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2011年01月24日
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さてさてだいぶUPが遅くなってしまいましたが、着々と進んでおります「梅屋×新之助上布」!
こちら )。

その際の打ち合わせで決めた色に基づき、 湖藤 さんより年の瀬も迫る頃、送っていただいたのがこちら!
経糸見本
経糸のサンプルです。
私の思い描いた色と同じかどうか、いくつか候補上げてもらった色がある場合は選んだり、ここは茶色じゃなくてオレンジで、みたいな修正を追加したり何度かやり取りし、経糸を決定しました。

その後は新之助商店さんで、これら選んだ糸を1本1本どんな並び順にするのか図面を書き、1本1本の糸を経糸として織れるように準備する、という聞いただけでしんどそうな工程に進みます。


糸を経糸として織り機にかけるために、経糸の本数・長さをそろえ、柄が指示通り出るように色糸を配置して、円柱状のものに巻きます。
ここで糸の張力を一定にして巻くのが肝、なんだそうです。

湖藤さんが整経工場に行き、写真を送ってくれましたので、ご紹介します

たくさんの糸巻きがセットされていて、ここから一本一本の経糸が巻き取られています。
整経1
整経屋さんは“びょうぶ”と呼んでいたそうです。

糸巻きから出た糸が、大きなドラムに巻き取られています。
蜘蛛の巣のような無数の糸が絡まずに巻き取られている様子は圧巻ですね
これは違う織り屋さんの整経なので白い糸ですが、梅屋の糸は明るいカラフルな蜘蛛の巣になっていると思いますよ!
整経2
この大きなドラムに巻き取ってから、さらにそれぞれの織り機に合わせた大きさに巻き直すんだそうです。


屏風にセットする糸巻きに糸を巻き取る作業。
整経3


新之助師匠曰く、「整経一つで織り易くも、織りにくくもなる。整系は織りに直結する大事な、大事な工程!」なんだそうですよ
なるほど、機械織りと言ってもすぐに切れたりする現場を拝見したので( こちら )、スムーズに織り上げるには、全ての工程で正確な技が必要になるのでしょうね。

実はもうそろそろ試し織りサンプルが送られてくるので、梅屋の新之助上布は、この工程を既に経ております。
こうやって1本1本の経糸がセットされ、横糸が合わさり、果たしてどんな色になっているのか?
すごくわくわくしています

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Last updated  2011年01月24日 21時33分26秒
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