ももここ日記

ももここ日記

●no1 安楽死 ●



●no1 安楽死●

「これは生まれつき肩の付け根から曲がってますね。

 生まれつきなので治すことは出来ません。

 一生立つことも出来ないし、歩くことも出来ません。寝たきりになります。

 トイレも垂れ流しになるので世話が大変ですよ。

 ネコの寿命の10年間、寝たきりネコの世話をするのは大変だし、ネコにとっても可哀想ですよ。」


「・・・・だから、安楽死を勧めますが・・・・。」


あたちがももここママの実家に行って5日目。

動物病院の先生は、あたちのことを診てこう言ったの。

あたちの両方の前足は、ももここママに引き取られた時点から変な位置にあったの。

まるで人間みたいに、肩の付け根から体に沿って伸びていて、前に伸ばしたり、曲げることは出来なかったの。

勿論、立つことも出来なかった。

あたちが動く時は、あごを前に突き出したまま後ろ足で地面を蹴って、前足は体にぴったりくっつけたまま前に進むの。

そんなあたちをももここママは「蛇みたいやね。」って不思議そうな顔で見てた。

でも、あたちはそんなことよりも、毎日ミルクを飲むことに必死だったの。

2時間おきに、ももここママの妹みっちーが作ってくれるミルクを一生懸命飲んでたの。

ももここママがあたちの腕を触りながら、泣いてるなあって思いながら。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: