その他の投資 0
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中国が盛り上げて、米国が足を引っ張る、の相場になっていますね。しばらくはこのような綱引きが続くのでしょうね。渦中に居ると、あんまり気にならないような感じですが我々は今、時代の転換点にいるのかもしれませんね。気がついたら米国は凋落していて、中国の時代が来てる、みたいなことになってるかもしれませんね。おそらく今、日本の企業は、米国から徐々に撤退、中国戦略を主軸にすえつつあるのではないでしょうか。株価がそのようになってますね。中国への売り上げが多そうなところは株価の戻りが早いが、北米中心の(あるいは影響が大きい)業種・企業は戻りが鈍い。(当たり前ですが(^^;)上げたり、下げたりの中で、時代の波に乗っていく銘柄選び、をしていかなければなりません。為替FXではついにドル円のスワップポイントがマイナスになったとかなんだとか。(驚)
November 12, 2008
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今回の投資考察団で、Q先生に質問したかったのはただ一点、米国がドルを印刷しまくった後の世界について、ということでした。今の金融危機はドルを大量増刷により、大暴落は起こらない、というのがQ先生のアウトラインですが、(僕もそう思います。前に書きました)ドル増刷により、その価値が希釈化されて、暴落なのかダラダラなのかはよくわかりませんがいずれドルはその価値を失ってゆく、、というのは僕もメインシナリオなのですがでは、そのとき我々としてはどのような投資行動あるいはポジション取りをしておけばよいのでしょうか?ということです。(つまりはgoldを買っておいたほうがいいのか?不動産を持つほうがいいのか?どこの通貨を持つほうがいいのか?といったようなこと)Q先生にこの点質問したところ、一言「ドルをもたなきゃいい」ということでした(聞いてしばらくポカンとしてしまいました(^^;)。しかし、少し食い下がってみて「中国元もドルに半分ペッグしているわけだから、じゃあ中国元を持っていたら安心、というわけではないのではないですか?」と聞いてみました。「中国元もドルと同じに下がるのなら、ドルは下がってないのだからいいではないですか」とのお答えでした。禅問答のようですがツアー中、しばらく考えてみて、そして北京在住、30万円を10億円にした伝説のQ先生の一番弟子名人の方にもこのやり取りについて質問してみて、また上海Q友会でのQ先生の講演も聴いてやっと合点が行きました。すでに先生は、今後は皆さん中国経済圏で暮らすのだから、ドルなんて上がっても下がってもどうなったっていいじゃない、中国元さえ持っていれば、食べ物も買えるし、困らない世の中になりますよ。とおっしゃっていたのだと思っています。もうちょっとおだやかにいうと、何度も先生がお書きになっているように、通貨圏が多極化し、ドルだけが基軸通貨でない世の中になり、その中で中国は米国と独立した経済圏を確立する。とうことだと思います。これが何を意味するのか?というのは、その人の生き方によって解釈が違うと思いますので、皆さんはこの言葉を聞いて、今後どう行動なさるかは自分で考えてみてください。日本円がどうなるかは、聞いてませんし僕もどうなるかはわかりません。なお、僕自身も「今日本株がものすごく下げてるし割安なので来年くらい一旦日本株を買うのもどうかと考えているんですが」と聞いてみて先生に「お好きにどう~ぞ(笑)」と言われたり(一同爆笑。苦笑)、複数の方が日本株についてお聞きになりそのたびに先生に優しく諭されたり、あるいはド叱られたりしていたわけですが(笑)、生き方、というのは要するにそういうことです。何度も参加していると、Q先生はだんだん厳しくなってくるようですが、僕も雑草のように何度か質問していますが、だんだんQ先生の僕に対する言い方が厳しくなってきたので、それなりに顔は覚えていただいているのかもしれません。喜んでいいんだかどうなんだか(苦笑)
October 22, 2008
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米国議会、通らなかったのですね、金融支援法案。うーむ。奥が深いですね。でもいずれ何かはしなくてはいけないでしょう。とりあえず、前回の記事のままではいけないので急遽投稿しました(^^;
September 30, 2008
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米国政府の、金融機関救済策が成立。いろいろゴタゴタはありましたが結局決まりました。しかしこのことにより、今後も救済されると思って自助努力を怠る企業続出、にならないことを祈ります。(すでにそのようなモラルハザードが起こりつつあるそうな・・)この辺の歯止めがかからないと、いくら紙幣を刷りまくっても間に合わないような状況になるのじゃないでしょうか?以前に、いくらでも紙幣を刷れるので、(1929型の)大恐慌は起こらない、と書きましたが、今度は、米ドル大量増刷に次ぐ増刷で、米ドル暴落、米国債暴落という目はまだまだ残っていると思います。米ドルが先々価値を失っていく、、というのはほぼ皆さんもいうように僕も確信していますが、○徐々に、少しずつその価値がなくなっていく のか×一気に暴落する のかによって、取るべき投資行動はまったく別のものになるかもしれないと思います。ここが読めてないから、なかなかシンドイとこだなあと思っています。今日の日経の一面見ても、市場は総悲観になってきたな・・とは思うのですが。
September 29, 2008
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とにかく今はなんの制約もなく、貨幣をジャンジャカ刷って輸血しまくっていいわけですから、キャッシュ不足というのは起こらないだろう(マクロで見て。局所的にはそのようなことでいくつかの企業がつぶれたり、いろいろする)と思います。現在、このサブプライム以来のレバレッジ・バブル破裂はどう捉えたらいいのか?というところでは、僕は、このように理解しています。つまり、世界経済を水を含んだスポンジであるとして、世界は信用取引によって、ジャブジャブに水があふれ出んばかりにスポンジが水がしたたるような状態で成り立っていた。それがあることをキッカケに、スポンジから水が抜けていった。抜けていく過程では、一方的に水は無くなる一方であり(最近のクレジットクランチの状況)、スポンジはカラッカラに。そこで米国政府は、新たに紙幣を増刷、スポンジに潤いを与えることに・・というようなことだと思っています。世界経済にとって、どれくらいの水の量が適正なのか?