misty247

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2009.06.25
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カテゴリ: 私の歩いた山と道
 木曽の御嶽山はいつか登ろうと思い続けてきた山だ。関西から直線距離で測れば、御嶽山はアルプスよりも近い。ところが、じっくり地図を眺めてみる段になれば、登山口までの林道が思いのほか長いことを知り、時間で測ると決して近いとは言い難くなって、アルプスよりも奥地へと遠のいていくのだった。登りたい、登ろう、と思いつつ後回しにしてきた御嶽山。
 それがついに踏み切れたのは、高速料金休日上限千円のおかげである。飛騨清美から中央縦貫で高山市へと大回りする本来だと採りかねる不経済なルートを、躊躇なく選ぶことができた。大阪南部の松原インターから近畿道、名神、一宮IC、飛騨清美と走ってなんと\1,850だった。

 登山口は、御嶽山の北西に位置する濁河(にごりご)にした。近畿方面からのアクセスが悪くなく、かつ日帰りピークハント可能なコースタイムだったからだ。濁河へは、高山市から国道41号線を南下して、下呂温泉の北に位置する小坂という町から東に向かう。小坂から先は御嶽パノラマラインと名付けられた道を2時間弱ぐらい走れば温泉集落の濁河に行きつく。御嶽パノラマラインと聞こえは良いが、1.5車線ぐらいのよくある山間のうねうね道である。右に左にカーブがうんざりするほど続き、御嶽山塊が途方もなく広いということをいやというほど思い知らされた。

 TVの電波がアナログからデジタルに切り換えられる。なぜデジタルにするのか?という理由のひとつに、電波の周波数帯を節約して空いた領域をより安全で快適な社会環境構築のために有効活用する、が挙げてあった。具体例として、走行中の車が互いに電波を飛ばすことによって、交差点での衝突を事前に予測し、ドライバーに警告を発して事故を未然に防ぐ活用法が記されていた。1.5車線の山道では、いつ対向車が来るかと冷や冷やし、カーブミラーと進行方向を同時に見ようと無理に頑張って、疲労の激しい運転を強いられる。このような道で「あと50mで対向車とすれ違います」と事前にアナウンスしてくれたなら、どれほど助かるだろう。
 まぁ、対向車の100%がアナウンスされないかぎり決して気は抜けないし、おそらく100%にはならないだろうから、かかる設備投資に見合う恩恵は受けられそうになく普及は進まず実用に耐えるものにはならないだろう。(あぁ現実的!)
 でも、何分の一かの対向車だけでも通知があれば、それだけでも楽かな。いやいや、50mですれ違うと伝えられて、よっしゃ了解とつい目先のカーブで油断してしまい、10mですれ違うことになった非通知の対向車と衝突する事故が多発するかも。(あぁ悲観的!)


▲御嶽パノラマライン大平展望台からみる御嶽山 (手前の緑の山は三間山1799m)

 小坂町は日本一滝の多い町だそうだ。落差5m以上の滝が216もあり、そのうちまだ名前のない滝がわんさとあるらしい。山に親しまない者でも観光できるように、いくつかの滝には探勝路が整備されてある。「小坂の滝めぐり」と呼ばれ、これが昨年「 岐阜の宝もの 」の第一号と認定されたそうだ。滝なんぞどこにでもと侮るなかれである。
 柱状節理の岩壁を映画館の巨大スクリーンばりに見せる 厳立(がんだて)公園


▲柱状節理の岩間を落ちる唐谷滝

 唐谷滝をみれば、溶岩が急速に冷えて固まったという柱状節理の地質は厳立だけでなく、御嶽山麓一帯どこでもこうなのだということが察せられる。ある資料に、御嶽山は3回ほど激しい噴火を繰り返したとあった。現在の姿にいたるまでの間、標高3,500mに達するときもあったらしい。富士山も3回ほど大噴火を繰り返したそうだ。現在の富士山が端麗な円錐形であるのは、3回の噴火がどんぴしゃといえる重なり方をしたからといえる。
 それだけで一王国をなしている厖大な山。噴出してきた溶岩の総量を想像してみると、何万年かのちの日本最高峰は御嶽山になっていても不思議ではない。  <つづく>



▲「小坂の滝めぐり」三ツ滝






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Last updated  2009.06.26 11:31:12
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