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約20年前に介護保険が始まりました。介護保険以前の処置の時代は、役場主導でした。役人は基本的にサービス精神が無いので、聞かれなければ教えないというスタイルを取ります。 サービス精神旺盛な会社なら、そうならず、関連部署に繋げて、お客さんの必要なサービスが受けられるようにするはずです。 しかし、役場ではお客がこんなサービスがあるんだよね?それってどこにいけばいいの?と聞いた時に初めて教えてくれる。聞かなければ知っていても教えない。教えるのが面倒なのか、そのサービスが必要なのかどうか分からないのかどうかわかりませんが、創造性が足りないのは確かであると思います。 役場の思想は社会主義的な思想である為に、お客様のためにとか、お客様の立場でとかという考えが無いのです。それでいて、自分が逆の立場になると、めちゃ苦情をいって怒るわけですね。 話がだいぶずれましたが、処置の時代は、役場主導の社会主義、共産主義の考え方で福祉政策が行われていたわけです。 これだとどうしても財政赤字になります。増税路線に行きます。バラマキ型になるのです。 そんな中サービスをもっと良くしたいという民主主義的思想を持った方と財政破綻になる前に国民からお金を搾取すればいいのだと考える方との理想が一致したのだと思うのです。で、介護保険というサービスを選べる。自己決定。利用者負担。ケアマネジメント。これが出てきたのではないかと思うのです。 介護保険はドイツの介護保険をモデルにしています。ドイツでは介護保険は破綻しました。日本の介護保険と違うのはケアマネジメントが入っているということです。利用者の代弁者として、利用者の立場で考えでサービスをコーディネートする福祉のプロです。 このケアマネジメントの思想は民主主義というか資本主義的な思想で、利用者に全託し、責任を押し付けるのではなく、利用者が必要で、適正なサービスをいつでも自由に受けることができるという考えのもとに出来たと思っています。ソフトは民主主義、資本主義なのですが、ハード、システムが社会主義から抜け出せなかった為に、民間の力を利用といっても、サービスに違いがなく、値段も全て一律ということでは、そてそも選ぶという選択肢がないのです。 それに介護保険を利用開始するのにとても時間が掛かります。 介護保険のシステムを民主主義、資本主義的なものにしなければ本当の意味での選ぶ。自己決定。という本来やりたかったことが出来ません。選ぶこと、自己決定が自由にできること、サービスや値段の違いがあって、そのサービスが自分にあっているかどうかを見極めることが出来、そこでその事業所を選ぶかどうかという選択肢が出て、選ばれなければ淘汰されて行くということになり、サービスの向上をしなければ生き残れない。だから無限にサービスの向上をする為に学習して、それが儲けになり、自分の給料に反映されると思うのです。そういう形のシステムに変えたいと僕は思います
2019年12月30日
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ギター🎸とチェロのコラボ りんごの歌、青い山脈など懐かし歌を中心にみんなで歌いました
2019年12月26日
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御機嫌よう!!みなさま。ご訪問ありがとうご財増す。この訪問が皆様の幸福に繋がりますように。介護技術の一つでボディメカニクスというものがあります。この技術は起居動作や移乗の時に使う技術です。ボディメカニクスをマスターとまで行かなくてもしっかりと使えるようになれば、介護現場でのよく言われる腰痛は職業病というのは無くなるでしょう。なぜそう言い切れるのかと言えば、僕自身ボディメカニクスのマスターなんてとても言えませんが、人に教えるくらいのレベルではないかと思っています。介護の世界に入って23年間、腰痛になったことはありません。五十肩になった時(四十台で)にその痛みが背中に行き腰痛ベルトを使用したことはありますが…(笑)腰が微妙に痛くなる時が1年のうちに3日間くらいあるんですけど、そうなる前は、やはりボディメカニクスをしっかりやっていないんですね。で、これ以上腰が痛くなったらヤバイ!!と思い、ボディメカニクスを忠実にやっていると多少腰が痛くいても、その痛みを感じさせないほど軽々と、ホイホイと移乗が出来てしまうんです。ボディメカニクスは魔法の技術だと思います。介護現場で移乗の場面に立ち合い、上手い移乗だなと思ったことはないんですよね。今まで、もちろん、理学療法士や柔道整復師などの方がやる移乗は上手いと思います。しかし、介護職や看護も一部含みますが、上手い移乗だなと感心するのは見たことがない。でも、その方が例えば介護の初心者にボディメカニクスを教える時は上手くやっているんです。こういうのを見ると、これって何だろう?と思うわけです。介護の初心者教えると時は移乗をする時の環境が整っています。広い場所で、モデルは高齢者ではなく職員。モデルが介護職員だと、酷いと自分で立ってしまう時がある。そういうぬるま湯の状態で教えられて、それが全て、完璧なものだと思うから技術の向上がないのではないかと考えました。