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2025.10.24
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カテゴリ: 手塚治虫


そろそろYou TUBEでの期間限定公開が終わる『ユニコ 魔法の島へ』。

子供向けとはいえ手塚治虫らしい、重層的なテーマを含んだ作品で、手塚が「漫画で一番大切なのは批判精神」と言ったように、物を大切にせず使い捨てる現代文明への批判が物語の根底に流れている。また、大きな野心を抱いて家を出たものの、最後には戻ってくる青年の心の成長を描いているともいえる。

だが、そうしたテーマよりも何よりも、アニメーションとして非常に好みに合うシーンが、やはり心に残る。そして、何度も繰り返し見てしまう。

Mizumizuの好きなシーンは、

●西風に連れていかれるユニコ。
→西風の美しさと抱かれた猫のようなユニコの可愛さ、そして街並みや空といった風景との調和。
●村の人間が大人も子供も「生き人形」に変えられてしまい、フルートの音色と共に行進して船に乗っていく場面。
→このフルートメインの音楽が秀逸。水中を行進していく生き人形のイメージは、初期の手塚作品『メトロポリス』を想起させる。リズムに合わせて尻尾を振ったり、階段を踊り下ったりするお気楽な猫のモーションもカワイイ。

→なんといっても、「メタモルフォーゼ」にエロスを感じる手塚治虫ならではのシーン。一所懸命走っていく幼いユニコが雄大な有翼の一角獣へと変化(へんげ)する。ペガサスはもともと子供のころから好きなモチーフだったので、特にMizumizuには刺さる。
しかも、天翔けるユニコーンの眼下には、古代ローマの円柱遺跡や雪をいただいたヨーロッパアルプスの山頂のような景色が現れては消えていく。このチョイスもMizumizu好みで最高!
岩上でユニコーンが翼をおろして休むシーンは、オディロン・ルドンの『ペガサス、岩上の馬』『ホワイトペガサス』といった作品を彷彿させる。

https://www.hiroshima-museum.jp/collection/eu/redon.html

https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Odilon-Redon/151256/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%80%811908%E5%B9%B4%E9%A0%83.html

ルドンの絵画に触発されたかもしれないにせよ、「翼をおろして雨からヒロインを守る」という情緒的なモーション、人間と想像上の動物の心あたたまる交流というコンセプトは、もちろんルドン作品にはない。

上の箇条書きの2つ目にあげた、村人が残らず生き人形に変えられてしまう場面は、ピーテル・ブリューゲル(父)の『ベツレヘムの嬰児虐殺』にインスピレーションを得ているのではないかと思う。家の形がそっくりだし、そもそも突然、村全体が皆殺し(生き人形と言っているが実際には殺人と同じ)にされるという話自体が聖マタイ福音書にあるこの事件を思わせる。

同作品については、以下を参照。
https://artsandculture.google.com/asset/massacre-of-the-innocents-pieter-bruegel-the-elder/qgGZ6pq1mTaabw?hl=ja

アニメ『千夜一夜物語』にもピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』そっくりの高い塔が出てくる。手塚治虫はかなりブリューゲルが好きだったのではないか。Mizumizuも大好きなのだ、ピーテル・ブリューゲル。

この皆殺しのシーンは、特に英語圏(おそらくアメリカ)の子供たちにとんでもないトラウマを植え付けたらしい。



この動画は16年前にアップされたものだが、英語のコメントを読むと、「子供の頃見て怖かった」「私も」というのが多い。

またMizumizuが大いに気に入ったフルートの音色についても、

https://www.youtube.com/watch?v=BhtiWyW-erM



人間が生き人形に変えられてしまい、笛の音に誘われて行進し、水中へ、船上へと導かれる。『ハメルンの笛吹き男』にも通じる恐怖だ。このアイディアも実に凄いなと思う。

その人形たちを手漕ぎボートで追って、ユニコとヒロインが船に飛び乗る展開は、手塚治虫初期のベストセラー『新宝島』を思い出した人も(日本人には)多いだろう。

Mizumizuは大人になってからこの作品を見たので、生き人形に変えられるという展開が、子供が見るとトラウマになるほど怖いとは思わなかった。

だが、「この作品でアニメに目覚めた」「これが史上最高のアニメ」「最近のアニメは80年代に比べると浅い」「これはもうアニメじゃない。人間のもつ権力欲と個人の憎しみについての物語」といった英語のコメントを読むと、「おお、同好の士よ!」と叫びたくなる(笑)。共通する感想を書いている視聴者が日本人ではなく英語圏の人間だったというのも、個人的に面白いと思った発見だった。

上のようなディープが感想が並んでいるのは、やはりというべきか、↓この場面。
https://www.youtube.com/watch?v=QoBqx-s2rq4





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最終更新日  2025.10.26 13:16:18


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