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今朝も秋晴れ、何処か出掛けたい気分の日です。テレビでは
はや紅葉の姿も見せかけてきました。
本日は、美術館並みの狩野探幽の襖絵等みられる国宝の
「二の丸御殿」をごあんないしますが、撮影禁止で、
見ていただけないのが残念です。
国宝・二の丸御殿の玄関
内部は、写真が撮れないので、説明文のみと成ります。
【二条城2.】
お城の中って、どんな構造に成っているのでしょう。下級武士
から、殿様まで、そして「大奥」と、テレビで紹介されますが、実際
に目の前に、見せてくれますのが、ここ【国宝・二の丸御殿】です。
玄関には、龍安寺で、ご紹介した【懸魚】(げぎょ)が、目立ちます。
下足を脱いで、スリッパに履き替えます。
順次各部屋ごとに、説明付のボタンが、設置されています。短い
ですからね利用されると面白く見られます。
【二の丸御殿】(国宝)桃山時代武家風書院造りの代表的な
建物です。
•1. 【車寄】(くるまよせ)・遠侍に付けられた御殿の玄関です。
欄間を見上げますと鶴・牡丹・鳳凰が見られます。秀吉の造って
壊した聚楽第の遺稿といわれています。豪華ですね。
•2. 【遠侍】(とおさむらい)・柳の間・若松の間・勅使の間
お城に参上した大名や外来客の控え室と成っています。
柳の間・若松の間・襖の絵により名付けられました。共に
「目付役」が、来殿者の受付をする所で、来殿者の心を和らげる
雰囲気があります。
虎の間・三部屋に分かれています。大名の控え室で、虎と豹の絵
が描かれています。説明では、当時生きた現物を見たことがない
ので。虎を雄・豹を雌との構想で、微笑ましいです。城の威厳。
武将の厳しさを表現したのでしょう。何れも【狩野派】の絵とされ
ています。
3.【廊下は鶯張り】知恩院でも、紹介させてもらいましたが、皆様
が廊下を歩かれると、「きゅつ・きゅっ」と音がします。「忍びの者が、
潜入してきても直ぐわかる仕掛けとも言われています。後ほど、
庭園に出られたときに、建物の廊下の下部を覗きますと、仕掛け
が解かります。
4.【式台】式台の間・老中の間。老中の間
老中と参上した大名と挨拶を交わした場所
【狩野探幽25歳】豪華な老松が襖(ふすま)に描かれてい
ます。「切手」に登場しました。
東入り口の杉の戸の【八方睨みの獅子】何処から見ても正面
を向きます。
5.【大広間】
「一の間・二の間」将軍と緒大名との対面所。最も大切な場所
です。人形がずらりと並んでいます。将軍は、小姓と、上座に
控え、「武者隠しの部屋」も控え、「桃山時代」の「武家風書院造り」
典型をなします。違い棚・付書院、天井は二重折り上げ格天井
(ごうてんじょう)この部屋で 、【大政奉還の儀】 が行なわれました。
265年間の徳川幕府でした。
戦国時代日本人同士が戦を始め、我こそ天下人と野望を逞しく
しましたが、戦の無い国へと徳川が漸く15代の泰平の世を
築きました、然し封建思想もあって、開国も伴ないここで
大政奉還がおこなわれました。日本の黎明の場でもあります。