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★RYUの事・・『12』
「もう今までみたいに毎日来なくていいからね~」これがRYUの言葉。
「そうだね、もう自分の事もちゃんと出来るし、じゃあ週に2回にするよ」と私。
入院初日と次の日はいろんな検査をした。
整形外科と、リハビリ、泌尿器・・これが今回の入院で診て貰う事に・・・
泌尿器の先生はRYUがオムツだけを使っていたので「ここから改善していきましょう」と言われた。
脊損センターで使ったユリドームの事、それを使ってどうなったかも詳しく説明した。
先生は「ベルトで止めていたのが原因でしょうね。今はもっといいのがありますよ。」と言われた。
RYUはあの時の痛みを思い出し「もうユリドームは使わない」と言ったが先生は「それでは自分の行動範囲も
広げられないでしょ?」 とRYUに説明を始めた。
まず、詳しく検査をして膀胱に尿をどれくらい溜められているのか、などを調べそれからどうして行くか決めようと・・・
リハビリの方では、まずリハをしながら右足に補そう具を作る事に。
右足一本で立ってもかかとが地面につかないので それに合わせて履けばかかとがつくような靴を作ると言う。
整形の方では、真っ直ぐに伸びない右手も手術で伸ばす方向で見ていこうと言う事になった。
RYUは入院してから、脊損センターの時と違ってリハビリも真面目にやっていた。
総合病院という事で 脊損センターの時とは違い怪我や病気などいろんな年代の人が入院している事もあり
すぐに友達もできた。
RYUは障害病棟に入院していたが 見舞いに行くと RYUはいないのに5~6歳の子がRYUのベットに座っていたり・・・
「どうしたの?」と聞くと「お兄ちゃんと遊ぼうと思って」と言う。
RYUは弟、妹はいじめるのによその子にはいつも優しくて好かれる。
「ちょっと待ってね~」走ってRYUを呼びに行く。
リハ以外でRYUのいる所はわかっている。喫煙室だ。
案の定いた。
「小さな男の子が来てるよ」と言うと「あっ、忘れてた。漫画の本を貸してあげるんだった」
と慌てて部屋へ。車イスを漕ぐのもすごく早くなった。
何とか松葉杖を使っても、室内歩行が出来るようになれば随分違う。
RYUもそれが分かっているので頑張っていた。
私が一々「リハサボらないでよ」とか「早く行かないと」とか言う事もなくなった。
病院へは週3日ぐらい行ったが、ベット周りを片付けたり洗濯物を整理したり・・
後は病院の喫茶室でRYUとお昼を食べたりして、私がする事はほとんどなかった。
それどころか友達の所へ行きたいばかりのRYUは「もう帰っていいよ」とか「渋滞しないうちに帰ったら?」
とか・・・「はいはい、何か要る物は?」と聞いて私は帰る。
時間にして2時間もいなかった。
家で1人ゆっくり出来る時間もできた私は精神的に安定した。
病院へ行かない時は下3人が帰ってくるまで犬と遊んだり買い物をしたり たまには友人とランチに行く事も。
一ヶ月を過ぎリハ担当の先生は「やはりアキレス延長手術をしてもメリットが少ない。
逆に今ある踏み込む力がなくなります。このまま補そう具で松葉杖を使う事に
しましょう」といわれた。
もうすぐ18歳になるRYUには自動車免許を取るという目標もあったので 踏み込む力があればAT車限定で
取れるかもしれない。
RYUも手術は嫌がっていたので その方向で行く事にした。
11月の末に私の従姉の結婚式に家族全員で行く事になっていたので「それまで頑張って退院できるといいね」
とRYUと話していた。
ところが・・・10月の半ばも過ぎた頃、主人が仕事中に腰を痛めた。
名古屋でやってしまい どうにか自分で運転して帰ってきたもののこちらに着いた時には
トラックから1人で降りられない状態。
電話で連絡を受けていたので 夜中会社に迎えに行き 会社にいた同僚にお願いして4人がかりで降ろした。