(スポンジはどれくらいの大きさなのか?)という問題ではないのか?と思っています。世界経済は、日々その領域を広げていると思います。例えば、インド・中国では中流以上の生活のできる階層の人たちが急激に増えていますし、中東などの砂漠地帯において水処理技術の発達とともに、いままで住むことができなかったところが地上の楽園に変わったり、あるいは、いままでは直接利用できなかった太陽光が、エネルギーとして取り出せるようになってきています。(もっというと、宇宙空間は広大であり、先々、宇宙から鉱物資源を取り出すような時代も来ると思います)そういう意味では、地球上に存在していい水の量(貨幣の量。スポンジの大きさ)は日々増えて行ってる、と僕は考えています。ただスポンジの大きさに比して与える水の量が、行きすぎのときは、ちょいと今回のようにゆり戻しが来る、ただそれだけではないのか?と考えています。大恐慌は来ない、に一票を投じたいと思います。それと、キャッシュポジションは、投資においてはある程度は大切ですが、貨幣というのは幻想です(水は薄くなったり濃くなったりする)から、全ての資産を貯金だけ、という人は、もう少し投資について考えたほうがよいのではないだろうか?と思います。
September 22, 2008
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大恐慌は来るのでしょうか?1929年時点の金融システムと、現代の金融システムで、根本的に違う点が1点あります。1929年時点では、世界の金融システムは金本位制でした。ですから、世界の貨幣の総量は、"金"という物質の総量に制約され、各国政府は、自由に紙幣を発行することが出来ませんでした。そのことにより、一旦金融収縮が起こり始めると、今のように紙幣をとにかく大量増刷して、お金の足りなくなったところへ注入したり、銀行間の貸し借り市場へ供給したりすることが自由にできませんでした。このことにより、一時的にキャッシュが詰まり、健全な事業会社までが不渡りを出し、連鎖倒産→大恐慌ということに成ったわけです。例えて言うと、人体において貧血が重大なくらいに起こり、世界経済という体に、血流が十分に送りこむことができなくなって、体のあちこちが壊死して腐っていった、、というような感じでしょうか。(それでいて、輸血もできない)そして、大きなことは、このようにキャッシュの流れが詰まると誰も人にお金を貸そうとしませんし、自分のところのキャッシュはなるべく使おうとしないようになりますので、デフレになります。1929年型の大恐慌は、モノの値段に対して、貨幣の価値がドンドンうなぎのぼりになる、ハイパーデフレだったわけです。翻って現代はどうかというと、その後の世界大戦などの惨劇を通じて世界は、金本位制の危険性から脱却するため、金本位制を捨てました。(最終的には、1970年のニクソンショックでその体制が確定)そのことにより現代では、何の裏づけもなく(政府の信用だけで)紙幣をじゃんじゃか刷ることができるような世の中になりました。ですから、1929年型の大恐慌は、来ないと思います。現在の状況でいうと、ものすごく極論してしまうと、米国政府が1000兆円くらいの紙幣を発行し、すべての債務者の借金を棒引きして肩代わりしてしまえば、当面の事態は収束すると思います。キャッシュ不足による連鎖倒産も起こりませんし、借金はチャラです。さてここからは、いまだかつて人類が経験したことのない領域だと思います。1000兆円ものドルを刷ったあと、地球上に満ち溢れるドル紙幣が、そのままその価値を保つのかどうか?それにかかっているわけです。みんながそれでも、ドルには価値がある。1ドルで5本のボールペンが買える、と信じているなら成り立つかもしれません。もしその価値を信じられない人が多数を占めた場合は、ハイパーインフレになると思います。手持ちのドルは紙切れ、現物の商品などは青天井で値上がりすることになります。これが金投資論者が、金を買う理由です。ですが僕は、そこのところがまだよくわからないのですが、現在はドルだけが通貨なわけではありません。ユーロや円もあります。本当に全ての通貨がモノに対して価値を失うのか?というところです。ドルは世界の基軸通貨です(今のところ)。前者の議論は、ドルが基軸通貨であり続けることが前提になっていると思います。でも、僕はドルがそこまで信用を無くした世の中というのはドルはすでに世界の基軸通貨の地位を無くしていると思います。一体何が起こるのでしょうか?世界経済を眺めていて、「次は一体何が起こるのか?!」と興味は尽きないですね(^^;(明日に続く)
September 21, 2008
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必要があると思います、投資家は。福田首相が辞任しましたね。突然のように見えますが、福田首相は、サミットまでは続投その後政権交代、というのは前から言われていたことですし(親父のリベンジもさせてあげる?)、そんなに大騒ぎするほどのことではないと思います。それよりも、次、ということですが、麻生太郎が首相、という形なのでしょうね(思い込みは禁物ですが可能性は高いですね)。彼が首相になったとき、何をやるか?どういう風に展開していくのか?ということに視点を移さねばなりません。(なお、これと並行して民主党が政権をとり、2大保守政党制へ舵を切るのかどうか、という視点も必要に感じます)まだ詳しくは見ていないですが、麻生氏はケンカっぱやそうですしケンカもうまそうなので、今の時代には福田氏より麻生氏のほうが適任かもしれません。(個人的には、福田氏は親中路線の人でしたが、麻生氏はどうなのか?というところは要チェック)安定した世界情勢で、日本が1歩リード、みたいなときなら調整型の福田氏でよかったと思いますが、今は流動的かつアメリカ・欧州がこけて、ロシア・中国が台頭という多極化世界局面では、声の大きい首相を選んでおく、というのは間違っていない、と思います。麻生氏は面白い人ですが、もしそうなるなら今後はもう少し重みのある行動を望みたいなあと思っています。
September 2, 2008
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がんばっていますね。橋下知事。ここのところの彼の動きを見ていると、大阪は再生するのではないか?という気がしてきます。彼の動きから読み取れるビジョンは明確で、ベイエリア開発・活性化を主軸にして大阪を立て直していこうとの意図が読み取れます。○伊丹空港廃止で、関空への集中○大阪南港WTCビル※買取りと、府庁移転計画など。※:バブル期に大阪市役所が巨費を投じて建設も、その後の バブル崩壊などもあり、テナントがいまだに埋まらない問題ビル。 かなりの部分を大阪市役所の関係部署(水道局など)が移転して きてなんとか埋めている状態。(私の友人(大阪市勤務)もここ(^^;)あと、彼の発言では「関西州」という言い方も出てきますので、道州制を意識していると思います。(そして、その関西州のトップを狙っていると思います)それ以外にも大阪湾関係では、○2009年シャープ堺工場稼動開始○尼崎にパナソニックの液晶工場、姫路にもパナソニック製造拠点 →もちろん、地域にはサプライヤーなどの企業も移転してきて 企業城下町になるのは必定。ということで、にわかに活気付いてきそうな雰囲気です。僕自身は、実家が堺の海よりにありますので、実家の住居の価値が上がるのは大変歓迎です(^^;今日の日記2:今朝の日経によると、日米欧で3月にドル防衛の密約あったとか。史上かつて、政府による介入で、神の見えざる手に勝ったことはほとんどありません。今回もそうなるのじゃないだろうか・・?ということと、記事をよく読むと、この資金の出し手は全部日本(日本円)であり、介入用資金をいくらでも日本円で貸し出す、との約束とか・・貸しても返ってこないお金になる可能性も大。これらは、間接的に、日本円で暮らす、日本円で貯金している日本国民の富を知らない間に吸い取ることと同じことになると思っています。前からそうしていますが、ますますドル・円の資産を持たないようにすることが大切ではないかと思います。
August 28, 2008
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このところ、原油・金等、その他鉱物資源、穀物など商品が大きく下げていますね。この展開事体は、遅かれ早かれいずれ来るだろうと予想はされていたと思います。(今、オロオロしているようでは・・という感じがします)さて、長い目で見て、、というところで、このところジムロジャーズが談話を発表しているように、僕も長期的には需給の関係から最終的には上を見ています。とはいえ最近、高い相場に釣られて参入した人はヤケドを負っているのではないかと思います。先物などのレバレッジを掛けている場合は一旦退却が必要でしょう。(すでに切っていないと死亡してるかも(^^;)このあたりの投げがどこまで行くか?というところで、原油で言えば1バレル100ドルが一つの節目かな、、と思っています。(もちろん、投げ加速でオーバーシュートもありえると思います)金が750ドル近辺、という辺りを考えています。(これももちろんオーバーシュートは十分ありえるでしょう)商品は、株や不動産のように、自身では富を生みませんので、ベースにあるのは需給要因のみを見ていくことになりそうでとなると全体の気持ちがどうなるのかどうかの側面が強いのでやはり読みは難しい部類に入ると思います。あまり安易に手を出すのは差し控えたい投資対象であります。ただし適度に、上記のような値まで下げてきたとき、産金会社や原油関連企業の底値を、少しずつ買い下がるようなことは少し考えてみたいと思っています。(資源国通貨の大下げしたところを少しずつ買う、になるかもしれません)
August 13, 2008
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と、ジムロジャーズは言った、ということですけども。僕は彼の言葉に耳を傾ける者として、多分以下のようなことを言っているのではないかと解釈しています。つまり、○通貨は今は何のシバリもなく、各国中央銀行の都合によって 大量に発行される○よって、自分が今手に握り締めているこの1万円札は、 通貨を政府に大量発行されることにより、明日には5000円分の 価値しかない、ということが起こりうるということだと思います。端的に。(そこの通貨を持ってる限り、そこの政府に生殺与奪の権を握られている、と言っても良い)今、まさに、米ドルでそういうことが起ころうとしていると考えています。また、これに引きづられて、日本円でも同じことが、あるいはドルペッグする諸国(中国や香港、湾岸諸国)でも同じことが起こりかねないかもしれません。(=金投資論者の金を買う理屈)しかし僕は、多分、そういうことが起こる前に(か、そうなってどうにもならなくなったら)、ドルペッグしている諸国はドルペッグを止めると思っています。そうなったとき、どうなるのか?というのは、実際にはなってみないと分かりません。少なくとも、現在打てる手立てとしては、資産に占めるドルと日本円の割合は極力少なくしておこうと思っています。それと、現金(通貨)で持たない。株でも商品でも不動産でもいいが、実物資産を持つ。(それ以外はどうすりゃいーの?!は正直わからない(^^;)
July 27, 2008
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ドルはショートカバーの流れ続く、という感じでしょうか。乱高下しています。それにしても円は弱い。米国債券に穴があくと、日本のバランスシートにも穴があく、、ということなんでしょうか。(ついでに。NZDも弱いですね。)ジムロジャーズは健全な通貨などない、と言っていますが、本当にそのとおり。ユーロは内的要因ではどうなるかわからないですが、ドルや円からの資金逃避先として買われている側面が強いと考えます。これでユーロも崩れるとなると、資金はどこへおいとけばいいのか?という状態になると思います。(個人というより、もっと大きなビッグプレーヤーの話)金投資論者じゃないけれども、金も少しPFに入れておきたい(ただし僕の場合は買うなら産金会社)感じもあります。為替は相対的なシーソーゲームですから、風見鶏は難しいと思います。とりあえず、中国に逃げ込んでおきます。
July 24, 2008
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昨日は、住宅着工件数や失業保険申請件数などが予想よりだいぶよかったため安心感が出たのと、先日からの売り規制観測もあいまって、(あとJPモルガンとか原油価格とか)ショートカバー中心にドル・ダウが上げました。ジムロジャースも言っていますが、統計値はよく恣意的に曲げられているので気をつける必要があると思います。(このところ、米国の雇用統計など、1ヶ月過ぎた段階で大幅に修正されたりして、信用できない)まあ、どうなるか、これで一旦目先底打ちなのか、しばらくウォッチが必要です。大局観としては、先日書いたものの通りで変わりありません。どの道、米国が↓でも中国は大丈夫だと思っていますし米国が↑てくれるならそれはそれで願ったり、です。どちらでもよいです。
July 18, 2008
