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■模試、実力テストの本当の使い方
模擬試験や実力テストを「学力診断」と考えている人が多いですね。コンピュータ診断で出てくる「順位」に一喜一憂している人の姿をよく見かけます。
もちろん今の自分の学力を客観的に診断してくれますので、それを認識することも学習意欲につながり大切なことです。
しかし模擬試験や実力テストにはもっと重要なデータが記載されているのです。
それは、「間違ったり、解けなかったところ」です。
せっかく「あなたの分かっていないところはここですよ。」と言ってくれているのに、この部分の再チェックをなおざりにしている人はたくさんいます。
わかる問題ばかりやって、「間違ったり、解けなかった問題」を自分のものにしていかなければ、学力は伸びるはずもなく、成績アップはあり得ません。
そして皆さんが考えている以上に、同じような問題が繰り返し出題されていて、ひたすら同じ間違いをくり返している場合が多いです。
又、中間や期末テストと違い模擬試験や実力テストは、より受験に近い出題形式となっています。したがって「自分でも気づきにくい潜在的な弱点が発見しやすい。」とも言われています。
和田秀樹氏の著書に、「模試などは出題バランスがかなり工夫されている。これを単なる力だめしだけに使ってしまうのは実にもったいない。」 「私は多少しんどくても間違った問題はその日のうちに復習して、暗記できるものはすべて暗記した。」と書かれています。
今度模試や実力テストがあったら、是非とことん間違った問題と格闘してみて下さい。成績アップの道が開けるはずです。