ひすいを採取

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富山、宮崎海岸でひすいを探せ!!の巻

香水にのめりこんでいるharu-sora、実はもう一つ趣味がありまして、
旦那共々ただ今「宝石採取」に興味津々。日本では現在宝石を
採取していないのですが、取れないのではなく、取らないだけですので
未だに素敵な宝石達はゴロゴロ転がっているのですって
(下記辰尾さんの本より)。

こんな趣味を持ったのは、旦那が今読んでいる【BE-PAL(小学館発行)】
なるアウトドア雑誌内で辰尾良二さん、奥様のくみ子さんが「婦唱夫随の宝捜し」
という連載を持っていまして、それを夫婦共々楽しみにしていたのがキッカケ
だったのですが、元々鉱物に興味があった旦那(以前からそれ系の本愛読中)、
そして石彫を勉強していた私(ただの石好き)、という組み合わせから共通の趣味
になりえたのかな~と言うのがあります。

前置きが長くなりましたが、今回の新潟旅行はひすいの採取という旦那の強い
決心を持って敢行となったのです。私もどんなものかと興味があったので子供
と計4人での「一家で宝捜し」!!
はっきり言って、香水は出てきません(笑)。今日の日記は石好きの日記です。

***** ***** *****

朝の8時からこちらを出まして、新潟を縦断、そしてひすいが取れるという
宮崎海岸まで休憩も入れて6時間!!車に揺られたharu-sora一家。
ひすい産地として有名なのは、それより北の新潟県内糸魚川市、ひすい峡
なのですが、川を流れ海に出て特殊な海流に乗って少し南になる宮崎海岸まで
流れくるという事。これって、ロマンじゃないですか!?


念願の宮崎海岸に着き、早速皆でひすい探しに没頭!!
・・・と言いたかったのですが、私は子供二人を見なければならなかったので
必死に探していたのは旦那、私は海に石を投げて遊びながら、それっぽい
石を採取(笑)していました。もうすでに、またそれっぽ~い人も(観光客も)
何人かいまして、下を向いてガサガサ。旦那もゴソゴソ(笑)。

それにしても、私は海側の育ちですが砂浜ではなく海岸一帯石!
というのにまず驚きました。はだしになってもじゃりじゃりしない!
波打ち際は砂のザザ~という音ではなく、ゴロゴロ~ガリガリ~。
これも感動!!
そして、海・海岸はとっても綺麗!地元の人達がいかにこの海を
大事にしているのか判るような気がしました・・・。

ひすいって、よく教科書などで勾玉(まがたま)に使われていたのが印象的ですよね。
原石は緑色だと思っていたのですが、辰尾さんの本によると純粋なひすいとは
白色なのだそう。そして表面はツルツル・丸型ではなく角張っている・・・。
この情報を元にして私も1個持っては捨て、また1個持っては捨て、を繰り返した
のですが、ハッキリ言ってどの石もツルツルピカピカ(笑)!波打ち際がポイント
と書いてあったのですが、水に濡れた石はどれも綺麗な光を放っていたので、
ますますこんがらがっちゃいました・・・。


1時間くらいで旦那・30個、長男・10個、haru-sora・6個、厳選。旦那はもっと拾って
いたかったみたいですが、ホテルのチェックイン時間が迫っていたので
石拾いは終了。この石を持って糸魚川市にある「フォッサマグナミュージアム」で
鑑定してもらおうとまた車を走らせました。


糸魚川市の山間部にあった「フォッサマグナミュージアム」。
46個の石をぶら下げて館内に入り、
「ひすいの鑑定をお願いしたいのですが・・・」と尋ねると、
「学芸員を呼びますので、台の上に石を置いてお待ち下さい」と
言われたので、ひすいだと思って厳選した石(笑)を旦那・長男・私のと
分けて台の上に並べました。

人の良さそうな学芸員さんが向こうから走ってきまして、早速鑑定。
私も鑑定内容を知りたかったのですが、次男が「トイレ~~」。
子供を連れてトイレに行っている間に鑑定は終了したみたいでした。
結果は・・・、
旦那が石英(これがきっちり形成されていると水晶になる)1個、
長男も石英1個、私は・・・な~んとひすい1個、見つけていました!!

ヤッタ~ヤッタ~ヤッタ~~~!!

学芸員さんも
「状態は良いですね。今回初めて?1時間で拾ったの?いや~1日かけて
拾えない人もいるのに。どこで拾ったの?どんな状態で拾ったの??」
等々質問されたのですが、またしても次男が外に走っていってしまい、
私は外に追いかけていったので話が聞けませんでした(苦笑)。
旦那が話しを聞いていたのですが、かなりの強運と言うことで、すっかり
気を良くした私。ず~っとそのひすいを触っていました(笑)。

*****~*****~*****

ひすい 約5cm
波打ち際の石の大群で、私が最後に拾ったひすい
(約4cmと小さいのに、よく私に発見されたね!)

表面は白色ですが、少し緑がかっています
角張っている石の先端が石の大群の中から
ひょっこりと顔をだしていたので採取
表面は陶器のようにシットリしていてツルツル!

私に拾われるまで何年、何百年、何千年かけて
さまよってきたのか想像するだけでも興奮!

*****~*****~*****

わざわざ6時間もかけて来たのに1個も拾えなかったらかなり愕然と
なったと思うのですが、1個拾えてかなりラッキー!
今度はこの1個を参考に出来るので、今後の採取に大いに
活躍してくれるのでは?と期待しています。

でも。フォッサマグナミュージアム、中に入って見たかったよう。
旦那は「一人で来る!」と息巻いていました(笑)。頑張れ~。


・・・と言うことで、私の宝石採取はこれからも続きます。
今回の事で旦那もかなり興奮して、

「まず県内から攻める!」と

訳のわからない事を言っていたので
これからもコソコソと出掛けていくことでしょう。
私が、拾ったひすいを「どうにか加工したいな~」と言った時に、
旦那から「鉱物的価値が下がるから、やって駄目!」とすごい剣幕で言われました。
私が拾ったひすい、どうしようと私の勝手なわけですが、やはりこれからの
採取サンプルとなるわけなのでこのままにしといてやろうと思ったのでした。

皆さんの住んでいる所でも、きっと宝石が埋まっているかもしれませんよ~♪

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