business





愛してるなんて言えなかった。





私は、生まれつき運命を背負っていて。
好きだと言えば怪我をさせ、
間違えて愛してると言えば命を奪い。



「一度も好きなんて言ってくれないよな」
「それはっ」
「わかってるよ」
「・・・」
「でも」
「どうせあとが永くないんだから聞きたい」
「-…っ!そんなこと!!」
「あるだろ?」
「っ!!」
「最後に聞かせて?」
「最後に聞きたい」



「最後」

そんなことを言われたらどうしようもない。
泣くことしか出来ない。
かすれた声で聞こえなければいいと思う。










「愛してる」


business、仕事、死神、涙、そして死。


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