽん♪


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