Monkung Factory for ThinkPad

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TPとの出会い(tp330cs)

運命のThinkPadとの出会い(その2)

 運命のThinkPadとの出会い。それは、友達からWindowsをインストールできないかと頼まれた99年2月のことである。96年にNECと決別して以来、パーツ単位で交換が可能で自由度が非常に高いDOS/V自作へと傾斜していた私だが、ノートパソコンについては、パーツ交換が難しく、アップグレードほとんど不可能なことから、まったく眼中になかった、というのが正しい。

 それまで私が所持していたノートパソコンは、NEC PC-9801NS/R。白黒液晶に、4mbのメモリ、hddは120mbを実装していた。メモリやhddの換装はまだしも、640x400といった日本標準のスペックを持ったこのノートパソコンは、win95の標準スペックから取り残された。win3.1で動かさざるを得なかった。

ThinkPad330CS(5523-JJW)

 預かったノートパソコンThinkPad 330CS(5523-JJW)は、cpuは486SLC/50、メモリ12mb、hdd540mb、VGA(640x480)、256色カラー表示といったスペックだった。win95インストールの標準スペック(最低動作環境)をクリアしていたのだ。古いマシンながらwin95がインストール可能ということは、私には衝撃的だった。
 NECのノートではあきらめざるを得なかったからだ。この時改めて「世界標準」が何たるかを実感した。「世界標準」それは、世界どこでも通用する規格。一つのメーカーがお家の都合で勝手に変えることのできない「保障」でもある。「日本標準」であるPC-98が、NECの都合で仕様変更したのと大違いである。

 TP330CSへのwin95のインストールは、インターリンクと呼ばれる方法を用いて行った。CD-ROMがないマシンへのwindowsのインストールは、当時の私にはかなりハードルが高かったが、PC-98時代のdosの知識が役に立ったのはうれしいことだ。

Nov. 2004 by Monkung Factory


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