まいじー日記

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2009.01.03
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カテゴリ: アウトドア




夏の間は、雄はアラスカ、雌はハワイにそれぞれ出かけてくんだけど、冬になると繁殖のために戻ってくる。なので、冬の間は、なんと2500頭もの巨大なアザラシが、アニョ・ヌエボ岬の海岸にゴロゴロ寝ているわけ。

家の近くにそんな珍しい場所があるんだから、冬の間に行ってみよう!ということになった。せっかくのクリスマス&年始休みだしね。

実は数年前にもアニョ・ヌエボには来たことがあるんだけど、4月の初めだったのでもう大人のアザラシはいなくなってて、離乳したばかりの仔しかいなかった。なので、いつかは冬に再訪しようって相棒ともずっと言ってたんだよね。

アニョ・ヌエボでは、象アザラシの保護のため、冬のピーク繁殖シーズンは、事前予約制のガイド付ツアーでしかコロニーに近寄れない。ツアーは人気があるので2ヶ月前とかに売切れちゃうんだけど、朝早くに行ってウェイトリストに名前を載せてもらえば、まあまあの確率で飛び入り参加させてもらえるらしい。私たちも9時前に行って待っていた所、9時45分からのツアーに参加できた。

ボランティアのガイドさんに連れられて岬の方に歩いていくと、象アザラシがいるいる!海岸にゴロゴロしてるのはもちろん、けっこう内陸の方まで入り込んで寝ているのもいた。砂の上に彼らが這ってきた後がしっかり残っている。





象アザラシって、雄の鼻が象みたいになるからそういう名前がついてるんだって。私はてっきりあまりにも巨大だから「象」って呼ばれてるのかと思ってた。だって、雄は体長5m・重さ3トンにもなるんだって。今まで最大の雄はなんと7m・5トンもあったとか。雌は平均3m・0.9トンだけど。

鼻が象っぽいのがわかるでしょうか?


アザラシといえば、雄が多数の雌を従えてハーレムを作るので有名だけど、象アザラシも当然一夫多妻制。体が大きく成熟した雄(=アルファ・ブル)だけがハーレムを作って子孫を残せる。若い雄はそのハーレムの周りで「隙あれば」と様子を伺っているので、アルファ・ブルはときどき「詰まったパイプに水が流れるような」音をたてて威嚇して追い払う。

ここ )


雄も雌も、アニョ・ヌエボにいる間はとにかく何も食べず水も飲まず、とにかく夏の間に体に蓄えた皮下脂肪で冬を乗り切るんだそう。だからエネルギーを節約するためにとにかく海岸ではなるべくゴロゴロしてるらしい。

雌は、アニョ・ヌエボに帰ってくるとすぐに仔を産み、それから1ヶ月以内にまた交尾するんだそう。でも、アニョ・ヌエボにいる間は産んだ仔の世話にかかりっきりで、体脂肪を削って授乳するので、受精卵が着床するのは離乳が終わって海に戻る2ヵ月後なんだそう。

雄も雌も、繁殖期が終わって海に戻ると、ひたすらダイブを繰り返して餌をあさる。90分間無呼吸で深く潜り、また浮上して海面で2-3分息をついでまた潜る・・の繰り返しなんだそう。象アザラシの最深記録は1581mだとか。

そうやって深く潜ることで天敵のサメを避け、餌を食べて体脂肪を溜め込んで、夏の間の脱皮(雌は4月、雄は8月にまたアニョ・ヌエボに戻ってくる)と冬の産卵&繁殖に備える。

アザラシは体の構造上腰が回せないので、アシカみたいにヒレを使ってよちよち歩きというのができず、陸上では尺取虫みたいに這って移動する(動画は ここ )。でもこれがけっこう速くてびっくり。

とにかく、とても面白いツアーだった。繁殖のピークシーズンは2月だそうなので、また機会があったらぜひ見に来たい。

せっかく山を越えて海岸側に来たので、その後はハーフムーンベイに行く。街中のベーカリーでサンドイッチを食べた後(地元のテレビ番組でお勧めされてたお店だったけど、たいしたことはなかった・・)、海岸沿いのリッツ・カールトン・ホテルに行き、ラウンジでお茶を飲む。

海岸沿いはゴルフ場になっていて、荒々しい海と緑の芝生の対比が美しい。





ちょっとスコットランドっぽい感じ・・と思っていたら、ホテルもやっぱりそれを意識しているらしく、夕方には中庭にパグパイプの演奏が。寒さと景色とパグパイプの物悲しい音色がマッチして、なかなかの雰囲気だった。









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最終更新日  2020.01.11 04:36:20
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