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先日、米国はまだまだ下げていき、その他諸国市場は反応しなくなると書きました。米国が落ち込むと、米国の新興国投資の資金が引き上げられるので、新興国などの市場も冷え込むと見ている向きもありますが、僕はそうは思いません。このもとになっている考え方ですが、Q先生はこのところのコラムで(というかずっと前から)○米国は産業化が空洞化しており、投資を呼び込むことで国が 成り立っていた○つまり、米国の資金は他国からの投資ということをおっしゃっています。僕もその考えは、当たっていると思います。見渡す限り、目の周りに米国製品はほとんどありません(コカコーラやP&G、J&J、薬、くらい?流通ではコストコが近くにある。)ので、米国の産業(製造業)は足腰が弱く、国は累積する赤字を国外からの投資でまかなっている。また、ニクソンショック以来、ドルを金兌換でなくしたことにより自由なシニョリッジを手に入れたわけですが、軍事的な裏づけなどを背景にドルを印刷して輸出することにより、他国からの資金を呼び込んでいた。(アジア諸国は、大量に米国債を購入・保有)つまり、現在アメリカにあるお金は、もとをただせばアメリカ人のものではないわけです。僕は、これから起こること、というのは、世界がアメリカから資金を引き上げてそれぞれ個別の判断に基づいて中国や新興諸国、資源権益、資源国への投資を始めるのであって、米国が自己資金(そんなものはない。赤字)を新興諸国から引き上げるのではないと思っています。(今までは米国を経由していたものが、米国を経由しなくなるだけ)世界から損切りされるのは、米国が損切りされる立場なのだと思っています。(この損切りの過程で、米国へ投資していた国や企業体は痛い目はある程度見るとは思います)(追記)・であるから、我々投資家は常々何を見ないといけないか?というといつも書いていますが 「投資対象が、お金を儲ける力があるところに投資する」ということに尽きる と思います。この本質から外れないことが資金を減らさず増やすためのキーワード だと思っています。・上記は米国、世界に関する、中期的な予想ですが、一旦米国は落ちきったところ から、またがんばりを見せて復活してくることもあると思います。 大きく下げたところからは、また買い場を探す、というものの見方を 先読み・先読みで考えておく、ということも大切だと思います。
July 17, 2008
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今後の世界経済の流れとして以下のようなことになるのではないか?と考えています。(妄想かもしれませんが(^^;)○米国の景気はまだまだ悪くなり、NYダウも下がり続ける。 ただし各国市場は、だんだんと下方硬直性を示し始めて 米国市場の下げに反応しなくなっていく。○米国景気後退に対応するため、ますますドルは刷られ、 米ドルの価値はドンドン下がり続ける (現在、他の通貨に対してドルは下がり続けている。 その流れは今後も続く)○このことにより、ドルを尺度とした商品の価格は まだ値上がりする。 (現在、ドル以外の通貨からみたインフレ率はドルベースよりも ましなはず)○ドルペッグする中東やアジア(現在は中国も緩やかなドルペッグ である)など諸国にも上記の構図から米国発インフレが輸出され続ける。 (その間は、世界的なインフレは続く)○ある時期、ドルペッグをはずす流れが、米欧・新興諸国両方の 視点から出来てくる(インフレ対応)○世界的にドルペッグが(緩やかに)はずされていく。○この流れが鮮明になるに従い、投機的な要因によるインフレや 原油価格の高騰などは一旦調整期を迎える○インフレ収束とともに、景気引き締めが緩やかに解除され、 中国株式市場なども上がり始める。○ただし、全体の基調としては商品はある一定までは調整するが 基本的には上がり基調(需給要因に比例)。というわけで、・確実に中国元はドルに対して上がり続けるし、そのスピードは 今後増す方向になる(中国も、国内インフレを抑えるためには元を 適正値に修正(今は不当に低く抑えている)せざるを得ない)・ドルはドルペッグ体制崩壊に伴い、基軸通貨の位置から転落、 その時点から急落する。 資源国通貨は上がる。 (ユーロはようわからん。欧州景気もヤバイといわれているが・・?)・株式で買っていいのは、 日本株(新エネルギー技術関係、米国依存度の低い輸出)、中国株(内需)。 米株は買わないこと。(ドルベースの中国株ADRもしかり)・株を買うタイミングとしては、中国株なんかは、先行き企業業績が 良いことが読めるものについて、今からちょろちょろ買っていくのに よいタイミング。 (米国発の大下げはあるかもしれませんが、他市場では反応薄になり 収束していくと思っています)というようなアウトラインで考えています。て、あまり予想してもしょうがないのですが(^^;
July 13, 2008
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今朝の日経トップ、囲みコラム記事の特許・商標関連の内容。以前サラリーマン時代に、特許推進係もやっていた時期があり少しだけかじっています。特許の目的は大きく2つ(得に1つ目がメインと認識してます)(1)新規技術の独占を許さず、広く人類の役にたつように 技術内容の公開を促す(2)とはいえ、いきなりそれやったんじゃ、だれも新規技術の開発に インセンティブが働かないので、30年なりの特許期間を設けて その独占権を確立して、新規技術の開発を促す(と同時に新規技術の 申し出も出させやすくする)というものです。本日の記事は、iPS細胞研究(京都大学・山中先生の研究)に絡んで、日本の医療技術が特許の対象となっていない事実(日本医師会が、そんなことをすれば医療技術の独占が生じると圧力)、そのことにより、医療技術特許を認めている米国との間で、著しい技術開発に対する作業環境の格差が生まれている(米国では特許が取れる=インセンティブが働くので、安心して投資が出来、そのことによって優秀な人材を高額報酬でスカウトも可能)ということが報じられています。日本では「医療技術分野では特許が取れない」ということは恥ずかしながら始めて知りました。大変勉強になりました。しかし、、もし上記のようなことであるならば、日本医師会というのは根本的に特許の仕組みや意図を理解していませんし、そして今の医療技術というのは、世界レベルでグローバルに開発が進展しており、技術交流も頻繁なんでしょうから、特許出願せずに自国のみで技術を秘匿※というのも難しい世の中であろうということを想像すれば、はっきりいって時代に取り残される考え方であろうと思います。 ※日本のメーカーなんかでは、特許の目的(1)が自社にとって 不利な戦略なため、あえて特許出願せずに、技術や製造方法を 秘匿、という道を選んでいるものも多数ありますこのような時代錯誤的認識を改める必要がありそうです。日本人は、技術開発にかけては優秀であり、「強いもの」だと思いますが、「変化に対応する」は一部ものすごく硬直化している部分があります。何度も引用していますがダーウィンの言葉。「強いものも、弱いものも生き残らない。生き残るのは変化に対応できたものだけだ」日本の医療技術が世界に冠たるものとしての地位が獲得でき、生き残っていけるよう、祈ります。#このコラム記事、今日からシリーズが始まったようですね。楽しみに読もうと思っています(^o^)
July 6, 2008
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前も同じようなタイトルで書きましたが、日中ガス田共同開発の報を受けてその思いが強まります。お互いの国境問題(経済水域問題)は棚上げにして、経済合理性にもとづいて決めようという今回の決着は、あっぱれでした。日中両政府を評価したいと思います。しかし、中国も変わりました。少なくとも昔のような貧乏国なら、今回のような決定はありえなかったと思いますし、江沢民の時代のような反日時代では考えられなかったと思います。特に、政治体制は共産党ではありますが、経済的合理性を軸に考えていますのでそこのパラダイムシフトがもはや確実に起こっていることの顕れだと思います。(もちろんすでに、共産主義ではないことはここ数年の動きを見てそうなのですが)今後もうまくこの話しが進展し、新たなガス田が発見されたりするといいと思います。我々投資家はこのような世界の流れや変化についていくこと、それが大事だと思います。
June 19, 2008
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だそうですね。また日本政府は要らないもの(ドル)を買わされるはめにならなければいいのですが。つまり、日本円も弱いというのに隠れてきたので日本人は実感がわかないのかもしれませんが、実質実効為替レート(簡単にいうと主要国通貨の平均値から割り出される通貨の価値+物価上昇率を加味)では、ドルはここ数年下落の一途なわけです。(そして多分今の状況だとまだまだ下落していきそう。通貨発行量を増やしているのだから、そうなるのは理の当然)ですから、日本がドル買いをするというのは、せっかく汗水たらして働いて稼いだお金をドブに捨てていると同じ行為だという風にいえると思います。(そのまま円のままで持ってるのも、ドブに捨ててるのと同じだったりするかもしれないわけなんですが(^^;)ドブに捨てるというのは、100円で買えていたものが5年後には同じ金額で少ししか買えなくなるという意味です。もうそろそろ米国追従型の国際政治はやめて、ゆがんだ形でなく国益に沿った資金の使い方を考えて欲しいところです。まあ、日本政府もそんなことはしないと思いますが。いまや米国だけが日本企業の客なのではなくて、世界中が顧客なのですから。それと、本当にインフレを止めたいなら、ドルの輪転機を回すことを止めなさい、と言ったほうがいいのではないかと思います。もうちょっとだけ時間稼ぎをする必要はあるかもしれませんが。
June 14, 2008
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も辞さず、ということですか、これを受け米ドルが買われていますね。さてどうなりますか。史上かつて為替介入をやって成功したのはミスター円こと榊原英資氏のみというのが歴史が教えるところです。(そして、榊原氏がやったのは、自国通貨売り介入であり、自国通貨買いではないですね。一般的に自国売りは成功しやすく、自国買いは難しい。なぜなら、自国通貨売りの場合は輪転機を回して自国通貨をじゃんじゃん刷ることにより、無限に弾を打ち続けることができますが、自国通貨買いの場合は、外貨準備を取り崩してそのお金で自国通貨を買い支えることになるので、いずれ弾は尽きる。)その昔、ポンドを買い支えようとしてソロスに敗れたイングランド銀行の例など、実態経済の流れとは逆行する政策は成り立たないのが世の常ですね。米国はもう少し手ごわいかもしれませんので、どうなるかはよくわかりませんのでそっと見守る、ということになりそうです。(手持ちに米ドル資産はありませんので、、(^^;といって新規に売る気も起こらない(^^;)ジムロジャーズは少し前から、ここ数ヶ月~半年の間、米ドルは反発する、反発したら、それは米ドル資産を売却して逃げる良いチャンスだといってましたね。今のこの状況を見通していたのかどうかは分かりませんが、一応そのとおりに動いています。恐るべしジムロジャーズ。僕自身は、ジムロジャーズの見方に一票。なぜなら米国は今、外貨を稼ぐ力を失っている(一部の企業を除いて)、と思うからです。
June 11, 2008
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原油市場が大暴騰で、140ドル近くですか。各ブログでも大激論になっていますし、日経も土日の記事はドル危機と石油爆騰で持ちきり。はっきり言って、巻き込まれたくないですねぇ。実態よりも、先々のドルに対する不信感とか、インフレ感とかで煽られて参入している資金によるところが多いんじゃないでしょうか。そういうのは、潮が引きはじめると、恐ろしく早く引いていくもののような気がします。ですからロングで入るにしても、いつも崩れを気にしながらヒヤヒヤしながらになりそうです。そしてショートを振るにしても、まだまだ踏まれる(相場はいつも行き過ぎる)てギリギリギリと絞り上げられるかもしれないわけで、おちついて相場見ることは不可能でしょう。ここから原油相場に入るのは、ちょっとしんどいんじゃないでしょうか。(個人的には150ドルを抜いたあたりで、どういうことが起こるのかな?なんて思っています)それよりは、代替エネルギー関連の調査をするとか、今激落ちしているベトナム市場、まだまだ落ちるかもしれませんが、そろそろこの辺を調べ始めるとかのほうが先を見据えた行動になりそうな気もします(^o^)(ベトナムが崩壊しないとも限らないので、今すぐ買うというわけではないですが)
June 8, 2008
