ままちんのぼやき

平成14年2月21日~28日


午前9時半すぎ、子供達を連れて旦那が来てくれた。
ゆっくりと抱けてうれしかったなあ。
直後、主治医のT先生と会えたので、来週の予定だった手術の説明を受けることに。
 舌を三分の二、切除して、右のリンパ節も取り除き、腹直筋から再建。
首右側のリンパ節を取る際、少々広範囲で取るため後遺症が出る。
症状としては、
・首が右に回りにくくなる
・会話が不明瞭になる
・右腕が肩までしか水平に持ち上げられなくなる
・味覚が落ちる
と、説明された。
手術日も、3月5日でほぼ確定らしい。
順調にいけば、術後一ヶ月で退院できるようになるらしい。
頑張るぞ!
絶対に治して、絶対に一ヶ月で退院するんだ!
しかし、言葉が不自由になるなんて考えもしなかった。
歌えなくなるのか…。
手話をしっかり覚えよう。
手でも話は出来るし。

MRIあり。
見送って戻ってきたとたん、看護士に「みっけ!」と…。
ふんだりけったりだわ。


 2月22日  晴れ  体温37.5℃
今日は二人も退院。
不思議なおばさんと二人きり…。
この週末、耐えられるだろうか。不安…。
舌の痛み、復活。
凄い痛みで咳き込むほど。
つらい。
そろそろ、またしても痛み止めの坐薬を使うしかないのかなあ。
咳止めをもらったが、それだけでどうにかなって欲しいなあ。
ここ数日、落ち着いてきた微熱がまたぶり返している。
ストレス?それとも動きすぎ?
そういえば長時間話していると痛みも強いし、熱も上がってきているような気がする…。
水分を摂っているのに喉がすごく渇く。
手術前に数時間の外出許可をとった。
確定申告、行って来なくちゃ。

 2月23日  晴れ  37℃
手術の説明から2日。
いきなり不安と悲しみが一気に押し寄せてきた。
家の事、子供のこと、自分の手術が成功するのかどうか。
今まで自分が落ち込んでいる間もなく、毎日、その日一日がイッパイイッパイだった。
その上に、両親の落ち込み、子供達の不安な気持ちをどうにかしていて自分の感情なんて後回しだった。
入院してからも子供達のお迎えの心配や、両親の体調を気遣ってきた。
それが、術前準備の話を担当看護士としていたら、一気に自分の感情が出てきてしまった。
退院まで泣かないで過ごせると思ってたのになあ。
旦那にメールで自分の気持ちを伝えたら、
「一番大変で一番辛いのはままちんなのに、周囲も何となくしか理解していない」
といってくれた。
ああ、少なくとも旦那だけは理解していてくれているんだ。
夜、旦那が寄ってくれたとき、術前の外出のときに、結婚写真だけでも撮ろう、と言ってくれた。
すごくうれしかったなあ。
顔と首に火傷があって無理だけど…。
ああ、私が忘れていたのに、この人はずっと覚えていてくれた。
カンシャ。

 2月24日  晴れ  36.5℃
夕方から上がったものの、36度代まで熱が下がった。
うれしいなあ、少しでもさがると。
午後から子供達が来てくれた。
お義母さんも一緒だった。
久々に会ったが、やつれたし、なんだか違和感があった。
風邪を引いていると言っていたが、そのせい?
昨夜から、エアマットやらベッドへの仕込み物が入った。
慣れる為とはいえ、ムートンは暑かった。
枕は低すぎて頭が埋まって寝苦しかったし。
ムートンは外して、枕は取り替えてもらったから、今夜は大丈夫かな。

 2月25日  晴れ  36.9℃
また2人増えて、四人に。
一人は他の部屋から、もう一人は新たに入院してきた。
でも、また一気に退院していくんだろうなあ。
なんだか取り残された気分。
午後、安静練習。
ビーズ枕の下の両脇に砂袋を置いて首が動かないように固定。
意外と辛くない。

 2月26日  曇り  36.7℃
入院して二週間。一晩しかきちんと眠れて居ない気がする。
朝、診察の時間に順番待ちをしていたら、T医師が後ろから現れ、大びっくり。
処置室の奥で、何か質問は出てきたか訊ねられたが、正直言ってイッパイイッパイなんで質問が判らない。
夕方の申し送りで看護士さん達が、「T先生が優しい!何があったんだ?!」と言っていた。
めずらしいんだそうだ、ああやって話しかけるのは。
うーん、何でだろうか。

 2月27日  曇り  36.7℃
段々とベッドの周囲に色々なものが増えていく。
吸引器とネブライザーと砂袋と…。
ああ、手術が近いんだなあ、と思う。

 2月28日  雨   36.8℃
部屋の引越し。
気分が変わるなあ。

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