御園野球クラブ

御園野球クラブ

御園野球クラブの歩みと指導方針について

御園野球クラブの歩みと指導方針について

                                                                          御園野球クラブ
                                                                                総監督 澤 井 茂 利 

1997年御園小学校のPTAから軟式野球チームを作って、何処かの連盟に加入し野球の試合がやりたいと申し出があり、私は御園学区の体育指導委員をしていた関係で、中区OB野球連盟を紹介し、自分が監督となり1998年加入しました。
試合を重ねるうちに、野球の面白さが分ってきたのか、メンバーから自分の子どもたちにもチームを作って野球をさせたいという要望が多数あり、この年の秋にメンバーの募集をしました。
集まってきたメンバーは、中学生2年生以下が21名、小学生6年生から1年生まで37名でした。
お父さん達の野球経験は小学生の部活程度、知らないに等しい状況でしたので 私が監督、MGに伊藤さん、コーチは吉村さん、中山さんの4名でスタートしました。
小学生には5名の野球大好きの女子もおりました。

子ども達に野球を指導をする(子ども達と触れ合う)うちに、色々気づくことがありました。
その一つは、子ども達がキラキラ輝いているのは子ども達は多くの”夢”を持ってるからだと思いました。
多くの選手は、野球が大好きなゆえ、甲子園に出たい、プロ野球の選手になりたい、メジャーに行きたいといったビッグな”夢”です。

そんな子ども達に触れているうちに、自分が忘れてしまっていた”輝く何か”を感じました。
大きな”夢”の実現は別にしても、まず子ども達の健康管理を我が子のように考えた上、野球を上達させてあげたいと思うようになり、チームを強くすると同時に、子ども達に少年野球から色々な宝物を探して、持って行ってほしいと考えるようになりました。
今でも、野球の技術レベルアップより健康管理を「最優先」と考えております。

スポーツの良さは、勝つことを目指し、自分を鍛錬するすることによって、自分自身が成長できると思っております。
御園の子ども達にも”自分の成長”という財産を身に着けて欲しいと思い、指導しています。



私を含めた指導者全員の指導理念と約束事

練習中、精神的にたるんでいるような場合や手抜きの場合には、少年野球といえども”渇”を入れることは絶対に必要です。
でも、技術的な習得において、「できない」からといって怒ることはナンセンスです。
どうしてできないのか、どうやればできるのかを指導者が考え、手っ取り早いのは自分がやって見せることが大切なことだと思います。
子ども達にとって、どうしてできないのかという原因や理由は判りません。
それに対して指導者が口で言っただけでは理解できないし、できるようには絶対になりません。
指導者自身が実際にやって見せ、子ども達にやらせて見せの繰返し練習が必要です。

とにかく待っていてください。
繰返し練習をするうちに苦手な、できないプレーができるようになります。
子供たちを育てていくためには「待ってあげること」「認めてあげること」が大切なことです。

何度やってもできないときは”指導者がやって見せ” ”やらせて見せ” で待ってあげることが大切です。
そして少しでも進歩があれば、それを認めてあげることが指導者としてのポイントです。
ここで注意したいことは、”認めること”と”褒めること”の違いです。
私は”褒める必要はない”と考えています。
よく子供たちを褒めて、のせて育てるということをいう指導者がいますが、”褒めること”より”認めてあげる”が大切という前提で指導しています。

例をあげれば、ナイスボールが投げられた場合、「今の投球ホームで投げられたからナイスボールだぞ!OK!OK!」とか外野フライをからだの横で捕球していた選手が、初めて自分の体の正面で捕球した場合、「○○君、今、初めて正面で捕球できたな!OK!OK!」といった感じです。
小さな成功ですが、できたときには認めてあげることです。
このような小さな成功を一杯、たくさん、見つけてあげることが指導者の役目と思います。

そうすると子ども達は、一歩,一歩育つようになり、一つできたという喜びを感じ、その喜びが次への課題に対しての挑戦へと向かわせます。
そして、また一つの壁を破って前進します。
この小さな積み重ねを続けることで何時かはもっと高いステージに立っていると思います。

指導者の皆さん 私を含め子ども達との「我慢比べ」です。
私たちが負けたら子ども達の進歩はありません!

力を併せ 一緒に頑張って、素晴らしいチームを作りましょう!!!



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