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昨日の日経で、郵便事業会社が今後、すべての配送車を電気自動車にチェンジしていくのだそうですね。現在の原油高騰が高止まりを見せるようならば、ますます脱・石油社会へ向けてのインセンティブが高まる一方な気がします。先のことはもちろんわからないですが、そのようにして脱・石油が進んだとき何が起こるかというと、おそらく産油各国は、高値のうちに石油を売ってしまおうと増産に走るはずで、そうなると一気に値崩れするかも、、と考えています。ただ、今言われているような、Co2の排出が地球温暖化に結びついているというのは眉唾ものの議論だと思っています。(今や当たり前のように扱われていますが、以前も書きましたように、そうではないと唱える学者のほうが多い。勝手に地球は温暖化と寒冷化を繰り返しており、今は温暖化局面というだけであり、人類が二酸化炭素をだそうが出すまいがあんまり関係ない)まあ、そういうこと(低炭素社会)を軸に、世界が動くのは日本の国益にマッチしますから、別にいいのですが。(笑)低炭素社会は、そういうわけでどうなるかわからないと思っていますが、脱・石油社会はかなり高い確率でその方向に世界は変わっていくと考えます。投資もそういうことをベースに何が確率が高くて、何が安全かを考えながらやります。
June 3, 2008
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中止ですか、自衛隊機派遣。なんでも中国国内で、反対意見のインターネット書きこみ急増で中国政府の方針転換だそうで(^^;江沢民世代の仕業なのでしょうね。このような心無い反日教育世代のせいで、四川の人たちが受けられたはずの国際協力が迅速に受けられないのだとすれば大変遺憾なことですね。お互い、今後ウィンウィンの関係を築いていく、ということにブレーキをかけようとする人たち(中国も日本も)は、何を自分がやっているのか?ということをよく考えて欲しいと思います。(特に深い意味は考えてないように思えます。感情的なことが基点にしかなっていないような(笑))
May 30, 2008
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自衛隊機が中国へ派遣ですね。江沢民の時代では考えられなかった事が起こっていますね。時代はドンドン移り変わっていきます。これからの時代、日中が手を携えていく、ということは大変よいことだと思います。韓国も李明博大統領が出てきて、過去にとらわれない未来志向の国家関係を進めていきそうですし、アジアにとってはとてもよい時代が始まろうとしているように思います。強いものも弱いものも生き残らない、生き残るのは変化に対応できるものだけ、ということで、流れについていこうと思います。
May 29, 2008
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日本も含めて、長期金利があがってきているそうですね。現在世界的に、ドル・ユーロ・日本円(特にドル)が刷られ捲ってるわけですから、結局そういうことになるわけですね。つまり、今手に持っている紙幣というのは毎日ドンドン世界中に大量にばら撒かれることにより日々減価しているわけです。(つまり裏返して言えば商品その他の実物資産が値上がりしているように見える)その日々の減価を補おうとすれば、キャッシュのまま持っていてもらおうとすれば勢い金利を上げるしかないわけで、そのような流れを見越して市場では手持ちの固定金利の債券を売り(少し前の金利の低い債券は価値が低い)、市場金利である長期金利が上昇する、というわけですね。原油市場については、需給面における価格上昇分と、この部分とを分けてみることは出来ないわけですが少なくとも世界中の投資家の動きとしては、価値が下がっていくと見られるものから、価値があるものへの移動(下がるものを売り、上がるものを買う)が起こるわけで、今のところそのとおりの動きになっているというわけです。といってこの流れがそのまま続くのか、それとも反転するのかはまた難しい話題になると思います。長期と目先の動きに分けて考える必要もあるでしょう。(1)ドルを刷り捲る行為が止まるのがいつか(2)原油の供給量が増すのがいつか(増すことがあるかどうか)(3)需要が減退することがあるのかどうか (これは代替エネルギーがいつくらいに出てくるのか)といったようなことを原油市場では考えないといけないわけでしょう。どれか一つ流れが読めれば、ドミノ倒し的にその他のことについても見通しが利くのでしょうが、なかなかそうも簡単に見通せるものでもないなというのが正直なところです。
May 24, 2008
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ジムロジャーズはそうなる、といってますが、起こり始めているのでしょうか、ドルキャリートレード。(低金利なドルを借りて、他通貨建ての資産で運用)ドル円と高金利通貨(例:豪ドル円)が逆相関して為替が動いているように思いますここ2・3日。(クロス円ペアはドルが間に入ってる関係上、大体連動して動くのが普通なんで、あんまり逆に動くのは見たことがないような。なおオージー/ドルの日足チャートはこのところずっときれいに右肩上がり。)為替のほうはこの状況のウォッチならびに、日本がいつ利上げに転じるか?に注目したいと思います。円の方向性は6:4くらいで最終的に円安か?と現時点で考えていますが、(ある程度悲観的、でもめちゃめちゃ悲観的でもない、です。とにかく外貨を稼ぐ能力は高い、この国は)利上げが少しでもされるような流れになると一時的に買われて高くなる場面もあるのではないか、、と思っています。そのような時に高金利通貨なり、中国株なり仕込めるようにしておかなくてはと思っています。(現在の外貨建て資産を円に戻すことは考えてませんが)
May 17, 2008
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少し遅いですが、先日のWBSでバークシャー株主総会がリポートされていて足立アナウンサーがインタビューしてましたが、「アジアには注目している」といってましたね。(別の情報では中国・インドには強気とのコメントあったとか。株主総会で)ジムロジャーズは「バフェットがペトロチャイナを売ったのは間違いをしましたね」と発言していますし、やはり大きな流れは中国でいいと思います。(四川省の地震も株式市場にはまったく影響がなく、こういう事件の扱われ方でも 市場のセンチメントがどうなってるかは明白でしょう。)前に、Q先生への最初の質問で「お金の大きな流れを見なさい」といわれましたという話を書きましたが、大局観としての大きな流れは米国⇒中国への資本移動が起こると見ます。(大物投資家が続々そういうことを言い出すということはそれに伴って動く人たちも多いと思います。)ドル売り⇒中国元買い、米株、米国債売り⇒中国株買い です。もちろん、中国その他新興国がこれから繁栄すると読めばもちろん資源・穀物も買いでいいんでしょう。だから、資源国通貨も買い持ちでOKだと思っています。前からもちろんそう思って投資戦略を持ってますが、あらためて再確認ということです。
May 15, 2008
