misty247

misty247

2006.10.09
XML
テーマ: 野草手帖(159)
カテゴリ: 四季折々の写日記
 三連休の夜空はよく澄んでいて月がくっきり見えました。見上げると街灯と変わらないほどの明るさです。鏡面でもない地面をあそこまで輝かせる太陽の計り知れないエネルギーを思うと、天体スケールと隣り合わせの中で生きていることがあらためて神秘に感じられました。
 月が雲と重なるとき、互いの離れ去る速さに驚かされます。置物のように置かれてある月と、空に描いたように留まる雲。どちらも普段は静止しているように見えていたものが、実際は慌しさを裏に隠していただけと知らされて心細くなります。
 思い返せば、歩んできた道の物事すべて、もっと早くに気付いていなければいけないことだらけで、自分が安心の拠り所にしていた周辺の悠長さも、みなこれに似た錯覚だったのだろうと考えはじめれば、もう本当のところは取り返しのつかない彼方でどうしようもなく思われ、いっそう寂しい気持ちになります。
 やはり秋月は感傷的でいけません。


 …━[ガマ]━…

ガマ(蒲 cattail, reed mace)です。



 cattailは、cat + tailで猫の尻尾が一語になったものでしょう。reed は葦、mace は槌矛で、蒲は水辺に生えますから、矛型の葦でそのままですね。
 葦はイネ科ですが、ガマはガマ科です。この独特の姿形はやはりガマだけのもので、ガマ科は見た目もガマ風のものだけで占められています。
 図鑑で見知って、あの茶色の部分の感触がどんなものか気になって、一度見てみたいと思いました。水辺の野草なので、湿地帯ならそう珍しくはないようで、ほどなく出会えました。触ってみると思ったより固い、というか、どこか作りモンくさい。発砲スチロールを円筒型にして茶色のスプレー吹いたみたいな感じです。後期になると爆発したように綿を吹き出して炸裂します。ますます作りモンくさい。こうして写真でみていると、ケチャップとマスタードを塗りたくなるふうに見えていますが、実物を知れば決してそんな気にならないでしょう。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.13 17:47:26
コメント(0) | コメントを書く
[四季折々の写日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: