misty247

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2006.11.22
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カテゴリ: 自然を表現する文
/\/\/\[鹿島槍岳]/\/\/\

鹿島槍岳は後立山連峰の白馬、五竜の続きにあり、その標高は2980mです。

・北槍と南槍の両峰がキッとせり上がっていて、その二つをつなぐ、やや傾いだ吊尾根、その品のいい美しさは見倦きることがない。一口に美しいと言っても、笠ヶ岳のように端正でもなく、薬師のように雄大でもなく、剣岳のように峻烈でもない。そういう有り合わせの形容の見つからない、非通俗的な美しさである。

双耳と吊尾根の美しさが、こちらの内田良平氏の写真でご覧いただけます。

http://www.nature-n.com/4ssns/htm/win03-j.htm


・信州側からはどこから見てもいいが、殊に印象的だったのは、糸魚川街道の湖のほとりを歩いていて、湖水の向うを仕切る前山の上に、二つの槍がスックと頭をもたげているのを見つけた時だった。或いは、五竜岳の頂に立って、深い谷を距てたすぐ真向かいに、流れ行く薄雲の合間に隠見する吊尾根を望んだ時だった。ああいう構図は、どんな天才的な画家も思いつくまい。


/\/\/\[剣岳]/\/\/\

 剣岳は立山の北側に位置する2998mの山です。

・北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば、北の俊英は剣岳であろう。層々たる岩に鎧われて、その豪宕、峻烈、高邁の風格は、その両巨峰に相通じるものがある。

「層々」は重なり合う様子をいう言葉です。層層累累とくればミルフィーユの5段重ねという感じでしょうか。「豪宕(ごうとう)」は「気持が大きく小事にこだわらず思う通りにする様子」。豪放磊落に近い言葉ですね。



http://www.nature-n.com/4ssns/htm/sum09-j.htm

山頂からずっと下に残る雪渓がその険しさを教えてくれるようです。

 立山は昔「たちやま」と発音し、太刀を並べたかに写る山の姿から来たものだそうです。万葉集に詠われている立山は剣岳のことであろうというのが深田氏の見解。片貝川の位置と「厳しかも岩の神さび」などから風采の豪毅にして颯爽、仰ぐ人々の心を高揚する山、剣岳以外には考えられないとあります。

 立山に降りおける雪をとこなつに見れどもあかず神柄ならし (万葉集)

・全く剣岳は太刀の鋭さと靭さとを持っている。その鋼鉄のような岩ぶすまは、激しい、険しいせり上がりをもって、雪をよせつけない。四方の山が白く装われても、剣だけは黒々とした骨稜を現している。

内田良平氏、モルゲンロートに輝く雪の剣岳の写真です。

http://www.nature-n.com/4ssns/htm/win02-j.htm


 NHKのDVDで剣岳を見ました。稜線の角度が一般の山とかけ離れています。麓から見ればどうやって登るのだろうと思う岩山ですが、カニのタテバイ、ヨコバイなど一部の鎖場を除けば、あとは歩き倒して登れそうな山道でした。
 登りたい山がまた一つ増えました。

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Last updated  2006.11.27 03:23:18
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