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今朝の京都は-2度、自動車の屋根が白くなつていました。
【龍安寺】は、かなり昔に、英国エリザベス女王に【西本願寺】には
明治 時代、女王のお祖父ちゃんが本願寺のお坊さんとテニスを
されたとかで ご自分の意思でご訪問ありましたが、折角京都に来ら
れたと言う事で
京都市の観光局が唯一【龍安寺】をご紹介されました。
外国のガイドブックにもその旨採りあげられ、現代も外人の方が
多いです。
最近では、国民を豊かに生活させている【ブータン国王ご夫妻】も
此処龍安寺の石庭にお招きしています。
その外人カメラマンが真剣池に向かって焦点を合わせ写真の
シャツター を切っておられ、そっとその方向を見つめますと、美しい
池に写った 山が写されていました。
山の名を【衣笠山】といい池の名を【鑑容池】となづけられています。
「これだ」とヒントをそのとき戴きました。日本でも「逆さ富士」を愛でる
ように、何気無く美しい景色もよく観ると更に池に映った景色を発見
するもので、外人はもとより、日本人の感触とも教えられました。
応用は、何処でも採り上げる事が出来ます。【金閣】と【鑑湖池】そして
【銀閣】と【錦鏡池】何れも池の名に「鏡」をもちいていることは、鏡のよう
写す景色も愛でて下さいの意義が含まれているのでしょうね。
ちなみに【衣笠山】は、昔仁和寺の御所から眺められる山に夏の暑い日に
宇多上皇が「朕は、雪景色をみたいよ」と駄々を捏ねられました。
家来は困惑しつつも 民家に白衣を用意させ、樹木一面に被せたそうです。
「おお、雪景色よ、まろは満足じゃ」と扇をゆるゆる扇がれたそうです。
この「衣笠山」は金閣寺の池にも等持院の池にも写されました。
日本の漢字に見ると観るがあり、
聞くと聴くに分けています。
観光は、人の気付かない見物でなく、見所をしっかり観てこそ佳き
観光が出来ることでしょう。
人に教わるも、上の空で聞くのでなく、真剣に聴く心構えが、自分のものに
なると心得ます。 外人カメラさんに宝物を教わりました。感謝。