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米国が減速なので、中国も不景気になる、という人もいまだにいますが、そんな風に全く思いません。・人間というのは、一度上げた生活レベルは下げたくないもの。 そして隣人がよいものを買えば、自分も欲しくなるもの。 そのためにはとにかく努力する。・中国人は、やる気さえあれば勤勉であり抜け目無く優秀である。ということで、少々のことではへこたれないで、いくとこまで行くでしょう。もし崩れるとすると、行ききった先のことになりますが、まだそこまで到達したとも全く思いません。北京オリンピックなんて、まったく序の口でしょう。
May 9, 2008
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バーナンキ議長の議会証言で、今後のドル金利の利下げは示唆しなかったことでドルがやや反発。ドルは金利が下がらなくなったら目先下げ止まると思ってましたが、そういう展開に今のところなっています。(という認識の仕方をしています、僕は)日本はゼロ金利を長らく続けたわけですけど(今でも実質そうですが)、それはデフレになっていたのでそうなりました。なぜデフレなったかというと、中国が世界にデフレを輸出したのと、日本人の消費性向および企業努力や国民性によってそうなりました。一方米国は、どうも同じ展開になるのかどうかというと、その辺の状況は全く異なります。ということを考えるとここから大きく金利が下がるかというと「?」というところですね。とはいえ今月末あたりに金融機関の1Q業績が出て、またまた大きな損失発覚→緊急利下げがあるかも(金利のオーバーシュート)しれませんし、大変読みにくい状況だなと思います。ですからこの辺の思惑にとらわれないでしっかりとした歩みを持つものに投資しておくのが今は正解かと思っています。・・・利下げがなくなったらドル下げ止まり、はやや短期的な見方でそう思っています。長期的には、米国の世界的な威信低下に伴い※ドル需要が減り、ドルの価値は下がっていくものと考えています。※すでに日本のメーカーなど、米国への輸出を減らしてアジア向けを増やすなど世界経済が米国消費におんぶにだっこという構図では生き残れない、という認識で皆が動き始めていると思います。また、米国の製造業は日本のような強さはないので、ドルが安くなったからといって世界中が米国の製品を買うのか?というとそうなのだろうか?と思っています。(彼らは別のもの輸出はじめるかもしれませんけど(^^;)今、米国製造業で世界的に強いのは製薬、日用品(P&G、J&J)、飲料(コカコーラ)というところかと思いますが、これらはドル安だから世界中の需要が増えるわけではないものです。(ドルベースでの彼らの財務諸表は良くなるでしょうけど。だから彼らの株価は上がると思いますが、それはドルベースで上がるわけなので、ドル下落のスピード以上に値上がりすると思うのであれば買い、ということになるのでしょう。)
April 3, 2008
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あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。今年もがんばりましょう。(^o^)/さて、新春ということですので、今年の(特に前半の)経済の状況について想像してみます。(ちょっと長いですがお付き合いください(^^;)・・・・世界経済ですけど、まずは米国経済の減速、これは巷間でも言われていますがやはりそういう流れなんだろうなあと想像しています。住宅不況から、消費不況へ広がってくる。あそこの国はみんなクレジットカードやらなにやらとにかく借金して買い物しますが、借金しにくくなる状況なわけですから、消費不況。そして、それが波及して国内企業の業績悪化→首切りから失業率アップ→利下げ。のサイクルに入る。まだまだ米国は利下げが続く・・ということになるだろうと思っています。為替は利下げサイクルに少し遅れてドル安が進行。(大体、長期的に見ると米国金利が高いとドルは高いが利下げフェーズに入るとドルは弱いことが多い)少し話しがそれますが、イギリスも今利下げフェーズに入りましたので、現状そうなっているようにポンドが安くなっていくかもしれません。(よくわかりません(^^;英国も住宅市況がひどいことになってる=不動産バブルがはじけてる)ユーロも利下げフェーズに入るのではないかと想像しています。ですからユーロも一旦天井打つかも知れないと思っています。ですから、為替に関しては、今年は昨年同様、豪ドル・南アランドを中心に考えたいと思っています。(金以外の資源・商品価格は、落ち着く、という線で考えてますが、べらぼうに安くはならないと考えます。原油はある程度下がると思う。)・・・というわけで米国の景気悪化を基点にして、やや世界経済は軟調に推移、、と思っています。中国経済は内需中心に好調を維持すると思いますが、世界全体経済に与えるインパクトという点では、米国のスローダウンをカバーするほどにはならないだろうと思っています。というような流れから、金以外の資源価格は落ち着いた推移になるのではないでしょうか。特に原油については、一気に下げたりしないでしょうが、ある程度は下がるのではないかと想像しています。金価格については、ドルが下がりますから、相対的に金の価値は保たれると思いますので、どれくらい上がるかとかはわからないですが、他の商品に比べて堅調に推移するのではないでしょうか。(この辺も南ア・ランドがいいと思う理由)・・・中国経済は先ほども少し触れましたが、内需中心経済となり、好調を維持すると思います。米国の経済減速に伴い輸出は若干落ち込むかもしれませんが、内需経済がそれを補う形かと想像します。(輸出の落ち込みと貿易黒字の減少は、もし起これば今の中国にとっては願ったり適ったりの展開ではないでしょうか)ただし、そのようなことで貿易による外貨準備高上昇のペースが鈍化するのですが、米国↓世界↓の中、比較的安全で堅調と思われる中国に世界中の投資・投機資金が集中してきて、投資収支は一気に大幅に黒字。そういう形で中国に過剰流動性が創出されて、バブル発生のシナリオはあり得ると思っています。中国株に関しては、このような状況(内需経済の爆発、バブルの発生?)を踏まえて、不動産、消費関連、建設セクターがねらい目なのではないかと思っています。(輸出中心の企業の株は避けて通りたい。あと昨年気を吐いた素材・資源株は一休みか?)これらのセクターで株を買っておけば特にバブルが発生しても、発生しなくても、そこそこのリターンが出るのではないかと思っています。・・・日本についてですが、社会情勢としてはさらにひどい状態になっていくかもしれないと想像します。