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寒さ一段と厳しいです。風邪をひかれませぬように。
本日、大阪女子マラソンですね。
【龍安寺3..】
本堂の方丈の前庭と後庭で、同じく意義深い教えを学ぶ事が出来
ました。
【知足の蹲】(ちそくのつくばい) が回廊の東北角に、有りました、
手水鉢で、這い蹲って、手を洗う所から、つくばいというのでしょうね。
真ん中四角の水を入れた区画の、 上部に【吾】(われ)右側に
【唯】(ただ)下部に【足】(たるを)左に【知】(しる)
水戸の黄門さんが発案されたつくばいで、「吾、唯、足るを知る」と
読めます。
立て札には、茶道の精神と称されていました
そしてその横に、
「知足の者は、賎(いや)しくと雖(いえど)も、富めり」
「不知足(ふちそく)の者は、富めりと雖も賎しい」
「これで充分です。」と、足ること知った人は、外見貧しそうに見えても、
心は満足で豊かな人といえましょう。
「足らんたらんと、まだあれも欲しい、是もほしい」と、愚痴を言って
いる人は、外見、金持ちの様で、実は、不平だらけの心の貧しい人
といえますね。
表の石庭の様に、13~14見えてて、腹八分目で健康をたもてそうです。
黄門さんが、【大日本史】編纂に当たり、資料を龍安寺から提供を
受けたお礼に寄贈さ れたものだそうです。
知足の蹲
実は、ここに飾られた物は、イミテーションで、本物は、東向かいに
見える 【蔵六の茶室】の前に、本物が据え付けて有ります。燈籠の
下部に見え隠れしています。売店外係りの方に申し出て特別志納金で
茶室と本物のつくばいを見せて下さる事も有ります。
足らんたらんと、まだあれも欲しいむ是もほしいと、愚痴を言っている
人は、外見、金持ちの様で、実は、不平だらけの心の貧しい人といえ
ますね。
此処龍安寺を拝観するだけで、寺社の見所の、基本と申しましょうか、
他でも、共通した形式の現し方が、伺えそうです。【枯山水】然り
【方丈庭園】【龍】
そして、これから述べます 【懸魚】(げぎょ)【蟇股】(かえるまた) は、
日本全国の寺社で観られる建築様式の一部に飾り取り付けられて
います。龍安寺の売店の東側、陳列棚に、建て替えた昔の物品を
並べ【名札】に上記の名前が、紹介されていました。
売店の横の陳列棚
その位置は 何処に、実は庫裏を出た所で、建物の上部を見上げましたら、
屋根の交差の軒に、【懸魚】がありました。正に魚の頭が下がって
ぶら下がっているようでした。そしてその下部に【蟇股】が見かけられ
ました。
懸魚・下部に蟇股
蝦蟇(がまがえる)が構えているように見えます。そこでお客様に
クイズを出してみました「双方の共通点は何でしょうか?」とお聞き
すると「水」と答えられました。「ピンポン」正解です。建物で最も
恐ろしいのは、「火災」です。従って魔除けの意味に於いても、
守護の意味に於いても、装飾の意味に於いてもと、採用されて
居るようです。知恩院の左甚五郎の忘れ傘然りでした。
そして屋根の先に丸い円の中に三つ巴があしらって居ます。
三つ巴は、雲を表現していますね。更に民家でも屋根の形は波を
表現「甍(いらか)の波と・・」
更に庫裏から西へ少し歩を運べば、本玄関(国宝)があり、其処の
蟇股の中には、 尻尾の多い、浦島太郎が乗った様な【亀】が他にも
【龍】が刻まれていました。
神亀を飾る蟇股
日光東照宮の有名な【眠り猫】【三猿】も蟇股の中に存在してい
ますよね。
こうして、解かり易く観光して行きますと、興味は倍増するのでは
ないでしょうか。ご来訪の切は、是非探し求めてみて下さい。