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風邪でもないのに微熱が続いているのです。
「微熱少年」なら絵になるものを、「微熱おっさん」ではさすがに煮ても焼いても食えないのです。
トムとジェリーが喧嘩を始めてから、「なぜにトムとジェリーは仲良くできないのだろう」と考え始めたのが運の尽き。
一つのチーズを分け合うには、チーズが小さすぎるのか・・・はたまた・・・。
トムとジェリーが仲良くなれば世界はもっと平和なのだ。
そんなことは、トムもジェリーもよく分かっていて、それでもトムとジェリーは追いかけっこをする事を止められない。
僕が何かを言ったにしても「余計なお世話だ!」と噛みつかれるのがオチだから。
きっと問題は、彼ら自身がそれをよく知っていることなのだ。
それでも彼らは止まらないし、止めるつもりもない。
抱きしめ合うスヌーピーとウッドストックを横目で見ながら、彼らの追いかけっこは永遠に続くのだ。
やれやれ・・・・。
そして、僕のおっさんの微熱も一向に下がる気配もない。
そんな微熱にはベタな一枚が特効薬。
あぁ・・・顔は男の履歴書です!!!!
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」
まぁ、ベタっていったら、これほどベタなアルバムもないのだけれど、やっぱり格好いいのです。
アート・ブレイキーのドラム馬鹿一代!みたいな潔さにしびれるのです。
んで、僕のかなりのジャズヒーロー!リー・モーガンのペットが冴えまくってる。
やっぱりスターだね!フレーズも音の発色もずば抜けてるし、それを温かく見守る風味のベニー・ゴルソンのテナーも決まってる。
ボビー・ティモンズのゴスペルみたいなファンキーなピアノもアート・ブレイキーのドラムに良く合っていて、ジミー・メリットのベースと共に力強く底を押し上げる。
ベタ過ぎるくらい有名な曲なので、そして、各自のアドリブも分かりやすいので(しかも格好いい!!)、ジャズを聞き慣れない人でも楽しめること間違いなしです。
それにしても、「ドラム・サンダー・組曲」なんか聴くとホントに「ドラム馬鹿!ここにあり!!」みたいな感じで嬉しくなってくる。
んで、トリは「Come Rain Or Come Shine」日本語タイトルは「降っても晴れても」
なんだ、そうだ!人生も「降っても晴れても」だよ!!
「気にすんな!坊主!!」と、アート・ブレイキーに肩を叩かれた夜なのでした。