misty247

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2007.10.06
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 「灸まんじゅう」に「手打ちうどん」、さすがは、こんぴらさん、参道は賑わっている。


▲表参道を駆け上る


 案内書にこう書かれてあった。
参拝客でコースは混雑が予想されますので、選手は充分注意して走行して下さい。
 旅館街の道は車の通行を一時止めていたが、参道は特に規制していない。杖をついて上る一般参拝者の横を駆けて行く。でも、道の真ん中は空けてくれてあり、走っていて混雑で困ることはなかった。店から参拝者に「いってらっしゃい、杖もってらっしゃい」の掛け声を贈るのが参道の伝統だそうだ。店からの掛け声はこのときばかりは普通に「頑張ってー」。参道の人たちから声援と拍手をたくさん受けた。
 階段は途切れ途切れなので、思ったより楽だった。しかし、上るにつれ、疲労が確実にふくらはぎに蓄積されていくのが感じられた。長い階段が続くと蹴りあがる足の力ははや底をついた。踊り場でダッシュ。平らな所でダッシュ。大門を通過。


▲上にいくほど階段がきつくなってくる


金毘羅船々 追風に帆をかけて
シュラ シュ シュ シュ
 少しややこしいので整理する意味で書いておこう。
 「 こんぴらさん 琴平(ことひら) 町にある 金刀比羅宮(ことひらぐう) のことで、 金毘羅(こんぴら) 神の神殿である」
 金毘羅、和語らしくない響きのこの語は何かというと、ガンジス河に棲息するという鰐の神様で、サンスクリット語「クンビーラ」にあてられた字である。クンビーラは「宮毘羅(くびら)」と記せばより正確で、金毘羅(こんぴら)はその別称になる。宮毘羅は、薬師如来を護る薬師十二神将の一将として崇められている。水域をテリトリーとするところから、航海の守護神として信仰されるようになった。
 瀬戸内海の要となるこの位置に、航海の神様が奉られていることは、自然な取り合わせである。本州との間に橋が架かって大型フェリーの航路は減ったものの、瀬戸内には大小三千もの島々があり、漁船も含めて船の需要の絶えない地である。
 先の「シュラ シュ シュ シュ」の唄は金毘羅参詣に誘うお座敷歌である。「伊勢に行きたい伊勢路が見たい せめて一生に一度でも」と同じようなものか。江戸から明治初期まで大阪をはじめ津々浦々の町で金毘羅講が盛り上がり、帆掛け船で瀬戸内を渡ってこんぴらさんへ参った。当時、一般の町民にとって瀬戸内海を渡る船旅は、一生に一度あるかないかの大冒険であった。

 こんぴら石段マラソンの階段は続いた。本宮を通過。
 汗を散らし、タッタ、タッ、タッ、タッ。  <つづく>


▲よろめく足に鞭打って、もうちょい、もうちょい




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Last updated  2007.10.09 09:37:55
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