misty247

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2009.11.08
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大久野島(おおくのしま) は瀬戸内海の小島で広島県に属する。しまなみ海道の本州側が、映画のロケ地として知られている 尾道(おのみち)市 で、尾道から海岸沿いに30kmほど西に行くと、「安芸の小京都」と呼ばれる古い町並みを観光資源として持つ 竹原市 という町がある。竹原市の東はずれに忠海(ただのうみ)港があり、大久野島にわたる渡船とフェリーがこの港から出ている。海上を約12分で、周囲約4.3kmの大久野島に着く。
 気に留めつつも見送ってきたわけは、大阪から遠いわりに走る距離が短いからだ。 一番長くを走る部門で6.3km。30分走るのに往復10時間をかけるのは、さすがにちょっと躊躇われた。今年はETC割引で経済的に近くなったのと、広島観光を兼ねればよいかという割りきりで、エントリーに踏み切った。
 どこを観光しようか、帝釈峡や宮島など迷ったあげくに、県内移動に時間をさくのは惜しいという理由で、尾道と しまなみ海道 にした。


 大会前日の土曜日正午過ぎ、山陽道福山西ICから尾道市へと入り、 千光寺 に着いた。千光寺は尾道市を見下ろす高台に建つ。千光寺までの傾斜がきついから、標高144m登るのに ロープウェイ が架かる。さすが坂と階段の多い町、尾道である。
 千光寺を起点に 古寺めぐりコース をまわった。


▲瀬戸の夕暮れ(尾道市にて)

 尾道観光をしたあと、しまなみ海道に乗って、向島、因島、生口島、大三島と渡った。大久野島へ渡る船便は、本州の忠海のほかにもうひとつ、瀬戸の島、大三島からも出ている。もちろん尾道からだと忠海港のほうが近い。わざわざ回り込むのは、しまなみ海道の観光を兼ねてのことである。

 しまなみと言えば「しまなみ海道100kmウルトラ遠足」という大会があった。2008年の第10回で終了してしまった。
 100kmを走るウルトラマラソンは自分にはまだ無理だと思っているので、ウルトラマラソンの経験はないが、もし、しまなみ海道の大会が続いていれば、最初に挑戦するウルトラはこの大会になっただろうと思う。コースが魅力的だからだ。機会があれば、個人で走ってみたいと考えている。ただ、歩行者として橋を渡る道は結構わかりにくかったりするので、案内がほしいなぁとマップを検索していたら、いいものを見つけた。
『しまなみ縦走』
 本州四国連絡高速道路株式会社のスタンプラリーイベントで、参加費無料・事前申込不要というお手軽に参加できる大会だ。お手軽すぎるのが気になるが。
 エイドはコンビニ・自販機を頼ればよいか。コースの不安は、当日のイベント参加者の背中を多少なりともあてにしてと。来年の3月21,22日。よし、予定に入れておこう。

 大三島にある道の駅「しまなみ公園」にて車中泊。
 日の出を拝もうと翌朝は4時半に起きて、 多々羅大橋 南の展望台に登った。しかし、瀬戸の空は厚い雲に覆われて、上空からぼんやりと青白くなる、冴えない夜明けだった。
 大三島の北東、盛という港から フェリー に乗った。大久野島までの所要時間は、こちらからも12分ほどだ。


▲フェリーの進む先に大久野島が見える

 大久野島は周囲約4.3kmで、中央にひとつの盛り上がりを持ち、どちらかといえば単純な形をしている。ほぼ海岸沿いに3.1kmの周回道路がつけられてあり、この大会の一般部門ランナーはこの周回道路を2周する。
 2009年11月8日(日)、第6回目となる「 ラビットクロカンin大久野島 」大会が開催され、私は一般部門に参加した。部門はほかに、一周だけ、学童用、ウォークと計18部門もあり、参加者は総勢370名ほど。そのうち6.3kmを走るシリアス系ランナーは80名ほどだ。
 この日、好天に恵まれもして、思い出深い瀬戸の小旅行を楽しんできた。


 東に船着場があり、南には大会会場となる 休暇村大久野島 の施設が建つ。港から休暇村までの道にいくつかの展示施設があり、ほかにこれといった建物はない。島内施設の管理に携わる者を除いて一般の住民はいない。島全体を休暇村の敷地として広々と使っている、という具合である。
 島のなかの施設はそれだけである。ただこれらは活動している施設であり、活動していない施設が島の方々にある。活動していない施設とは、砲台跡、発電所跡といった戦争の遺跡である。大久野島は戦中、軍が毒ガス兵器を製造していた秘密施設のあった島として知られている。
 またもうひとつ、この島には書き洩らせない特徴がある。放し飼いにされたウサギが繁殖して、島内のあちこちでウサギに出会うことができるのだ。ラビットクロカンのラビットのゆえんである。
 島を訪れた一般観光客には、レンタサイクルで島を一周したり、ウォークで展望台を目指すなどのアクティビティが用意されている。途中、毒ガス資料館や砲台跡を見てまわり、道々ウサギとふれあって遊ぶのである。
 リゾート地としての明るい面と、戦争の遺した暗い面を併せ持つ、大久野島である。  <つづく>

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Last updated  2009.11.11 21:06:57
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