マフラー。



高校時代、あたしの友達は当時付き合いはじめたばかりの先輩からお誕生日にマフラーをプレゼントされた。

赤いチェックのとっても女の子らしくてかわいいマフラー。

すごくうれしそうに話す彼女もとってもかわいかったなー。

まだ15歳で男の子と付き合った経験がなかった(遅い???)あたしにはとてもうらやましく何故だか気恥ずかしく、そしてあたしにはきっとこういう素敵なことは起こらないんだろうな・・なんて感じていた。

自分にコンプレックスがあったし、恋愛は特別な人たちだけがするものだと思っていたからね。
だからあたしには、異性から好意で何かをプレゼントされるなんて想像できなかったし、ましてや恋愛なんて自分には別の世界のものだと思っていた。

そんなあたしが高校時代初めて首に巻いたマフラーは、近くのスーパーで買った3000円のグレーのカシミヤ100%マフラー。
もちろんお母さんに買ってもらったもの。

今から考えると3000円でカシミヤ100%なんてウソでしょ!って思うけど、当時はモノの価値も値段の感覚もわかってなかったから、「100%」表示にウキウキして巻いてたな。

次に買ったのは大学時代、雑貨屋さんで300円で買ったヒョウ柄のマフラー。300円なんて先代の10分の1じゃん。。なんて思うけど、これがけっこう暖かくってかわいかった!
妹もおそろいで持ってたくらいだから。

で、3代目が今使っているもの。
社会人2年生になって、そろそろヒョウ柄もあたしには浮いてきたし、新しくてそれなりに良いマフラーが欲しいなぁなんて思いはじめたこの頃。

買ったのはアイボリーのマフラー。
白は顔が映えるからと勧められ、しかもブランドもので、福沢諭吉先生が飛んでいく値段のもの。
でもそれだけの質も兼ね備えた優秀なマフラー。
これもカシミヤ100%だけど、やっぱり本物は違うわ!という実感。

今年の冬もそのマフラーを使っている。大活躍!


結局いまだに異性からのマフラーのプレゼントはないけれど、恋愛が別世界のものだと思っていたあの頃、モノの質と価値が解っていなかったあのころとは確実に違うあたしがいる。

恋愛に対する姿勢も、モノの良さを感じとる感覚も少しずつだけど、成長している。

自分の内面の成熟に合わせて、身に付けるもの、身の回りを囲むものもちょっとずつランクアップしていく。

いい物がきちんと似合う人間になりたいなぁ。

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