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代替療法の安全性は、慎重に判断しましょう。
代替療法は、通常の医療行為や薬剤のように厳密な審査を受けないため、体に負担をかけてしまうサービスや、品質が不安定な食品も、なかには含まれています。
「天然の原料を使っている」、「昔から使われてきた」ということだけでは、安全であるとは言い切れません。
代替療法は「体にやさしい」と思われがちですが、副作用や弊害が出ることはあります。体質、健康状態、使う量によっては、かえって健康を損なうこともあるのです。
もう一つ、気をつけなければならないことは、代替療法を使うことで、標準的治療(科学的に有効性と安全性がはっきりと証明されている最新の治療)がおろそかになってしまう危険性です。
また、組み合わせによっては、代替療法が標準的治療のじゃまをすることがあるので、担当医に相談することが大切です。
【代替療法の費用】
代替療法のなかには、かなり高額な費用がかかるものもあります。値段が高ければ、効果も高いようについ思ってしまいがちですが、必ずしもそうではありません。
代替療法の多くは、使用上の注意や分量の目安があいまいです。そのため、「使えば使うほど、効果が上がるのではないか?」と考えて、たくさんの種類、量を使ってしまい、結果的に出費がかさむこともあります。
また、代替療法を扱う業者のなかには、いたずらに不安をあおったり、強引に勧誘したりする、悪質な業者もあるようです。
代替療法の費用や契約に関して、気になること、困ったことがあれば、地域の消費生活センターや市町村の担当窓口にお問い合わせください。
【代替療法を使う前に、必ず担当医に相談を】
代替療法をためす前に、担当医に必ずそのことを伝えて、意見を聞いてみてください。
健康食品の中には、抗がん剤の効果を弱めたり、薬が体から排泄されるのをじゃましたりするものもあります。また、がんの性質や、がんの治療状況によっては、代替療法によって、かえって体調が悪化することもあります。
その代替療法が、本当にあなた自身のためになるものなのかどうか、担当医にぜひ確かめてみてください。
また、代替療法を試してみたい、という気持ちに自分がどうしてなっているのか、担当医に話してみましょう。もしそれが、今受けている治療法に関する不満や不安、がんの痛み、つらさが原因であれば、担当医はあなたにとって本当によい解決方法は何か、提案してくれるはずです。
代替療法について、包み隠さず相談することは、担当医との間で、きちんと信頼関係を築いていくことにつながります。
【代替療法を考えるときの目安】
代替療法を考えるときには、それがどんな利益をあなたにもたらすのか、あなたにとって損になることはなにか、慎重に考えてみましょう。
その際、目安として、少なくとも以下のような代替療法は、避けた方がよいと思われます。
◎ 内容があまりにも非科学的なもの
◎ 高額なもの
◎ 副作用があるもの
◎ ほかの治療法を一切否定するもの
◎ 体力を消耗するもの