一歩足を出すにもかなり時間がかかるぐらい酷く、帰ってからも大変だった。
肩をかして 車から降ろしたものの、家の中へ入るのに30分もかかった。
数センチづつしか進めないのだ。
やっとリビングにたどり着き そのままヘナヘナと倒れこんだらそれから3時間以上身動き取れない状態。
うつ伏せのままどうにも出来ない状態だったので
救急車を呼ぼうと思ったが主人が「恥ずかしいからやめてくれ」と言う。
仕方なく朝まで様子を見て病院へ行った。
長く長距離の運転をしているので 今までも何度かギクッとやってしまい休暇をとったりはしていたが
今回のは酷すぎる。
案の定 病院へ行くと「家にいても動けない状態でしょうから、ベットが空き次第入院しましょう」という事に・・・
2日後に入院と言われ家に戻った。
RYUと同じ病院にしようかと迷ったが 主人もRYUの病院だと遠いので私の負担が大きくなると言うし、
RYUは「おとんと一緒とか嫌やん。こっちには来なくていいから 家の近くで入院させり」と言う。
これは 単にタバコが吸えないからだ。
迷ったがRYUの所は毎日でなくていいので 家から近い病院に入院を決めた。
会社の方もしばらく休ませてもらう事にしたが主人は そんなに休んでいられないと言う。
確かに我が家の収入は主人だけだし、RYUも障害者の医療書で治療費はかからないが食事代や部屋代はいる。
でもあせっても、トイレでパンツもおろせない状態なのに仕事なんて無理だ。
少なくても傷病手当もあるし あまり心配しないでと私は言った。
でも実際は家計は火の車だった。
和解裁判も始まっていたが まだ裁判所が被告側に責任の重大さを説いている状態だし・・・
そして11月に入り、またショックな事が・・・
リハの先生に呼ばれ「今回の立って歩行するための入院は中止にします」と言う。
「はっ?」と私。
確かここ一週間前ぐらいからRYUが右ひざの痛みを訴えていた。
結局骨盤も歪んだ状態で繋がってしまっているし 膝も事故の時 折っていたので 体重を支えられないと言う。
右ひざに炎症を起こしてしまったのだ。
先生は「今の状態でも体力的にはすごくいい状態です。
だからこの先体力をつけてからとも言えないし現状のままと言った方がいいかもしれません」
この言葉にはRYUは悔し涙を流した。
「立てると思ったから一生懸命リハビリをしたのに・・・」と・・・
「残念だけど今の段階ではこれ以上は無理です。退院の手続きを取ってください」と言われた。
こんな時、親は何と言ってやればいいのだろう・・・
私の頭では考えつかない。
月並みな事しか言えなかった。
「もう少し自宅で右足のトレーニングをして来年もう一度チャレンジしよう」RYUは「うん」とは言ったが
どうしても納得いかないようだった。
この日からRYUは立つ事を諦めてしまった。
自暴自棄になった訳ではない。
「こういう運命なんよ」と言い「車イスでもしっかり生きて行くけ 心配せんでいいよ」と。
RYUの立ち直りの早さにはいつも私達の方が救われてきたが この時ばかりは 「何でこの子だけ・・・」と
同じ年頃の男の子を見ると腹が立って仕方がなかった。
「おかん、それは八つ当たりやろ~」とRYUには笑われたが・・・
幸い泌尿器の方はユリドームの新製品がピッタリ合い リハビリパンツ一枚で良くなった事がせめてもの救いだった。
主人もRYUと数日違いで退院でき 11月末には新幹線を使い 家族みんなで千葉まで行った。
車以外のものに乗るのも事故後初めてだし、なんと言っても列車を嫌がったRYUだったが
乗ってしまえは楽しく旅行できた。
東京の皇居近くのホテルで式があり、それから千葉で4泊して帰った。
辛い事もたくさんあったがもう12月・・・
嫌な年は終ってしまう。来年こそ良い年であって欲しいねと
みんなで話したが年末ギリギリで今度は私に災難が降りかかった。
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