2番目彼氏


私の前にあの男が出現した。

友達と学校の食堂にいた私。
自分の番号を呼ばれるまで、周りの生徒を観察してると、1人の男に目が止まった。
その瞬間、辺りが真っ暗になり、その男だけにスポットライトが当たってるように見えた。
と同時に、私に電流が流れた。ビビビッ!と(古っ!)

その男のクラスには中学校の友達がおり、簡単に名前を知ることができた。
すると友達は
「入学した当初、俺、写真頂戴って言ったよね?
  あれ、あいつが欲しいって言ってたんだよ」と言ってきた。
勝手に「運命」と思い、彼氏がいることも忘れ狂喜乱舞した私(注:心の中で)

そしてその晩、その男の友達から電話が来た。
「今から電話番号教えるから、電話してやって」と。
なぜ私から電話すの?と思ったが、これで私達は付き合うことになった。

しかしこの男、すぐ怒る。ちょっとしたことでもよく怒る。
なぜこんなに怒るのか、当時の私は分からなかったけど、今思えば
照れ屋だったので、そんな愛情表現しかできなかったのかもしれない。

そんな彼に、体育祭の時には、彼とダンスが踊りたいために彼の団に紛れ込んで彼を驚かせたり
校舎が向かい側だったけど、私のクラスの廊下から彼のクラスはよく見え
鏡で彼に向けて光を当てたり。するとイヤな顔をしながらもベランダに出てきてくれる。
そんなことして、私は私なりに学校生活を楽しんでいた。

しかしこの男、デートをしない。
いつも彼の部屋でテレビ見たり、音楽を聴いて過ごすだけ。
おまけに彼の部屋には、いつも彼の友達が数人遊びに来ていた。
ハッキリ言って、楽しくなかった。
それでも、私はこの男が大好きだった。

珍しくクリスマスパーティーに誘ってくれた彼。
彼の友達の家に行く間も、手を繋ぐこともなく、私の前をすたすたと歩いていく。
突然暗闇やら、デッカイ犬が出てきて私は思わず悲鳴をあげた。
すると彼、すぐに私のとこに来てくれ「大丈夫か?」と、頭を撫でた。
いつもは冷たい彼の、こんな行動が好きだったのかもしれない。

大好きな彼だったけど、ある罠で終わりがきた。
ある晩、彼からの電話で
「お前、〇〇の悪口言っただろ?そんなこと言う奴とは付き合えない。
じゃ、そういうことだから」と一方的に電話を切られた。

なんの話か最初は分からなかったが、後日、原因が分かった。
彼を好きだったらしい、私の友達の罠だったのだ。

あれは、女友達数人と、彼の友達の話が出たのだ。
「〇〇くんって彼女できないよね。いい人なのに」といった話だったず・・・
それが、私が彼の友達の悪口を言っていたとなっていた。

彼の誤解を解くため、いろんなことをしたけど、
彼は私の話を聞いてくれない・・・聞こうともしなかった。
私は自暴自棄になったが、思えば、彼の電話がかかっってきた時に、
ハッキリ「違う!」と言えば良かった。
しかし彼の言ってる意味が分からなかった私は「うぅ~ん?」と返事をしてたのだ。

好きで好きで大好きで、16歳にして生意気にも「彼と結婚する」と
信じていた彼との別れを、簡単に受け入れられなかった。

その後もこの彼のことを何年も引きずることとなる。




















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