・・・そして、今思うこと

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母の転院


 地方での生活が続いていたため、膠原病の専門医にはずっと巡りあえませんでした。
 そして、転院を重ねた結果、『前の主治医が処方した薬を中止したがために、症状が悪化しては困る』ということで、薬が20種類以上に増えていきました。
 よく「薬の整理をしなきゃ。」といって机の上いっぱいに薬を並べて朝・昼・晩と薬を分けていた姿が目に浮かびます。
 今思えば、副作用の症状であるにもかかわらず、その症状に薬を処方されていった結果、大量の薬を服用することになったのだ思うと母は言っていました。

 今から5年程前、膠原病専門医である現在の主治医とやっと巡りあうことができ、その医師に薬の整理をして戴いたそうで、それからというもの、薬は5~6種類に減り、それと同時に身体も楽になったそうです(実際には名前が違うだけで、同じ作用を及ぼすであろう薬が何種類もあったのだと言っていました)。
 そろそろ更年期障害も落ち着いた頃だったせいもあるかもしれませんが、現在は普通に生活できています。

 慢性疾患の方が転院するのは、とても大変なことだと思います。
 今までの経過を口頭で説明するのには限界がありますし、それぞれの医師によって、治療法が異なることもあるでしょう。
 ただ新しい薬を処方された際は、『どういう作用があるのか』『副作用はどういう症状が現れるのか』同じような薬を処方されていた場合、その薬との違いなどの説明を十分受けた上で服用して頂きたいなと個人的には思います。
 医師に頼るだけではなく、自分の身体のことを理解して、適切な治療を受けられるように自分自身でも勉強することは、とても大切な事だと思います。

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