世界経済の減速とともに、企業業績の悪化や、財政難やバラマキ行政の復活から更なる増税、や社会不安から、デフレ状態への逆戻り、という線かと・・。基本的には、金利は米国利下げの中上げることはできませんし、デフレ懸念の中上げることもできませんので、金利は低金利で推移すると思います。若干心配なのは、小渕政権のとき大量に発行された国債の大量償還が今年来ますから、これの借り換えがうまくいくか?行かなければ国債暴落→長期金利爆騰、というシナリオ。この辺頭に入れながら、基本的には低金利を活かした投資の仕方がいいのではないでしょうか?高金利通貨への円キャリートレードや、銀行融資によるレバレッジを効かせた不動産投資、など。(日本の先行きの長期が見えないので、不動産は少し僕には難しい)日本株については、内需関連は今年も引き続きダメと思っています。(デフレ再燃懸念のため)ただし、ちょうど今食品の価格は値上げがしやすい社会情勢となっていると思いますので上記までの世界経済シナリオ(資源価格が落ち着く)であれば、食品メーカーなどは堅調になるかもしれないと思っています。しかし、基本線は輸出企業、それも対米依存度の低い銘柄への投資が比較的安全と思っています。これらの優良で好業績な会社も今の株価はだいぶ割安になっているとの認識です。ただし、日本株の投資比率はあまり上げられないのが正直なところです。それなら中国株や、高金利通貨の為替FXのほうに資金を振り向けたほうがよいと感じています。・・・大体、年初としてはこのような感想です。世界経済の状況は刻一刻と変わっていきますから、自分の考えも、少しずつ軌道修正しながらやることになると思いますが、まずは中国株へ投資を集中、で始めていてよい、という気がします。中国株は今調整中ですが、1月末~2月にかけて、2007年第4クオーターの業績が速報値がでてきますので、好業績が予想される銘柄で、今下げて割安になってる銘柄に関してはその辺から動きだすのではないかと考えています。
January 2, 2008
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昨日、ある投資家さんの集まりがあり参加してきたのですが、1テーブルで”金価格”はどれくらい上がるか?ということを通貨問題と一緒に語っていたのに加えていただいて、頭がまとまっていなかったのと、時間切れで話し切れなかったので、このテーマ面白いですしちょっと頭の中を整理してみたいと思います。現在、長年のブッシュ政権の赤字垂れ流し政策や住宅バブル崩壊→サブプライム問題での景気減速・クレジットクランチ対応のための米国の通貨供給量上昇に伴って、米ドルへの信任が揺らいでおり、世界的なドル安傾向とそれにともなう金価格の上昇、あるいは原油や商品相場の高騰という局面ですね。ということで、このような通貨の信任が薄らいできたときや危機的状況のときは昔の金本位制を想起させて、やはり金(ゴールド)ということで金は買われてるわけですね。(もちろん、金の決済通貨のドル安は、すなわちドルベースでの金価格を自動的に上昇させているという側面強いですが・・)Q先生は、今後の通貨については、ドル圏、ユーロ圏、中国始めとするアジア圏の通貨三国志のような時代になっていくのじゃないだろうかとおっしゃっていますね。現在は原油などの決済通貨が米ドルであり、米ドルはそのような世界の基軸通貨として君臨し、極端に言うと世界全体の通貨供給量は、米国が牛耳ってきたわけですが、今すでに原油の決済を一部ユーロで行ったりと、そのような一極体制が崩れつつあります。そして、それが高じてQ先生がいうような”三国志”体制になったとき、米ドルは米国通貨圏だけのローカル通貨となり、原油などの重要物資も、米ドル・ユーロ・中国元でそれぞれのレートで決済・交換できるようになるのかもしれません。そうなると、米ドルを無限に増刷すると、他の2極すなわちユーロ・元に対して米ドルは暴落してしまいますから、結局米ドルでは他の経済圏からモノが買えなくなります。ですから米国もむやみに米ドルを刷ることをやめざるを得ない状態となり、どこかでうまく均衡するのではないでしょうか。現在のような、米国の経済のみに配慮したむやみな米ドル増刷を食い止めるために、シバリとして金本位制が復活するのではないか?という意見もありますが、僕はその意見には与しません。なぜなら金本位制になると、どのような交換レートであっても、結局は世界経済の規模は世界に存在する金の総量に制限されてしまい、それは20世紀初頭に人類が経験した世界デフレから恐慌で苦しんだ時代への逆行となるので、さすがに人類はそんなことはしないだろうと思っています。やはりQ先生がいうような3極体制で、どこかが無茶すると必ずゆり戻しがきて、世界のバランスが自動的に取られるようなシステムに世界経済が進む、というのがとても現実的にあり得る話だと思います。(うまく三すくみ状態に落ち着く)第二次大戦後、金本位制のこのような問題を乗り越えるために、ジョン・メイナード・ケインズが提唱したような世界の通貨供給量をコントロールするような世界中央銀行の創設と、世界共通通貨バンコール、みたいな話よりはよっぽど実現性があるのではないでしょうか。(世界中央銀行が出来たとして、総裁は誰がなるのか?アメリカ人か、ヨーロッパ人か中国人か?ユダヤ人か?華僑か?といったようなことで話は決まらないと思うし、出来たとしても、現在ユーロが抱えているような問題=ドイツは好景気だが、フランスは不景気、というような状況のときのユーロの金利などの舵取りはどうするのか?みたいな話が世界レベルで台頭し、大変難しいシステムだと思う。)となるとやはり、、Q先生はすごいなあ・・と思うわけですね。このとおりことが進み、3極体制がはっきりしてきて、バランスして機能してきたら、おそらく金価格も落ち着くのではないでしょうか。僕は1オンス1000ドルはわからない(ありえるかも)と思いますが、2000、3000とか5000はちょっと飛躍しすぎているような気がします。(ドルがそこまで減価する前にはなんとかなるのでは?と思ってたりする※)※ドルが世界通貨からローカル通貨へ後退する局面で、現在ドルは世界中に多すぎますから、大幅な切り下げやデノミがあったりして(^^;ジムロジャーズはそういうの見越して売ったのかな?ドルを。・・・というような話は、単なる想像ですし、「相場」を読むのと同様に当たるも八卦、当たらぬも八卦、の域をでませんから、このような考えをベースに投資行動を決めるようなことはしないつもりです。それは「相場をやる」になってしまいます。(^^;ただ単なる与太話として聞いておいてください。(笑)
October 28, 2007
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