もいっか★フィンランド

もいっか★フィンランド

2005.06.11
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●他所で将来、使うかもしれないので、備忘録代わりに失礼。




政府は海外の紛争地で活動する民間軍事会社(PMC)について、日本人が社員として戦闘に巻き込まれた場合などを想定し、日本の法律との関係などの研究を始めた。将来、PKO(国連平和維持活動)に参加した自衛隊がPMCと契約する可能性も視野に、問題点を整理する。PMCは「戦争請負会社」とも言われ、イラクでは米軍の下請け的な業務を担っている。防衛庁は「自衛隊本体がPMCを活用することはないだろう」(幹部)としている。 (中略)

PMCの要員は武器を携行していても、あくまで民間人で、正規の戦闘員とは見なされていない。襲撃され、応戦して人を殺傷した場合の「正当性」についてはグレーゾーンとされる。政府関係者によれば、世界的にもPMCを巡る法律関係は整理されていないという。

(朝日 2005年06月12日12時27分)



●実をいうと、僕もこの「現代の傭兵」について興味があり、少し調べたことがあります。このテーマでペーパーを書こうと思ったくらいです。最初に耳にしたのが99年頃だから、何をいまさら、日本政府の認識に少しギャップがあるのでは、というツッコミはとりあえず控えますが。


●PMC(Private Military Corporationかな?ちなみに傭兵はmercenary)は、ものすごく端折った解釈だと、軍事部門の民営化、アウトソーシング化なのです。軍事大国のアメリカでは結構盛んで、スタッフには退役軍人などが就任。雇用対策にもつながるわけです。イラクの斎藤さんはまさにそのケース。会社設立出身国だと、アメリカやイギリスが主です。


●赴任先は中東やアフリカの紛争地帯など。重要なのは、本国政府が表立って他国に軍事介入出来ないところを、PMCが請け負っていることがあること。裏では深く繋がっているのです。こういう「非公式」な軍事、安保活動は今後も増えるかもしれません。


●この現実社会、「軍事」活動は結構、浸透していたりします。というか「軍事」と「それ以外」の境界線がどんどん無くなって来ています。PMCも表向き警備会社ですから。しかし長嶋さん出演のセ●ムとはレベルが違うわけです。







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Last updated  2005.06.12 17:04:03
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