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2017.02.10
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カテゴリ: おぼえがき
葬儀社の人はすでに警察に到着していて、義父は搬送車に乗せられていましたので、そのまま葬祭会館へ。ダンナとワタシも続いて到着。親族用控え室に通されます。




広い和室とその横にダイニングルーム(ちゃんとキッチンも付いてます)。食器棚にはお茶の道具もコーヒーセットもお茶請けのお菓子もセッティングされていて、もちろん冷蔵庫も大きめサイズで完備。


広い寝室にはベッドが6台。もちろん和室の方にも布団は敷けます。
(写真はホームページからお借りしました)

さらに広いバスルーム(半身浴もできるタイプ)と2人同時使用できる洗面ルーム、手すり完備の広いトイレ。あらゆるスペースがバリアフリーです。そうだよねぇ、この部屋を使うのはおもに高齢者になるわけだもんねぇ。
思わず浮かれてあちこち見て回る私。。。
結局お通夜の後、泊まったのは我が家の3人だけだったので、広いベッドルームは無駄になっちゃったんだけど、確かに遠方からだったらみんなまとめてお泊まりできていいよね、これだと。


その後、担当の方と費用の話。

パックに含まれないのがお坊さんにお渡しするお金(15万でした)とお通夜とお葬式のあとの食事代。人数が多いほどかさんでいきます。参列者の方にお渡しするお土産みたいなの(粗供養?)は配った分だけあとで清算です。
お坊さんにはお通夜と告別式、初七日の法要、戒名の料金などなど丸っと含んでいます。

義父の場合(お通夜30名+告別式60名)
一般葬で約100万のパッケージ+お坊さんに15万+食事代その他+税
=約200万でした。

85歳と高齢でしたので、もうそれほど現役時代の方が参列することもなく比較的コンパクトに出来たと思うのですが、それでも元会社経営者ということもあって、ある程度体裁を整えたものを、とするとこのぐらいかかるようです。義母から見てあまり貧相なお葬式にするのもかわいそうだしなぁという気持ちもあったかなぁ。多分義母のお葬式の時はもっと控えめにすると思う。ははは。ま、この葬式代は義父のお金なので景気よく使っちゃいました。



で、もろもろ決めてしまうと、あとはもうやることもないのですが1つ頼まれたことが「告別式の時にDVDを流すので故人の写真などあれば10枚ほどご用意ください」というのと、同じく告別式の会場に思い出コーナーを作れますのでここに飾れるものがあれば、というもの。それと出棺時などの音楽で希望があればCDを、とのことです。

この思い出DVDの写真は、若い頃の「新車とオレ」みたいな写真(笑)とか、社員旅行で同僚とふざけてる写真とか、家族で海水浴の写真とか、若い頃やいわゆる黄金期的な写真をメインに選びました。学生時代のものも入れたかったんだけど、さすがになかったー(というかどれが義父なのかが分かんない)。
思い出コーナーも、義父の会社の全員写真や業界紙に載ったインタビュー記事の切り抜き、いただいた賞など現役時代のものなど、それと引退後に始めたエッセイをまとめた自費出版の本があるので、それを飾って自由に持って帰っていただけるようにしたり、なかなか楽しく出来ました。DVDやコーナーも素材だけ持っていけばあとは葬祭会館の方でやってもらえます。
写真類は義父母の老人ホーム入居時に写真一式を我が家に持ってきていたので助かりました。遺影もすぐに選べたし、事前にざっくり整理しておいてくれてたダンナに殊勲賞です!
そして棺に入れるものなどもちょくちょく自宅に取りに帰ったりしたので葬祭会館が家に近くて助かったー。



ちなみに思い出DVDとコーナーははなかなか好評で、通夜や告別式のあともコーナーの前で写真を見ながらあれこれ話し込む人が多かったです。それにしても写真をみていると、義父の人生は本当に日本の戦後そのものだなぁと感心しきり(義父は満州事変の年に生まれ、終戦時は14歳でした)。

香典もなし、参列者からのお花もなし、と極力シンプルにして、焼香順も適当に座った席の前から、ややこしい親戚がいなかったことと義父が相当高齢で最期もあっさりだったこともあって、しごく和やかでゆったりしたお葬式になりました。写真やアルバムを持っていって、会食の時にみんなで見てもらったり、お葬式というよりほとんど法事のノリでしたねぇ。全部終わったらくたびれたけど、よいお葬式だったかなぁ。

あ、認知症の義母ですが、さすがにお通夜のお泊まりは難しいので、昼間にホームに迎えにいって一緒に湯灌をしたあとお通夜をして、夜はホームまで送っていき、次の日の朝また迎えにいって告別式、という段取りになりました。取り乱すか、理解できないか、どうかなぁとヒヤヒヤしたんですけど、意外と冷静でした。ん〜その心境は余人には伺い知れない…でも現在はホームの夫婦部屋から一人部屋に引っ越して、新たな生活が始まっています。やっぱりすこし寂しそうですが、慣れたホームのスタッフさん達も気遣ってくれて、ホームにいてて良かったなぁとこちらは安心してます。これが在宅介護で義父が亡くなってホームに一人入居…だとハードル高いですもんね。


そんな訳で去年の師走は思いがけずにバタバタしたのでした。
まさかそんなことになるとは想像もしてなかったので、未だになんだか信じられないのですが、でも晴れ晴れと寂しい感じでスッキリしたようなあっけないような。ワタシも死ぬ時はこんな感じがいいなぁとちょっと羨ましい(笑)





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最終更新日  2017.02.10 16:30:57
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