実際、訪問介護に行けば、家は狭いし、部屋の中に色んなものがあって足の踏み場もないという部屋だってあります。そういう環境の中でボディメカニクスの効果を最大限にするにはどうすればいいのかということを念頭に方法を考える癖がないからだろいうなと思いました。ボディメカニクスを100%使える環境なんてないに等し。そういうことを前提に自分で考えることが必要なのだと思う。やはりまず初心者の方がやるのは基本の反復練習。ボディメカニクス100%使える環境で、バットで素振りをするかのように、何度の何度も移乗を繰り返す。身体が覚えるまで叩き込む。次に仕事の中で利用者に移乗をする時に、もっと利用者が楽になる方法はないかと考える。完璧にできたと思ったとしても、どこかまだ利用者が楽になる方法はないか、やり方はないか、改善点はないかと考える。そういう視点を持っていると、必ずインスピレーションがあります。例えば、もう少し足を前に出した方がいいとか後ろに下げた方がいいとか、移乗の時に利用者と自分のいきがあっていなかった。テンポがもう少し早ければもっと楽になったはずだとかそれに気が付いたら、同じ利用者に気づいたことを実験して自分の考えが正しいか確かめるのです。そうやって何年も何年もやっていると、始めてみた利用者でも、この人はこのくらいは立てる。このくらいは出来る。病院ではおむつだったらしいけど、紙パンツで行けるとか分かってしまいます。その見立てはたいてい当たります。他の人がやって立つことが出来ないとなっても、この人はやり方をすればこういう立ち上がること出来る方法も分かってきます。どんなものでも技術、スキルに上限はありません。もし上限があるとしたら、限界があるとしたら、その介護者の上限、限界であって技術の上限、限界ではありません。ボディメカニクスという技術というのはとてもお得な技術で、利用者が楽に立てる、楽に起き上がる、楽に移乗できるということになればなるほど、介護者も介助が楽になっていきます。こちらが手伝っているのに、本人自身の力で立ち上がったのだ!と錯覚するぐらいの技術が最高ランクの技術だと僕は思っています。そういう介助が出来れば、利用者は自信を持ち、どんどん立ち上がりや移乗が上手くなっていきます。それは利用者が自立することを意味します。常に自分を見つめ技術の向上に貢献するようなボディメカニクスをやっていきたいと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。
2019年12月19日
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僕は23年間の介護の歴史の中で、介護保険施設は全て体験してきました。療養型病床群、老人保健施設、老人福祉施設、最近できた介護医療院では働いたことはありませんが、この3つの施設の介護のやり方がそれ程変わらないので、介護医療院の介護も想像はできます。 施設介護でいつも不満に思うことがありました。仕方ないと諦めてしまっていたので、この不満は、自分の力量のなさ、力のなさと反省をしていますが、何らかのアクションを起こしていかなければいけなかったと思っています。 それは、認知症なので立ち上がる利用者がいる時に、座ってください❗️と座らせる行為です。そうやって立ち上がるたびに座らせて、立ち上がりが無くなると、職員は落ち着いたと言います。この見方が職員目線でどうしても納得できない、そうじゃないよね?と思うところでした。 利用者が立ち上がるには立ち上がるだけのきっかけや思いがあります。そのきっかけや思いを探ることなく、立ち上がる=落ち着きがないという構図にやりきれない思いがいつもありました。 そうやって立ち上がりを抑制することにより、何らかの意欲を奪っていることに気がつかないのかなーと思っていました。 立ち上がるということは、何かをしたいのです。その何が行動の意欲になっているのです。その意欲を奪うことで、人間の生きるエネルギーを奪っていることになるのです。立つな!ということは、何かをやろうとした、その何かを否定されたことになります。それを否定された続けたら、自分自身を否定されたことと思うのです。それは、自分の存在が否定された事と同じなのです。自分を否定され続けて、生きる意欲が湧いてくるわけがありません。 言葉を選ぶ必要があるかもしれませんが、誤解されてもいいからストレートに言えば、生きる意欲を削ぐ言葉を発信するのということは、死ね!といっているようなものです。 その証拠に抑制され続けて、立たなくなり、活気がなくなり、言葉数が少なくなり、食事をとらなくなり、表情もなくなり、身体が弱り死んでいってしまいます。これをみんなは、加齢だというでしょう。 でも僕は加齢なんて思いません。その人の行動を否定し続けた結果です。 じゃあどうすればいいの?という声もあるかもしれません。 まず大事なのは、立ち上がる原因を聞く事です。そして、その思いを職員全員が受け止める事です。 そうすれば、職員の行動が必ず変わってきます。 ふと間なことを考えて感慨にふけってきました。
2019年12月16日
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